1  |  2  |  3  |  4  |  5    次>    最後>>

着衣着火

テーマ:よもやま話
昨日のじゃこちんさんのブログ「焼きじゃこちん」を読んで、ホントにあるんだなあと思いました、カチカチ山。

それで思い出した、先日参加した全国市町村教育委員会研修会での関西学院大学の室崎先生の話。「皆さん、着衣着火って知ってますか?」て聞かれた。

「ちゃくいちゃっか」?まあ、着ている服に火がつくことだろうとは推測できましたけど、そうかカチカチ山は「着衣着火」って言うんか。放っておけば火だるまになって焼死になりかねず、実際年間何人かの方がこれが原因でお亡くなりになっているそうです。

じゃこちんさんの場合は、ポリエステルのカーディガンをお召しで「あっという間に袖口から背中にまわり、あわててカーディガンを脱いで床にふんずけて火を消した」と書かれておりました。良かったですね、大事に至らなくて。

ではもし、皆さんが、自分自身の衣服に火がついて燃え上がるなんてことになったらどうなさいます?脱ぐにも脱げないくらい燃え上がったら。近くに水があれば、とりあえずそれをぶっかけますよね。でも近くに水が無ければどうする?

そんなこと考えたことありませんでしたね。さあ、どうする?それでも、とにかく服を脱ごうとするかなぁ。でも他のところに燃え移るかも知れないし、だいいち火は消えませんわな。

私自身は、うわ~って走り回るだろうなぁ、と上記研修会の時考えておりましたら、室崎先生、人の心を読んだように、「走り回るのは最悪ですよ。空気に晒されてますます燃え上がる。」と。

アメリカでは、着衣着火の対処法を学校教育で犬の毛に火を付けた漫画を使って子どもに教え、子どもから親に出題させて親にも理解させているようです。さて、犬はどうするんでしょうね?

体を床にこすりつける、が正解のようです。じゃこちんさん以外にも着衣着火の経験者が結構いらっしゃるようでしたけど、「走らずに床にこすりつける」です。そう言ってっても、いざとなると私はやっぱり走れメロメロスかもな。

兼ねて

テーマ:言葉・漢字
昨日の滋賀夕刊、「嘉田知事新党結成」の記事の中に、知事は今度の総選挙で原発の是非が問われるべきだと兼ねてから指摘していた、と書かれておりました。

いや、政治関連のことは立場上あんまり云々してはいかんそうですので言いませんけど、そんなことより気になったのは「兼ねてから」と書かれていたこと。あれ~、「かねて」ってこんな字書くんでしったけ?

調べてみたら、書くんですねぇ、これが。「兼ねる」って、「役を兼ねる」とかいう風に「二つ以上の働き、役割を併せ持つ」という意味しかパッと出てこないので、「前もって、あらかじめ」という意味でこの字を使われると大変違和感を感じます。

あ、そうそう、「気がねする」と言いますけど、あれも「気兼ねする」と書くんですね。まあ、この場合は自分だけでなく相手の気持ちも兼ねて遠慮する、と考えればわからんでもないですわな。

でもね、昔の辞書には「前もって」という意味で「兼ねて」という字は載っていないんですよ。じゃあ、どう書くのか。そう例のあれですよ。「よめ」としか読めない「予め」の「予」。あれは、なんと読むか覚えてますか?

やっぱり「かねて」は「予て」と書くのが意味的にもピンと来ますね。ところで「予」という字は「丸い輪をずらせて向こうへ押しやる」という意味なんだそうです。◯⇒◯を縦書きしたみたいな。

正字体は「豫」で予の隣に動物の「象」がおります。象はのんびりしたものの代表ですから、この字は「のんびりとゆとりをもつこと」を意味するんだそうです。ゆとりを持つことと、「かねて」や「あらかじめ」の意味合いは矛盾しませんね。

「兼」は「二本の禾(イネ)を手で一緒にあわせ持つ」というのが字義だそうで、「前もって」という意味は元々この字にはなく、日本に来てから付けられたいわば当て字のようです。「~し兼ねない」ってのも当て字。

「兼ねてより」考えていたことかどうか知りませんけど、「気兼ねなく」知事と党首を「兼ねる」ことなんかできるんでしょうか?まあ、こんな時代ですから、「し兼ねない」んでしょうね。


 

オール電化の味

テーマ:まちづくり
昨日は、教育委員会の園訪問で、にしあざい認定こども園とよご認定子ども園を訪問してまいりました。にしあざいの方は旧来の「きらら園」という名称が愛称として使われておりましたが、行政的に「地名+認定こども園」なる無粋な名称を使用し続けるのはどうなんでしょう?という指摘をさせていただきました。

さて、二園訪問後に木之本町黒田にある「木之本町・余呉町学校給食センター」へ赴きまして、給食の試食をさせていただきました。もちろん、実費の210円をお支払いして。

ここは平成13年に木之本町と余呉町の共同出資で作られた「オール電化」の学校給食施設。原発事故後、ちょっと風向きが変わって参りましたが、「環境にやさしい施設」であり、燃焼がないので室温・湿度管理が容易、水蒸気発生、油の飛散がないのでドライキッチンが可能というのが売り。

あ、写真撮り忘れましたが、昨日のメニューは大根、竹輪、鶏肉の味噌煮、さわらの照り焼き、野菜サラダ、それにごはんと牛乳。「木之本のセンターの給食は美味しいと評判なんです」というお言葉の通り、大根も甘くて味加減も良く、何といってもごはんが新米。家で食べる古米よりはるかにうまいやん。これで210円は安いでしょう。

地産地消ということで、地元の野菜も利用されているようですが、ブロッコリーや葉物野菜を使用する日に合わせて適切に栽培していただくのがなかなか難しいとのことでした。

食用油はローリーで運ばれて来てタンクで管理されるようですが、使用量の調節や揚げ物の種類にも苦心されるようです。油屋らしく「何油をお使いですか?」と伺いますと「菜種油(キャノーラ油)」とのことでした。元々は大豆白絞油を使用されていたそうですが、大豆アレルギーを考慮してとのこと。

そうそう、冒頭当施設の紹介ビデオを見せていただいたのですが、これってどう見てもオール電化の利点をことさらに強調した関西電力の宣伝臭たっぷり。登場者の会話も台本棒読みっぽい。
パンフレットもこの通り
丹生ダムや金居原発電所計画の関係で、結構お金が流れてたんでしょうねぇ、と下衆の勘繰り...。



カッパは帽子

テーマ:言葉・漢字
先日、「カッパ指南」っていうタイトルで書きましたでしょ。そしたら、minoriさんがお酒屋さんや油屋さんでは(瓶の上の被せのことを)「かっぱ」っていうんですね、と。いや、私としてはゆうこりんさんがそういう言い方をされていたので、真似ただけだったんです。

ゆうこりんさんは、「あれ、カッパって標準語じゃなかったの?(笑)」と。そりゃ違いますやろ。ちなみに「カッパ巻き」と聞けば普通はお寿司のきゅうり巻きを思い浮かべますよね。あれは河童の好物が「キュウリ」だからというのが語源だそうです。

でね、瓶にかぶせる帽子を「カッパ」というのも、見た目が河童の頭みたいだからだろうと、私自身は推測しておったわけです。ところが、どうやら違ったようでございます。「外国語と文書作成&翻訳の情報源」というサイトにその真相が...。

雨が降ると着る「カッパ」、あれは安土桃山時代に日本に来たポルトガル人が着ていた外套(capa)を真似して出来たものだそうで、それがそのまま日本語のカッパになったとのこと。

この「capa」はラテン語の「caput(頭)」から派生した言葉で、フランス語では「chape(上着)」→「chapeau(シャッポ、帽子)になり、英語では「cape(ケイプ、肩マント)」、「cap(キャップ、帽子)」がこれに当たるというわけ。

「caput」はもともと「頭」という意味だったことから、「頭」を連想させる多くの単語へと派生したんですね。で、ビンなどにかぶせるフタの 「cap」、部族で一番偉い人の「captain」、首都の「capital」等々。

そうそう、私は最初、ていうか今でもそうなんですけど、瓶にかぶせる帽子は「キャップ」って呼んでたんですよ。でも、中栓だって「キャップ」だし考えてみると紛らわしい。

試しにGoogle翻訳で、ポルトガル語の「capa(カッパ)」を日本語訳してみたら、「カバー」と出てきた。なるほど、なるほど、そんな感じですやん。さすが創業470年を誇る山路酒造さん。用語も安土桃山時代からの伝統でしょうか。

染めチャイナ

テーマ:よもやま話
11/20の日経新聞「旬の人時の人」で「ポスト習近平の筆頭格」として紹介されていた
この人胡春華さん49歳
現在、内モンゴル自治区のトップを務めているそうですが、今月15日に中国共産党のトップ25にあたる政治局員に昇格し、10年後の総書記の最有力候補に躍り出た、とあります。

いや別に中国の政治に興味があるわけではないんですよ、特に。さて記事の中で「頭髪に交じる白髪が目を引く」と紹介されておりましたが、まあ49歳ですもんね、白髪があっても不思議ではありません。

ところが、胡春華さんより年配の指導部の面々をご覧あそばせ

不思議だと思いませんか?50代の習近平や李克強はもとより70代の胡錦濤や温家宝も髪の毛が黒くてふさふさですよね。

実は、上記記事で白髪のことがとりたてて書かれていたのは、「中国では『白髪=引退』のイメージが強く、現役指導者は普通、頭髪を黒々と染める」からなんだそうです。なるほど、そうだったのかぁ。彼らはみんな染めてるんかぁ。

この件に関するネット記事によれば、2007年に中国の指導部の髪の毛が黒いのに気づいた米ウォール・ストリート・ジャーナル紙では次のように分析されていたようです。

・政治の指導者らはテレビに映るので、健康そうに見られる必要があるのではないか
・中国では若さが非常に大きなアピール要素となる。中国社会では6割が40歳未満であり、黒髪は若さの象徴としてもてはやされるらしい
・日本やインドでも髪を染める男性はいるが、中国ほど白髪を嫌がる国はない

さらに、一般の中国男性でも頭髪の健康を保つため、肝臓や腎臓に良い薬草の処方を受けているんだそうです。そう言えば、「白髪三千丈」って言葉があったけど、これって「心に憂いや心配事が積もることのたとえ」だったんですね。

さて10年後に順調にトップに立った時の胡春華さんの髪の色や如何に?しかし、白髪って悪くないと思ってたんですけど、やっぱ私も染めよかな。
1  |  2  |  3  |  4  |  5    次>    最後>>

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2012/11      >>
28 29 30 31 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 1

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1568人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧