持続可能

テーマ:まちづくり
昨日は、滋賀県都市教育委員会連絡協議会の研修会で栗東へ。先日、神戸へ県外研修に行ったと思ったら、今度は県内研修。何か、「とりあえずスケジュールこなしてますぅ」的な感じが否めませんが...。

栗東なんて来る機会は滅多に無いんですが、完全に京阪神のベッドタウン化しておりまして、マンションが林立。駅の2階からデッキがずっ~とアルプラザや周辺施設まで伸びておりますが、平日の昼間はほとんど人が居ないんでしょうか?

研修場所は、栗東芸術文化会館「さきら」。ホールが大(約800席)、中(約400席)、小(約200席)と3つある立派な施設で、玄関広場がやたら広い。駐車場にもなるのかと思ったら、ちゃんと立体駐車場も備わっております。しかし、何で「さきら」っていう名前なんでしょうね?調べてもどこにも出てません。

講師は名古屋大の特任准教授杉山範子先生。えらい別嬪さんやなと思いましたら、元ウェザーキャスターだそうです。演題は「持続可能な開発のための教育(ESD)」を考える。持続可能な発展のためには人づくりが不可欠ということなんでしょうね。

環境に対して効率を求めると、盲点が生じるというお話がありました。まず、燃費の良い車に乗ると遠くまで出かけてガソリンの消費が増えたり、効率の良いエアコンに替えると長く強く冷房するといった「リバウンド効果」

そして、自動車やパソコンの環境効率は大幅に改善したものの、台数の伸びでトータルの資源消費量は減らないという「量的効果のジレンマ」。さらには、「電気で熱をつくる機器」の種類・量が増え、その電気を作るための一次エネルギ-の消費が増加する「成長効果」

IHクッキングヒーターなんていうのは、電気で思いっきり熱をつくってるわけで極めてイカンなことだそうです。いわゆるコージェネなどと呼ばれる熱併給発電を進めていかなければならない、という趣旨のお話しであったと思います。

講演が終わって家に帰りますと、関西テレビのニュースアンカーで、消防法の改正で古い地下タンクの埋まっているガソリンスタンドが営業継続困難となり、地方ではスタンドが消える地域も出てきて死活問題になりつつある、という報道特集が。

そうそう、持続可能(英語でサステイナブル)、持続可能っていうけれど、そういう社会を目指す過程かなんか知らんけど、既存のシステムの崩壊で生活が持続不可能になっちまうこともあるってことを忘れないでほしいものである。

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