1  |  2  |  3  |  4  |  5    次>    最後>>

藻刈公園

テーマ:まちづくり
5/17(日)に行なわれる第3連合の米川清掃に合わせて側溝のヘドロ回収と町会館裏の除草を行なうという連絡が自治会長さんから回って来ました。

以前は当町も米川清掃に参加し、四居家裏のちょうど今金の屏風が立っている近辺で藻を刈ったり流れて来たものを陸揚げしたりしておりましたが、公園になってからは町としては参加は取り止めに。

そうそう、そう言えばこの公園、先日「きいなパーク」と命名されたことを書きましたが、いつの間にか入口あたりに、次のような看板が。はたして命名者の思惑通りに人は来るのでしょうか。

北側南側

さて話変わりますが、「明治・大正の広告メディア」という引札のことを詳しく調べた本に図書館でめぐりあいまして読んでいますと、商店が使用する引札の画題によく使われるものに「藻刈船図」があると書かれておりました。
藻刈船図

なぜ藻刈船の絵が好まれるかと申しますと、「藻刈(もかり)」が「儲かり」に通じるから、なんだそうであります。長浜でもよく引札展が行なわれますが、この図柄の物もあるのでしょうか?

思い起こせば、この公園ができて「藻刈」をやめてから、観光客も少しずつ減って来て「藻刈らん」→「儲からん」状態になって来ているような...。

う~ん、金の屏風も立っているし、いっそのことカネよ来い来い、儲かりまっせの「藻刈公園」にする手もあったな。





ダーツの旅と浅井のルーツ

テーマ:まちづくり
松男さんも記事にされていましたが、一昨日の所さんの番組でのダーツの旅「西浅井町特集」面白かったですね。minoriiさんがいつ出てくるか楽しみだったのですが、彼女に勝るとも劣らない濃いキャラがいっぱいいらっしゃったし、当意即妙の篠原さん節。最近よくテレビに出る理由がよくわかりました。

さて、その中で西浅井町の名前は浅井長政に由来する、という説明がありました。私も以前まではそれに何の違和感も抱かなかっただろうし、今でも多くの人がそう思っているのではないかと推察いたします。しかし、何で浅井は東と西に分離してるんでしょうね?

実は一昨年に教育委員会で上草野小と下草野小の統合校名を浅井小と最終決定する際に、個人的に「浅井」という地名について調べたことがあります。わかったことは浅井家にちなんで「東浅井郡」や「西浅井町」の地名が出来たのではなく、「浅井」の地名は先史時代からのものだということ。

「あざい」は「あさい」→「あさひ(朝日)」からという説や、南方語源説で「稲を植える」という意味の「アシ・アエ」の転訛、つまり青稲、稲田に適する地から来ているという説があるようです。

「滋賀県の地名」(平凡社)によれば、歴史上は長く「浅井郡」として推移したのですが、明治11年(1878)の郡区町村編制法により「便宜上、湖水の東西に由りて、郡名を東西に分称」し、東浅井郡と西浅井郡が成立したそうです。

東浅井郡は長浜市との合併まで存続しましたが、西浅井郡は明治30年伊香郡に統合され消滅。これにより東浅井郡の呼称は意味なしとして「浅井郡」に変更することを申請したそうですが許可されなかったとか。

それにしても、浅井郡が東西に分かれており、間に伊香郡が存在するのは不思議なのですが、これに対しては
、元々一つにつながっていたのに塩津湾が陥没して東西に分かれたという「塩津湾陥没説」と、後に伊香津臣命の勢力が同地の一角に割り込んだという「伊香郡攙入(さんにゅう)説」があるようです。

現在では「浅井」の地名は「浅井長政」に由来するという認識が定着しており、浅井小の名もそこから生まれたわけですが、上記のことから教育委員会の席で「浅井の名前はもっと古く、広域にわたるもの」だと主張して、新校名に異を唱えたことを今お明かしいたします。

木工名人

テーマ:まちづくり
曳山祭も終わり一段落したし、好天気が続くので「尻引き」を荏ノ油で磨いて手入れをすることにいたしました。ちなみに尻引きとは、浄瑠璃の太夫が座ったままでも下腹と腰にグッと力を入れやすくするためのいわゆる「座椅子」のこと。
バラバラにして磨いて
組み立てますと

以前は脚部が開閉式の市販の小さな正座椅子に高さを調節するためにコミック本をガムテープで貼り付けたものを使っておりましたが、ちょっと貧乏くさいので、ネットで公開されていたプロのそれの分解写真を参考に作ってもらったのが1年ほど前。

さて誰に頼もうかと思案したのですが、思い浮かんだのが片山木工所さん。片山さんの三男さんとうちの息子が同級生で、一緒だったのは小学校だけで中学校も高校も別だったのですが、ずっと親しくさせていただいておりました。

その関係で、私が曳山祭の若衆筆頭を務めた時に三男さんに舞台方で出場していただきました。その時の演目が俊寛だったのですが、千鳥という娘役が使う汐熊手という道具が本番直前に松竹から送られて来たものが大人仕様で子供には大きすぎたため、急遽片山さんに作っていただいたことがあります。
左手に持っているのが汐熊手
その出来栄えを見てびっくり。仕上がりの美しさもさることながら、柄の部分が先に行くほど太くなるように細工してあって、力を入れて振っても熊手の部分が抜けないように細工されていました。プロとしては当然の技だったのでしょうが、突然のオーダーに対する対応としては完璧以上のものでした。

片山さんは木工ろくろを駆使して、現在は観光客向けなどにカラフルな「浜独楽」を主力製品として作成しておられ、長信さんの今年のカレンダーに取り上げられたり、つい先日は「さざなみ通信」の最新号の一面を飾っておられました。
浜独楽
創業されたお父さんの遺品を「息子の後継は諦めましたが、片山木工所の仕事を伝えるため遺してやりたい」とさざなみ通信の最後に。う~ん、この仕事も絶やさせるのはあまりにも惜しいなあ。◯◯ちゃん(息子の友だち)継がんか?

プレミアムタイム

テーマ:まちづくり
皆さん既報の通り、長浜市が発行するプレミアムお買物券が昨日、一昨日の2日間売り出されました。何年か前にも発行されましたが、その時は1万円で11,000円分の買物券綴りだったのが、今回は何と12,000円分。

そのせいかどうか、発売初日の土曜日はどこの売り場も行列が出来たそうで、私も最寄りの売り場の長浜倶楽部に昼前に立ち寄ってみたのですが、「1時間半で完売しました」と。

さて、昨日は月に一度のスタンド出勤だったのですが、11時過ぎくらいから来られるお客様のほとんどが「これ使えますか?」と件の買物券を提示されます。

他のスタッフに聞いても「知らない顔のお客さんばかりです」と。まあ普段ならセルフに比べて割高の当店ですが、流石にこの買物券だと140円のガソリンが116円で買える計算か。それと3,000円から5,000円の金額というのはちょうど使いやすいのでしょうか。

昼過ぎに知人の男性二人が乗り合わせでご来店。「なにを男二人でつるんでドライブしてるんよ?」と尋ねますと、何と返って来た答えが「プレミアム買物券漁りですわ」「え、どこで買うの?」「ですから、あっちこっち回って」

「この時間やったら全部完売やろ?」と言うと「いやまだありますよ。昨日は早かったみたいですけどね」と二人。「うちもさっきからプレミアム買物券のお客さんばっかりよ」「そりゃにわか景気ですね」。いやいや、逆にこれが無かったら全然ガソリン売れてないってことやん。

まさに買物券発売直後のプレミアムタイムでしたが、土曜日の状況から今回は購入を諦めていた私も二人組の話を聞いて、ちょっとスタンドを離れて商工会議所へ。財布の中を見たら、1万円札と5千円札と千円札が4枚。小銭入れの方にかろうじて500円玉と100円玉が5枚あって、ぎりぎり2冊買えました。

さて当店は旧長浜市の中では唯一プレミアムお買物券が使えるガソリンスタンドのようです。使い道にお困りの際はどうぞご来店を。

現代教科書事情

テーマ:まちづくり
昨年、教育委員長として小学校教科書の改定のための採択協議会に参加して、現代の小学校教科書について少しじっくりと拝見する機会に恵まれました。

私は専門的なことはよくわからないのですが、ひょっとすると前例踏襲主義みたいなものがあるのではないかと勘ぐって、今回の推薦教科書会社と従前のそれについて質問してみたのですが、社会科の地図帳以外は見事に従前の会社のものが選ばれていました。

もっとも、それが理由で選ばれたというよりも、国語はA社、算数はB社といったように、内容に優れ傑出したシェアを占める会社があるようで、すべての科目において満場一致で決まるほど1位と2位には差があったことも事実のようです。

地図帳はこれまで帝国書院の独擅場だったのですが、今回は東京書籍が作成担当者が変わったこともあり内容を一新してきた結果選ばれたようです。何と言っても特徴は「見やすさ」。確かに帝国書院のものと比べて情報量が整理され、すっきりしていて小学校レベルでははるかに使いやすそうな感じがします。

ただ、我々が住む湖北の部分の記載内容を比較すると、東京書籍のそれは◎長浜という都市表示以外は、余呉湖と竹生島と姉川ダム以外の記載は全くなし。滋賀県については副教材でもっと詳しい地図を使用するとの説明でしたが、自分たちのふるさとが何も無いようなところで寂しく感じはしないかとちょっと思った次第です。

教育長さんは家庭科の教科書を見て、採択とは直接関係ないけれど、料理が「クッキング」、裁縫が「ソーイング」となっており、さらに「マイバッグを作ろう」などという横文字表記が目立ち、日本語が追いやられてしまっているのが気になる、という感想を述べておられました。

全体的に我々の時代とは比較にならないほど写真が増え、カラフルで鮮明かつ詳細なものになっているのに驚くとともに、本物を見た時にむしろ期待はずれでがっかりしたりするのではないかと少し心配になりました。

写真や画像をより美しく鮮明に、という流れは教科書に限らず、雑誌、テレビや携帯端末など社会全体に蔓延し、もはやその流れに抗することはできないと思いますが、それが子どもたちの想像力、好奇心を掻き立てる上で本当に好ましいのか、と実はちょっと疑問に思い始めています。
1  |  2  |  3  |  4  |  5    次>    最後>>

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2015/05      >>
26 27 28 29 30 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 1 2 3 4 5 6

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1568人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧