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三献の茶

テーマ:言葉・漢字
長浜城主だった秀吉と寺の小姓だった石田三成が出会った時の エピソードである「三献の茶」は皆様よくご存知だと思います。ところで皆さん、この「三献の茶」何と読まれます?

先日、曳山博物館で石田三成の「三献の茶」を題材にした紙芝居が披露されました。これを見ていたある方が、「『さんけんの茶』って読まれたようだけど、あれは『さんこんの茶』ですよね?」と私にお尋ねになりました。

私は子どもの頃から確か「さんけんの茶」と聞き育った覚えがあるのですが、質問された方が「お酒は『いっこん』『にこん』と数えますでしょ?それと同じで『さんこん』と違うかしら?」とおっしゃると、それもまた理ありと思ってしまいます。

調べますと「三献の儀(さんこんのぎ)」というものがあり、室町時代より武士は出陣の時、打ちあわび、勝ち栗、昆布の三品を肴に酒を三度づつ飲みほす儀式がありました。結婚式の時の三々九度もこの名残であり、「式三献(しきさんこん)」ともいうそうです。

もっとも、三成が献上したのは酒ではなく、お茶であり、お茶を3回にわたって献上(けんじょう)したという意味では「さんけん」が正しいような気もいたします。

色々調べてみましたが、「三献の茶」にふりがなが打ったものが見当たりません。どなたかご存じないでしょうか?

ワタクシのお茶かも~

週末の食卓(9)

テーマ:週末の食卓
(その1)

朝ごはんを食べにダイニングに来るなり

母: 「よわったぞ、こりゃ、いよいよ認知症やな」

私: 「どうしたん?」

母: 「今日が何曜日かわからんようになってもた」

妻: 「いつもと変わったことがあると、そういうこともありますよ」

母: 「ほ~かなァ、ほんで今日は何曜や?」

私: 「にんち曜」

母: 「アホッ!」





(その2)

WBCで日本が韓国に勝って優勝した日

母: 「日本どうやった?」

私: 「勝ったよ、優勝!」

母: 「ほうか、ほんなら夜もっぺんやるやつ(録画)見なあかんな」


そして、昼間TVを見ていなかった母が夜自分の部屋で録画放送を見ていて

妻: 「お母さん、お風呂どうぞ~」

母: (部屋から出てきて)
   「もうちょっと野球見たいんやけど、まだしばらく終わらんやろか?」

私: 「う~ん、今9回裏で韓国に追いつかれたとこやから、まだちょっと終わらんな」

母: 「ほうか、ほんなら風呂行こか」

  (風呂から出てきて)

母: 「もう済んでもたか?」

私: 「うん、終わったわ」

母: 「ほうか、ほんで勝ったか?日本」


ライブで勝って、ビデオで負ける試合があろうものか!

ウランバトル

テーマ:スポーツ
WBCの影響で影が薄くなっていたのは、高校野球だけではありませんで、大相撲春場所も知らないうちに千秋楽を迎えてしまいました。今場所は昨日朝青龍が3敗目を喫し、あっけなく白鵬の優勝が決まってしまいましたね。

ところで皆さんご承知の通り、大相撲界はモンゴル人力士に席巻され、2横綱、1大関を始め、幕内力士の1/3はモンゴル出身。あ~、もうやってらんね~よ、ですよね。

と言いながら、ここまで占有されている割には、意外と見た目違和感のないのも事実です。やはり彼らの顔が日本人にかなり近いことと、日本語を日本人のように話すからではないでしょうか。もし言葉が片言で、肌の色や目の色が違う力士が大半を占めれば、もっと騒ぎは大きくなっているはずです。

さて最近、モンゴルがウランの未確認埋蔵量が世界一であることを知りました。そういえば、モンゴルの首都はウランバートルだったな、ウランと関係があるのかな、と思って調べましたら、「赤国英雄の都」とか言う意味で、ウランとは何の関係もありませんでした。

そうは言っても今後、中国やロシアなどがウラン争奪戦、まさに「ウランバトル」を始めることになるのでしょうが、日本だって指を銜えて見ているわけには参りません。大相撲を通じてモンゴルとのより親密な関係を図っていくことが肝要かと存じます。やはり朝青龍をモンゴル大統領にしよう!(笑)

大相撲は「文化」「格闘技」の仮面をかぶった「外交の道具」となるかもしれません。

石田三成と歌舞伎

テーマ:曳山・歌舞伎
3/20より、いよいよ北近江戦国ロマンフェスティバルが始まりました。さて曳山博物館では「三成・兼次と関ヶ原物語館」と称して、西軍の武将にスポットを当てた展示を行なっております。(詳細はこちらのブログを)

曳山博物館といえば「子ども歌舞伎」ということになりますが、今回の展示は歌舞伎とはあまり関係のないものとなっております。というか石田三成が登場する歌舞伎の演目ってないんですよね。

「そう、全然ないんです...」と思っておりました。

ところが、出てまいりました。文化デジタルライブラリーというサイトで、「石田三成」で検索いたしましたところ、3点の錦絵が出てまいりました。

その1「新歌舞伎十八番の内 桃山譚(ものがたり)」
一番右の青が三成
その2「関ヶ原東西軍記 阿弥陀ヶ峰の場」
左から二番目
その3「増補桃山譚 桃山城中奥庭の場」
一番左の水色

写真が小さくて、これではよくわからないでしょうが、いずれも悪役ではなさそうです。仮名手本忠臣蔵の判官みたいな感じで描かれております。新歌舞伎とありますから、さていつ頃の作品なんでしょうか?少なくとも近年演じられたのを見たことはございません。

復活して曳山の子ども歌舞伎として見てみたい気もいたします。他に石田三成の登場する歌舞伎は無いのかって?残念ながら名前のとおり、三つなり。



生甲子園

テーマ:スポーツ
WBCのおかげで、すっかり影が薄くなっておりました高校野球。もとより春の大会は夏と比べて盛り上がりに欠け、気がついたら決勝戦なんてことになっているのが常であります。

しか~し、今年はそういうわけには参りません。息子の通っている彦根東高が21世紀枠で選抜高校野球に出場を果たし、昨日いよいよ登場。息子は赤いジャンパーと帽子、メガホンを持ってホームラン号に乗って朝早くから甲子園に向かいました。

というわけで、我々夫婦も黙ってテレビ観戦などしておれません。親バカですねぇ。いや息子が出るわけでもないので、ただのバカかもしれません。とにかく行ってまいりました、青春18切符片手に。若者の青春には青春で応じるのが中年の礼儀というものです。

生高校野球はおろか、初の生甲子園です。球場入口を入り階段を上り、ゲートを出るとグランドと観客席がうわーっという応援団の喚声とともに迫ってまいりました。第2試合の早実対天理戦の途中だったのですが、鳥肌が立ちました。野球観戦は初めてではないのですが、やはり甲子園は独特の雰囲気があります。観てる方があがってしまいそうです。
礼に始まり
いよいよ試合開始。相手は千葉の習志野高校。掛布の母校でしたっけ?ボコボコ打たれるのではないかと思ってましたら意外とピッチャーよさげですやん。それと一塁側のアルプススタンド、赤いジャンパー着た東高の応援団でまっかっかです。よく統制の取れた応援です。
こっそり応援
試合は一進一退の好勝負でしたが、東高のエース金子君が途中アクシデントがあり交代。代わった2人のピッチャーもベストを尽しましたが、最後は刀折れ矢尽きて9回裏サヨナラ負けを喫しました。でもまあ、県立高校で甲子園出場を果たせるなんてめったにないし、在学中にその栄誉に巡り合えた息子は幸せ者です。
礼に終わる
それにしても一塁側から見ていて、敵のブラスバンドが地響きのように聞こえて来たのには驚きました。風向きかと思いきや、帰ってビデオを見たら吹奏楽部日本一の高校だそうです。 道理でええ音「ならしの」

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