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平成の2000年問題

テーマ:よもやま話
今年はご承知のように、西暦で2011年、平成の23年となるわけでありますが、伝統的な意味での元号を使っているのは世界中で日本だけなんだそうですね。

さて皆さん、今年は別として過去のある年、例えば1998年は平成何年か?昭和54年は西暦で何年だったか?というのって、すぐ出てきます?

ネット上での換算表なんかもあるようですが、そんなもん一々開いて見ている暇はない時に必要になったり、そんなことをわざわざ調べるくらいなら別にわからんでもええわ、という時に知りたくなるんですね、これが。

私は1960年(昭和35年)生まれなんですが、昭和はこの西暦/元号換算が楽でしたね。つまり、元号に25をたせば、瞬時に19××年の下二桁になります。単純に25を足したり引いたりするだけでよかったんです。

じゃあ、平成はどうなんだ?今年は2011年で平成23年、ふむふむ元号から12を引いたら西暦になるわけですね。よしよし、じゃあ息子が生まれた平成4年は、っと。4-12=-4で-2004年って何じゃそら?

ってことで、結構厄介なんです。2000年より前か後かで計算方法が変わるんです。これを平成の「2000年問題」と私は呼んでいます。2000年より前だと元号+88が西暦19××年の下二桁になるんですね。つまり平成4年は、4+88=92で1992年。

しかしねえ、88ってでかい数字じゃないですかぁ。西暦から平成出す時、ちょっと厄介ですよね。1996年は、えっと96-88は、え~っと、7?いや9?あれ~~?酔っ払っている時なんかだとほぼ間違えますね。てことで、平成の換算をする時は平静の時にお願いいたします。

ごま油がしゃーべっとる

テーマ:油甚本店
(左)太子  (右)白子

白子:「今年の冬はえらい寒むおますなぁ」

太子:「ほんま、ほんま。何でこんなに雪降るんやろ?」

白子:「雪はええけど、あんた何でそんなに白いの?」

太子:「白いの?って、ほらうちら太白やんか。白い胡麻油やがな」

白子:「いや、それは知ってる。私みたいに透明なのが普通や。あんた何や妙に白いでぇ」

太子:「え?うそ~。ほんまや。けどうち店に出てただけやで。あんた今までぬくいとこに居たやろぉ?」

そこへ現る純正胡麻油の純一君

純一: 「あ~、さむっ!」

白子:「あ、純ちゃん、どうしたん?」

純一:「もう、寒うて、寒うて、わしらずっと外で客引きや。もうあかん、死んでまうわ。さいなら!」

バタッ!

太子:「あれま、この子、凍ってやんすわ」



てことで、冬の間は気温が低いため、胡麻油などオレイン酸の多い植物油は、蝋分などが析出し、白濁したり、もろもろが出たり、さらに低温になると純一君のようにシャーベット状になります。

しかし、室内で常温に戻すか、ぬるま湯につけたりすれば元に戻り、品質には全く影響はありませんので、安心してお召し上がり下さい。なお、低温でも凍らない油が「サラダ油」です。

ハナコラボ

テーマ:油甚本店
先日、東京の兄から電話があって、「HANAKOに油甚が載ってると〇〇さん(甥の奥さん)が見つけて買ってきたよ」。あ~ん、そう言えば「掲載させていただきました」というお礼状と共に雑誌を届けていただいておりましたわ。

HANAKO」とはマガジンハウス社から月に2回発刊されている雑誌なんですが、考えていたよりメジャーなんですね。どうもこの世界は疎いもので。

「日本案内」というのがその巻(987号)のテーマで、「上野樹里さんと行く「江」をめぐる旅」として長浜・安土・京都が取り上げられております。でも、うちに上野樹里さんが来たわけじゃありませんで、「琵琶湖歴史ドライブ」の中で長浜にある一店舗として掲載していただいたわけです。

何かこうやって書いてますと、とても名誉なことに思われて参りました。いや名誉なことですね、実際。そんなことを考えておりましたら、奇しくも昨日の朝日新聞に当のHANAKOの、しかも987号のことが記事になっておりましたがな。

雑誌 コラボに活路」という見出しで、雑誌が企業や業態を超えたコラボレーション企画に挑戦している。という内容の記事。先に紹介した上野さんを案内役にしたHANAKOの特別企画には異業種間コラボによる様々な仕掛けが施されているんだそうです。つまり、

1.電通のクリエーティブディレクターが脚本を手掛け、巻頭8ページの内容に沿った短編映画を制作し、映像を3月までGYaO!で配信

2.同企画に地図を加えた16ページの「地域限定ドライブマップ」を作り、全国のトヨタNetz店で配布

そうそう、トヨタの車の広告がバ~ンと出てくるのではなくて、企画の中に登場する車がたまたまトヨタ車みたいな形。つまり主役は旅の「空気感」に置き、トヨタ車は物語を彩るアイテムや景色として登場する、と説明されております。

トヨタによれば、これはメディアの新たな使い方を探るのが狙いで、消費者の興味を喚起し追体験したくなる仕組みを考えたかったとのこと。車のスタイルや性能を直接に訴えるのではなく、こういう旅を体験するために車が欲しくなる、といった流れを期待するということでしょうか。

あ、今改めて読み直しましたら、HANAKOなかなか楽しい雑誌ですわ。当店も旅の物語を彩るアイテムとして登場いたします。よろしければ立ち読みでも...。いや、もう最新号に変わってるかな?

緯度端怪談

テーマ:よもやま話
「のちに小泉八雲と名乗るラフカディオ・ハーンは、島根県の松江をこよなく愛した。この城下町に古い日本を見いだし、妻のセツとも出会っている。名作『怪談』の想を得たのも松江だという。そもそも、八雲とは出雲にかかる枕詞(まくらことば)だ。」で始まった、昨日の日経新聞の春秋欄

この後が意外で面白い。つまり、松江を愛したはずのハーンだが、雪と寒さに音を上げて実は1年あまりしか住んでいないのだそうだ。やまぬ吹雪に凍えたハーンは、友人への手紙に「天候の悪さは悪魔的」と繰り言を書きつらねたりもしたらしい。

「来日してしばらくは横浜にいたハーンは、日本海側では気候が一変するこの国の冬模様に驚いたに違いない」と編集子も書いているが、ここ長浜は松江と同じように日本海側の気候であり、特に今冬は例年に比べても寒さが厳しく雪の量も多い。

さて、最近でこそYahoo!天気情報などネットで地域ごとの天気予報が見られるが、かつては新聞などでは近くの都市の天気から類推せざるを得なかった。近畿地方とはいえ大阪の天気は参考にならず、名古屋でもないし、日本海側気候ではあるが金沢とまではいかない。

もうかなり前のことだけど、友人のK君(先日十日戎で靴を間違えられた男)曰く、「あのな~、新聞の天気予報はなぁ、松江を見たら長浜に一番近いわ」。で、しばらく彼の助言に従って日々確認していくと、なるほどなるほど、確かにその通り。

「松江はなあ、長浜と緯度がほとんど一緒なんやわ」というのがK君説の根拠。え~?そうなん?と思って調べてみると、長浜が北緯35度23分、松江は北緯35度28分。つまり湖北一帯と同緯度と考えていいわけだ。天気は西から変るので、時間的推移を考慮すればなお予報精度は上がるとも。

さて、他にどんな都市が長浜と緯度が同じくらいなんだろう?と調べてみると...。まず岐阜(北緯35度25分)、ここは地理的に近いし、すぐ納得。でも意外だったのは横浜(北緯35度26分)。随分南にあるような気がするんだけど。

それにしても気候は全然違うじゃないのさ。来日してしばらく横浜に居たというハーンさん。松江がまさか横浜と同緯度だったとは...。何をおいても彼にとってはそれが一番の怪談だったかも。

やよわするな

テーマ:よもやま話
私たちの小・中学生の頃、「蛍の光」とともに卒業式に歌われる定番の曲であった「仰げば尊し」。長年、作詞・作曲者不詳の謎の歌だったんですってね。

先頃、原曲が見つかったという報道がなされておりましたが、米国で19世紀後半に世に出た「SONG FOR THE CLOSE OF SCHOOL」、文字通り「卒業の歌」だったわけですね。

最近、めっきり歌われることがなくなったと思いましたら、「歌詞の内容が教師を崇めるもので民主主義にそぐわない」だの、「身を立て名を上げ」など立身出世を称えるのがけしからんだの、歌詞が文語で難解だのとやたらけちをつけられた結果だそうです。


1.仰げば尊し 我が師の恩 教えの庭にも はやいくとせ
思えばいととし この年月 今こそ別れめ いざさらば

2.互いに睦みし 日ごろの恩 別るる後にも やよ忘るな
身を立て名をあげ やよ励めよ 今こそ別れめ いざさらば

3.朝夕慣れにし 学びの窓 蛍のともしび 積む白雪
忘るる間ぞ無き ゆく年月 今こそ別れめ いざさらば 

私は好きだったですけどね、この旋律。確かに、歌詞がわかりにくく間違って解釈してたりもいたしましたが、それもまた後になれば楽しい思い出。

「思えばいととし」は「一年(ひととし)」だと思ってたら「いと疾し」、つまり「とてもはやく過ぎ去った」ってことだったし、「やよ忘るな」は「やよはするな」と取って、「(い)やよ!」と言われることはするな、だと思ったり。(「やよ」は「おい」みたいな掛け声だとか)

「今こそ別れめ」なんか、迷うことなく「分かれ目」だと思っておりましたが、よくよく考えると「こそ」-「已然形」の係り結びで、「今まさに別れん」てな意味合いですよね。深い歌ですがな。

最近の卒業式は、「旅立ちの日に」「贈る言葉」「さくら」等のヒット曲を歌う傾向にあるんだそうですね。先生を崇めて何が悪い。立身出世結構じゃないですか。こんなご時世だからこそ、原曲発掘を機に「仰げば尊し」をやよ歌わめ。
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