油買うもよし、売るもよし。楽しく老いるためのオイル日記
カッパは帽子
テーマ:言葉・漢字
2012/11/27 09:42
先日、「カッパ指南」っていうタイトルで書きましたでしょ。そしたら、minoriさんがお酒屋さんや油屋さんでは(瓶の上の被せのことを)「かっぱ」っていうんですね、と。いや、私としてはゆうこりんさんがそういう言い方をされていたので、真似ただけだったんです。
ゆうこりんさんは、「あれ、カッパって標準語じゃなかったの?(笑)」と。そりゃ違いますやろ。ちなみに「カッパ巻き」と聞けば普通はお寿司のきゅうり巻きを思い浮かべますよね。あれは河童の好物が「キュウリ」だからというのが語源だそうです。
でね、瓶にかぶせる帽子を「カッパ」というのも、見た目が河童の頭みたいだからだろうと、私自身は推測しておったわけです。ところが、どうやら違ったようでございます。「外国語と文書作成&翻訳の情報源」というサイトにその真相が...。
雨が降ると着る「カッパ」、あれは安土桃山時代に日本に来たポルトガル人が着ていた外套(capa)を真似して出来たものだそうで、それがそのまま日本語のカッパになったとのこと。
この「capa」はラテン語の「caput(頭)」から派生した言葉で、フランス語では「chape(上着)」→「chapeau(シャッポ、帽子)になり、英語では「cape(ケイプ、肩マント)」、「cap(キャップ、帽子)」がこれに当たるというわけ。
「caput」はもともと「頭」という意味だったことから、「頭」を連想させる多くの単語へと派生したんですね。で、ビンなどにかぶせるフタの 「cap」、部族で一番偉い人の「captain」、首都の「capital」等々。
そうそう、私は最初、ていうか今でもそうなんですけど、瓶にかぶせる帽子は「キャップ」って呼んでたんですよ。でも、中栓だって「キャップ」だし考えてみると紛らわしい。
試しにGoogle翻訳で、ポルトガル語の「capa(カッパ)」を日本語訳してみたら、「カバー」と出てきた。なるほど、なるほど、そんな感じですやん。さすが創業470年を誇る山路酒造さん。用語も安土桃山時代からの伝統でしょうか。
ゆうこりんさんは、「あれ、カッパって標準語じゃなかったの?(笑)」と。そりゃ違いますやろ。ちなみに「カッパ巻き」と聞けば普通はお寿司のきゅうり巻きを思い浮かべますよね。あれは河童の好物が「キュウリ」だからというのが語源だそうです。
でね、瓶にかぶせる帽子を「カッパ」というのも、見た目が河童の頭みたいだからだろうと、私自身は推測しておったわけです。ところが、どうやら違ったようでございます。「外国語と文書作成&翻訳の情報源」というサイトにその真相が...。
雨が降ると着る「カッパ」、あれは安土桃山時代に日本に来たポルトガル人が着ていた外套(capa)を真似して出来たものだそうで、それがそのまま日本語のカッパになったとのこと。
この「capa」はラテン語の「caput(頭)」から派生した言葉で、フランス語では「chape(上着)」→「chapeau(シャッポ、帽子)になり、英語では「cape(ケイプ、肩マント)」、「cap(キャップ、帽子)」がこれに当たるというわけ。
「caput」はもともと「頭」という意味だったことから、「頭」を連想させる多くの単語へと派生したんですね。で、ビンなどにかぶせるフタの 「cap」、部族で一番偉い人の「captain」、首都の「capital」等々。
そうそう、私は最初、ていうか今でもそうなんですけど、瓶にかぶせる帽子は「キャップ」って呼んでたんですよ。でも、中栓だって「キャップ」だし考えてみると紛らわしい。
試しにGoogle翻訳で、ポルトガル語の「capa(カッパ)」を日本語訳してみたら、「カバー」と出てきた。なるほど、なるほど、そんな感じですやん。さすが創業470年を誇る山路酒造さん。用語も安土桃山時代からの伝統でしょうか。
コメント
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2012/11/27 15:48さすが油甚さん、カッパをここまで深く考察されるとは。
私は嫁に来た時から「カッパしといて~」と言われるがまま、カッパと素直に信じて疑いませんでした。
なんて素直。(笑)
ポルトガル語のカバーがなるほど~でした。
確かにカバーしてます。
お化粧かな。笑 -
2012/11/27 17:15カッパは帽子・・・赤ずきんちゃんのお婆さんがかぶっている
帽子想像したんですが~、かっぱ指南のコメントされていた、SirMurai先生の「から傘」で思わず和傘取り出してなるほど・・・広げてみたら時代劇に出て来る様な破れ傘!
番傘みたいなお粗末な材料で作られた傘に!何故「番傘」って
言うの?と主人に聞いたら「番屋の傘」といわれ???でした
油甚さん分かります?いまだに分かりません! -
2012/11/27 19:13>ゆうこりんさんへ
いや、たまたまそういうことが書いてあったサイトを見つけたまで。山路酒造の先祖はポルトガル人に会ってたかもしれませんぞ(笑)
>亀仙人さんへ
あぁ、赤ずきんちゃんのお婆さんの帽子、それかもしれませんね。「番傘」は番号をつけたからという説と、「番茶」「お番菜」のように「番」には「普段の」「日常的な」という意味があるので、高級品ではない普段使いの傘、という説があるようです。 -
2012/11/27 19:16かっぱ仲間よ。。
わたしもこれまで
2000も3000も
もっとか?
巻いてきた かっぱ。。
かっぱ指南?
かっぱは死なん。だから伝説なんね? -
2012/11/27 19:47じゃ、雨合羽の『合羽』は、当て字だったんですね。
そのくだりは かさぜんさんにも教えてあげましょう。 -
SirMurai2012/11/27 20:09唐傘にもカッパが・・・と、あっさり書かれましたが、あちらの方が本家、そう呼ぶ歴史は長いんだと思いますが・・・。かさぜんさんに尋ねたいですね。(そんな言い方してないとか)
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2012/11/27 22:30>ままさんへ
そうそう、ままさんはかっぱ三兄妹の末っ子。しかし、私はどんだけ巻いてきたんだろう?30000くらいかな(笑)
>松男さんへ
合羽は当て字ですね。カッパが鳥が羽を合わせた形に似ているからなんでしょうか?かさぜんさんは知ってやありますやろ、多分。
>SirMurai先生へ
唐傘や和傘の先のやつはどうやら「頭紙」というらしいですよ。「とうし」と読むのか「あたまがみ」と読むのかわかりませんが、カッパではないようです。傘にカッパでは紛らわしいでしょう(笑)