うまいとまずい

テーマ:言葉・漢字
「うまい」、つまり味がいいという場合、皆さんどのような漢字を書かれます。あるいは、状況に応じて使い分けられますでしょうか?ま、一番しっくり来るのは「美味い」ですかね。味が美しい、ってことですからね。

さて、「甘い」と書くと普通は「あまい」と読みますが、これは「うまい」とも読むんですね。私は「あまい」ものはあまり好みませんが、特に女性の場合、「あまい」=「うまい」の方は多いと思います。

この「甘」という字の「廿」の部分は「口」を表しているそうで、口の中に「-」が長くとどまっている状態を指しているんだそうです。おいしいものを少しでも長く口の中に留めおきたいという願望でしょうか。私などはまずいものこそすぐに飲み込めず口の中に留まっている傾向がありますけど。

「まずい」の方は「不味い」と書くしかないみたいですね。「拙」という字がありますが、これは「他のものよりも一歩劣っている」というのが原意のようですが、味のまずさを言うときにはほとんど使われませんよね。うまそうに見えて「手を出した」ら、「まずい結果になった」みたいな字ですけど。

あ、もうひとつ、「うまい」には「旨い」という字がありますね。これは「匕」+「甘」の会意文字だそうです。漢和大字典の解説には「『匕印』は人の形であるが、まさか人肉の脂ではあるまい」なんて書かれていて、思わず笑ってしまいました。

結局、「匕」は「さじ(匙)」に当てた字であろうと解説されていましたが、大昔からさじを使っていた可能性よりも、人肉を食った可能性の方が高いんじゃないの?という考えはさすがに不味いか。


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