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いのしし亭より(完)

テーマ:よもやま話
長らく好評をいただきました(いただいてないか)いのしし亭物語、とりあえず本日にて一旦打ち切りとさせていただきます。

昨日ログハウスの写真を掲載いたしましたが、あれ以外にも半年ほど前に完成した新しいログハウスが4棟あります(こちらは床張で二段ベッドです)。驚くべきは共同トイレ棟、風呂棟も含め、全てがいのしし亭のご主人と奥さんが自ら御造りになったということです。

ここのご主人は今ではほぼ死語と言ってもよい「一刻者」という言葉がぴったりとあてはまる人物です。もともと宴会等を引き受ける料理屋だったのですが、時代の流れを読んで宿泊施設に転換するという度胸と才覚もあります。
下の写真はいのしし亭の宣伝カーです。

「宿泊必要な人紹介お願いします」と書かれています。何という商魂でしょう。

そしてここの売りは何と言っても食事です。ボリュームは朝夕とも普段の食事の有に2倍はあり、しかも何と1泊4,200円で朝食は無料!繰返します、朝食込みで4,200円です。

最後に当いのしし亭の玄関入口です。

「桐山荘」という文字が見えます。「何や親戚かい」と思われた方もいらっしゃるでしょう。最初見たとき私も驚いたんですが、今回を機会に親戚気分で「いのしし亭」を応援したいと思います。

続・いのしし亭より

テーマ:よもやま話
引続きいのしし亭からのリポートです。図らずもゴールデンウィークの大半をこの実に興味深い宿泊施設で過ごす事となりました。

私が泊っているログハウス群(あえて群と呼ばせていただきましょう)です。


ログハウスという呼称とは裏腹の木賃宿風内装です。「畳の部屋にベッド」という日本人の深層心理を読み尽くした構造。

部屋の横綱「テレビ」の横には露払いの「ゴミ箱」に、おっとこれは意表をついた太刀持ちは「消火器」です。


トイレは外に共同トイレ。さらに注目すべきはお風呂です。一言で言い表すと「共同個室浴場」とでも申せましょうか。屋外に、2つのユニットバスが入っている棟が2棟+シャワールムが1棟です。お風呂につかりたければ自分で湯を入れるわけですが、なぜかいずれの湯舟にも前の人が入ったと思しき濁った湯がそのまま置き去りにしてありました。

私はそれをきれいに洗い流し、自分の身体と頭髪を洗いながら湯舟に湯を張り直しました。やはり日本人の疲れを癒すのはお風呂ですね。わたしも「これがいのしし亭の礼儀作法だ」と自分を言い聞かせるように浸かった湯を流さずそのままにして浴場を後にしたのでした。(続いてほしくないけど続く)

いのしし亭にて

テーマ:よもやま話
いのしし亭からのリポートです。いのしし亭ではインターネット(無線LAN)使用可というふれこみだったのですが、私の泊る部屋はログハウス(????)なので、無線が飛ぶ距離にはないとのこと。急遽本館の2階の部屋を開けてもらい、そこで線を引っ張ってきて現在これをしたためています。


ここに泊るお客さんがあと30分もすればお越しになるので、ゆっくりはしておれません。それにしても怪しげな宿です。連れ込みではありませんよ。ではまた。

苦しい時の神頼み

テーマ:よもやま話
31歳まで東京でサラリーマンをしておりましたが、父の病没により帰郷、家業継承を余儀なくされました。従って先代と一緒に仕事をしたことも引継ぎもありませんでした。もちろん家族や従業員やお客様等から間接的に入る情報で父の商売に対する姿勢は大方把握できるわけですが、最近父が詳細に日々の出来事を記録していた手帳をパソコンに転記保存する作業で一層父との距離が狭まったような気がします。

それはともかく父のすべてをまねすることはできないけれども、父のやっていたことを一つだけやってみようと実践継続している事があります。それは毎月多賀大社へ一日(ついたち)参りをすることです。私は決して信心深いほうではありませんが、帰郷してから15年来これだけは続けています。

来週から1週間、よんどころない事情で長浜を離れることになり一日参りができないので、昨日早めのお参りを済ませてまいりました。とにかく苦しい時の神頼みでございます。ということで「じんとにっく」は、しばらくお休みさせていただくかもしれません。ただし1.出先でパソコンが使える。2.体力が残っている。3.精神的に参っていない。この3条件をすべて満たせば登場できるかもしれません。とにかく自分自身にGood luck,and von voyage.


近畿と呼ばないで

テーマ:よもやま話
先日マルセンツーリストの宣伝をちょっとさせてもらったんですが、同社は旧来より近畿日本ツーリストの代理店として営業してきております。

ところで近畿日本ツーリストという会社は略して「キンツリ」などと呼ばれますが、長崎など一部の地域では「ふんどし」を表す言葉なので使用が憚られるそうであります。また英称は、Kinki Nippon Tourist Co.,Ltd.というそうですが、アメリカなどの現地法人はKintetsu International Express Inc.と称しています。

これにも理由がありまして、kinki(キンキ)という音が英語のkinky(キンキー)に類似しているのですが、このkinkyという単語には性的異常とか変態的という意味があり、そのまま使うと「変態日本旅行会社」と思われてしまうからだそうです。

他にも日本製品でそのままの名前では売れないものとして有名なのは「ポカリスエット」があります。スエットというのはsweatつまり汗であり、汗は飲めんやろとなるわけです。他にも「カルピス」などはcow piss つまり牛のおしっこを連想してしまうのだそうです。

米国などに行かれて「日本のどこからですか?」と聞かれても、くれぐれも「近畿い!」などとおっしゃられませんように。
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