ぼうしてまう
テーマ:言葉・漢字
2012/08/31 08:55
昨日は暑かったですねぇ~。ここ2,3日曇り気味で風もありやや涼しかったから余計でしょうか。汗はだらだら流れるし、日差しと湿気にスタミナごと体から奪われるような一日でした。
市役所から届いた広報や回覧書類を町内の組長さん宅に届けましたら、ある組長さんが「今日は暑いなあ。ぼうしてまうなぁ」とおっしゃいます。「ぼうしてまう」というのが耳慣れない表現のせいか耳に残りました。
「ぼーっとする」ってことなんだろうな、とは思ったのですが、それならそう言えばよさそうなもの。「と」を言うのが面倒くさかったのか?
ところで、一般的には「ぼーっと」って表現しますけど、辞書で「ぼーっと」で引いても出て来ないんですね。何でやろ?と思って辞書をパラパラしてましたら、「ぼうっと」で出てきました。棒を引っ張ったらあかんのですね。
「ぼうっと」の「ぼう」は何から来てるんでしょうね。やっぱり元々は「亡」でしょうか。「あったものが姿を消す」ということですが、この字は「忘」(心中からなくなる→わすれる)、茫(見えない)などに含まれます。
あ、そうそう、「あっけにとられ我を忘れる」という意味で、よく「ぼうぜんじしつ」という言い方をしますが、あれって「呆然自失」って書くと思ってませんでした?辞書を引くと「茫然自失」が正しいようですね。
「茫と」という言葉もあって、「物の形や色がほのかなさま。ぼうっと」、「意識などがぼんやりしているさま」という意味。「ぼうっと」は元々「茫と」だったんですね。今日も暑そうですが、茫してまわんように皆様お気をつけ下さいませ。
市役所から届いた広報や回覧書類を町内の組長さん宅に届けましたら、ある組長さんが「今日は暑いなあ。ぼうしてまうなぁ」とおっしゃいます。「ぼうしてまう」というのが耳慣れない表現のせいか耳に残りました。
「ぼーっとする」ってことなんだろうな、とは思ったのですが、それならそう言えばよさそうなもの。「と」を言うのが面倒くさかったのか?
ところで、一般的には「ぼーっと」って表現しますけど、辞書で「ぼーっと」で引いても出て来ないんですね。何でやろ?と思って辞書をパラパラしてましたら、「ぼうっと」で出てきました。棒を引っ張ったらあかんのですね。
「ぼうっと」の「ぼう」は何から来てるんでしょうね。やっぱり元々は「亡」でしょうか。「あったものが姿を消す」ということですが、この字は「忘」(心中からなくなる→わすれる)、茫(見えない)などに含まれます。
あ、そうそう、「あっけにとられ我を忘れる」という意味で、よく「ぼうぜんじしつ」という言い方をしますが、あれって「呆然自失」って書くと思ってませんでした?辞書を引くと「茫然自失」が正しいようですね。
「茫と」という言葉もあって、「物の形や色がほのかなさま。ぼうっと」、「意識などがぼんやりしているさま」という意味。「ぼうっと」は元々「茫と」だったんですね。今日も暑そうですが、茫してまわんように皆様お気をつけ下さいませ。
手ぶらで
テーマ:油甚本店
2012/08/30 09:25
先月、顧問税理士事務所から電話があって、「税務署が調査したいて言うて来たんですけど、8月のご予定いかがですか?」と。「え、まじっすかぁ~。累積赤字やで来てもしゃあないんちゃいますん?」と聞くと、「いや、前回調査から随分経っているんでご機嫌伺いの意味もあるらしいです」とのこと。
で、昨日と一昨日がその税務調査の日。確かに前回調査は17年前。その頃はまだ利益も出ておりましたが、その後ガソリンスタンド業界は坂道を転げ落ちるように業況が悪化し、当社も大赤字の連続。
「いや~、ガソリンスタンドはPOSで管理されてるし、特に最近は業況があんまりよろしくないんで、ほとんど調査には入らないんですが、さすがに17年も来ないと、資料も何にも残りませんのでねぇ」と調査官。また「本当は7年に一度程度各社くまなく行いたいんですけどねぇ」と。
しかし、さすがプロですね。特に不正をしているわけではないんですが、突っ込みどころは押さえていて、当方のケアレスミスや処理の誤りは鋭くついてこられます。温和な調査官の方で世間話も交えながら和やかな雰囲気で進められていきましたが、それでも初日の調査が終わった後はぐったりと疲れました。
2日めの昨日は、午後から教育委員会の定例会。あらかじめ伝えておきましたので、私は席をはずし、税理士さんと担当計理士さんが対応して下さいました。
「税務署さんを手ぶらで帰すわけには行かねえ」ので、妻にはお帰りの際には「お茶菓子を渡すように」と伝言を残して出掛けたのですが、渡そうとしたら受取りを拒絶されたそうです。そして税理士さんに「税務署さんは、そういうものは一切受け取られませんよ」と言われたらしい。
まだ結果はわからないのですが、税務署さん、金ネダルはあきらめて税金の方も手ぶらでお願いいたします。
で、昨日と一昨日がその税務調査の日。確かに前回調査は17年前。その頃はまだ利益も出ておりましたが、その後ガソリンスタンド業界は坂道を転げ落ちるように業況が悪化し、当社も大赤字の連続。
「いや~、ガソリンスタンドはPOSで管理されてるし、特に最近は業況があんまりよろしくないんで、ほとんど調査には入らないんですが、さすがに17年も来ないと、資料も何にも残りませんのでねぇ」と調査官。また「本当は7年に一度程度各社くまなく行いたいんですけどねぇ」と。
しかし、さすがプロですね。特に不正をしているわけではないんですが、突っ込みどころは押さえていて、当方のケアレスミスや処理の誤りは鋭くついてこられます。温和な調査官の方で世間話も交えながら和やかな雰囲気で進められていきましたが、それでも初日の調査が終わった後はぐったりと疲れました。
2日めの昨日は、午後から教育委員会の定例会。あらかじめ伝えておきましたので、私は席をはずし、税理士さんと担当計理士さんが対応して下さいました。
「税務署さんを手ぶらで帰すわけには行かねえ」ので、妻にはお帰りの際には「お茶菓子を渡すように」と伝言を残して出掛けたのですが、渡そうとしたら受取りを拒絶されたそうです。そして税理士さんに「税務署さんは、そういうものは一切受け取られませんよ」と言われたらしい。
まだ結果はわからないのですが、税務署さん、金ネダルはあきらめて税金の方も手ぶらでお願いいたします。
地ドリンク
テーマ:よもやま話
2012/08/29 09:47
一時、地ビールなるものが流行りましたが、多くのものが廃れる中、長浜浪漫ビールなどは数少ない成功例といえるのではないでしょうか。と言っても浪漫ビールの話をするつもりはござんせん。
久しぶりの日経プラス1ネタ。8/25号の「コトバの鏡」というコラムの中に、最近地ビールならぬ、地サイダーなどの「地ドリンク」なんていうのもよく聞く、と書かれてある。それも「おいしさと同時にダジャレのネーミングで注目されている商品も多い」とあるから看過できませんな、これは。
まず紹介されていたのが、盆栽の名産地、さいたま市の
盆栽ダー
それから、阪神電鉄が売りだした地サイダー
阪神でんシュワ~
で、コラムライター一番のお気に入りは「神社エール」
こちらは、新潟の白山神社参道にある古町糀製造所が作る、ショウガ入りの糀ドリンク。これって甘酒でしょ?ゲロゲロ。
どうせなら
こちらのビールっぽいやつの方がええな。ちなみにイギリスでは上面発酵のフルーティなビールのことをエールって言いますよね。
さらに、ブランデーとジンジャーエールで作る地カクテル
横須賀ブラジャー
「あんたも好きねぇ」って、それはこっちのセリフ。シャンパン✕紅茶は出すなよ。
久しぶりの日経プラス1ネタ。8/25号の「コトバの鏡」というコラムの中に、最近地ビールならぬ、地サイダーなどの「地ドリンク」なんていうのもよく聞く、と書かれてある。それも「おいしさと同時にダジャレのネーミングで注目されている商品も多い」とあるから看過できませんな、これは。
まず紹介されていたのが、盆栽の名産地、さいたま市の
盆栽ダー
それから、阪神電鉄が売りだした地サイダー
阪神でんシュワ~
で、コラムライター一番のお気に入りは「神社エール」
こちらは、新潟の白山神社参道にある古町糀製造所が作る、ショウガ入りの糀ドリンク。これって甘酒でしょ?ゲロゲロ。
どうせなら
こちらのビールっぽいやつの方がええな。ちなみにイギリスでは上面発酵のフルーティなビールのことをエールって言いますよね。
さらに、ブランデーとジンジャーエールで作る地カクテル
横須賀ブラジャー
「あんたも好きねぇ」って、それはこっちのセリフ。シャンパン✕紅茶は出すなよ。
アポロ11号を記す
テーマ:よもやま話
2012/08/28 09:36
アポロ11号で、人類として初めて月面に降り立ったアームストロングさんがお亡くなりになりましたね。1969年7月のことと言いますから、私が小学校3年生の時です。
アポロという宇宙船型のチョコレートもありましたが、あれってこのアポロ11号の偉業を記念に明治製菓が売り出したみたいですね。少年野球のチーム名をアポロという名前にするところもありました。
それに、このアームストロングという名前が耳に強烈で印象に残りましたね。巨人の星という漫画で星飛雄馬のライバルだった外国人選手の名前も、オズマ・アームストロングだったと記憶しています。
さて、昨日小4時代の日記のことを書きましたが、3年生の時の日記にアポロ11号のことを書いてへんかな、と思い繰ってみますと、ありました、ありました。着陸後数日経った7月21日。題は「アポロ11号に乗っていた人がちゃくりくして月を調べていたのをテレビで見た」。タイトル長っ!
『ぼくはきょう、テレビでアポロ11号に乗っていた人が、二人ちゃくりくして月を調べていたのを見ました。画面の絵はおなじのが長い間写っていました。二人ともまっすぐ歩かないで体をまげていたので、なんでか聞くと、まっすぐ歩くとたおれるからです。
アメリカのはたも立ててありました。それはおいていくそうです。11号に乗っている人と出ている人が話していました。見ていてぼくも月へ行きたくなりました。それから、そこの画面がなくなったので見るのをやめました』
今から40年以上前ですからね、画面はずっと変わらなかったんですね。しかし、月ってまっすぐ歩くと倒れるんですね。さて、3年生のときは4年生の担任の先生とは別のM先生でした。
そのM先生は、「ぼくも月へいきたくなりました」というところに赤線を引いて、「月のけんきゅうをして月のせかいへいきましょう」とコメント。そういえば、「私は月へ帰るのよ」と言っていた家具屋の娘が居たとか居なかったとか。
アポロという宇宙船型のチョコレートもありましたが、あれってこのアポロ11号の偉業を記念に明治製菓が売り出したみたいですね。少年野球のチーム名をアポロという名前にするところもありました。
それに、このアームストロングという名前が耳に強烈で印象に残りましたね。巨人の星という漫画で星飛雄馬のライバルだった外国人選手の名前も、オズマ・アームストロングだったと記憶しています。
さて、昨日小4時代の日記のことを書きましたが、3年生の時の日記にアポロ11号のことを書いてへんかな、と思い繰ってみますと、ありました、ありました。着陸後数日経った7月21日。題は「アポロ11号に乗っていた人がちゃくりくして月を調べていたのをテレビで見た」。タイトル長っ!
『ぼくはきょう、テレビでアポロ11号に乗っていた人が、二人ちゃくりくして月を調べていたのを見ました。画面の絵はおなじのが長い間写っていました。二人ともまっすぐ歩かないで体をまげていたので、なんでか聞くと、まっすぐ歩くとたおれるからです。
アメリカのはたも立ててありました。それはおいていくそうです。11号に乗っている人と出ている人が話していました。見ていてぼくも月へ行きたくなりました。それから、そこの画面がなくなったので見るのをやめました』
今から40年以上前ですからね、画面はずっと変わらなかったんですね。しかし、月ってまっすぐ歩くと倒れるんですね。さて、3年生のときは4年生の担任の先生とは別のM先生でした。
そのM先生は、「ぼくも月へいきたくなりました」というところに赤線を引いて、「月のけんきゅうをして月のせかいへいきましょう」とコメント。そういえば、「私は月へ帰るのよ」と言っていた家具屋の娘が居たとか居なかったとか。
思い出の自由研究
テーマ:よもやま話
2012/08/27 09:08
夏休みもそろそろ終わり。ひょっとして今日から新学期という学校もあるのでしょうか?夏休みといえば「自由研究」。8/25の朝日新聞beに「夏休み 思い出の自由研究は?」という題でアンケートの結果とともに掲載されていました。
「昔の子どもたち」約1500人の選んだ「思い出の自由研究」は、1.日記・絵日記(651票) 2.作文・読書感想文(497) 3.昆虫採集・標本作り(378) がベスト3。
観察にうってつけの身の回りの自然が失われた反面、ネットなど情報収集の方法は飛躍的に進歩したが、テーマ決めで苦労するのは今も昔も同じ。「自由研究といいながら、やり方も教えず、子どもに丸投げは大人の怠慢」「研究するもしないも自由かと思ったら、研究しない自由はない、と怒られた。それなら不自由研究だ!」との意見も。
子どもだけで完成、というパターンはむしろ珍しく、親の助けも暗黙の常識。ただし、やり過ぎは禁物で「出来栄えがよすぎる」研究に悩まされた声も多数、とある。さて私の場合、特に小学校4年生時の「星の観察」、が最も思い出に残っております。ちょうど42年前の今日それを仕上げた日記も残っていました。
「星の観察のせいしょ」という題でしたが、「やっとできた時は、ものすごくうれしかった。おかあさんにも見せました」と締められていました。日記のコメントとして書かれていた担任の先生の自由研究に対する評は次のとおり。少し照れ臭いほどですけれど、この時の自由研究だけは自分でも胸を張れます。
『まず、しあがりの美しいのに感心いたしました。次にわかりよい書きあらわし方のくふうがよろしい。それに40日にわたる根気と努力。科学研究として特に大切なせいかくさ。また、実さいのかんさつとあわせて、本などでもたしかめた注意深さ。
なお、忘れてはならないことは、この観察によってわかったこと、気づいたことのまとめですが、それも実によくわかりました。〇〇さんの「雲の研究」とならんで特によかったと思います。』
夜空を表現する方法に悩んでいたのですが、叔母さんがベンジンを含ませた布で藍色のクレヨンを溶かし、す~っす~っと紙に擦り付ける手法を伝授してくれたことを思い出します。ちなみに、上記「〇〇さん」は、ゆうこりんさんですよ。覚えてるか?雲の研究。
「昔の子どもたち」約1500人の選んだ「思い出の自由研究」は、1.日記・絵日記(651票) 2.作文・読書感想文(497) 3.昆虫採集・標本作り(378) がベスト3。
観察にうってつけの身の回りの自然が失われた反面、ネットなど情報収集の方法は飛躍的に進歩したが、テーマ決めで苦労するのは今も昔も同じ。「自由研究といいながら、やり方も教えず、子どもに丸投げは大人の怠慢」「研究するもしないも自由かと思ったら、研究しない自由はない、と怒られた。それなら不自由研究だ!」との意見も。
子どもだけで完成、というパターンはむしろ珍しく、親の助けも暗黙の常識。ただし、やり過ぎは禁物で「出来栄えがよすぎる」研究に悩まされた声も多数、とある。さて私の場合、特に小学校4年生時の「星の観察」、が最も思い出に残っております。ちょうど42年前の今日それを仕上げた日記も残っていました。
「星の観察のせいしょ」という題でしたが、「やっとできた時は、ものすごくうれしかった。おかあさんにも見せました」と締められていました。日記のコメントとして書かれていた担任の先生の自由研究に対する評は次のとおり。少し照れ臭いほどですけれど、この時の自由研究だけは自分でも胸を張れます。
『まず、しあがりの美しいのに感心いたしました。次にわかりよい書きあらわし方のくふうがよろしい。それに40日にわたる根気と努力。科学研究として特に大切なせいかくさ。また、実さいのかんさつとあわせて、本などでもたしかめた注意深さ。
なお、忘れてはならないことは、この観察によってわかったこと、気づいたことのまとめですが、それも実によくわかりました。〇〇さんの「雲の研究」とならんで特によかったと思います。』
夜空を表現する方法に悩んでいたのですが、叔母さんがベンジンを含ませた布で藍色のクレヨンを溶かし、す~っす~っと紙に擦り付ける手法を伝授してくれたことを思い出します。ちなみに、上記「〇〇さん」は、ゆうこりんさんですよ。覚えてるか?雲の研究。