近江粗菓
テーマ:まちづくり
2009/12/31 09:31
D君が「戦国武将菓子」を売ろうと思ってるんですよ、と言ってサンプルを持ってきたのが2ヶ月くらい前のことだったでしょうか。その後、話はどんどん進んでいるようで、先日そのお菓子の「ネーミング」に関するメールが送られて参りました。
パッケージ会社の方がコーディネートされているようで、そちらの意向としてはいくつかの候補から投票で選びたいとのこと。ネーミングの選考ポイントは次の10点だそうです。
①戦国武将をテーマにしていることが判り易い、②お菓子のシリーズであることが判り易い、③歴史を感じる、④重み、力強さがある、⑤男らしい、⑥インパクトがある、⑦華がある、⑧「○○菓子 戦国○○」の様にタイトルをメインとサブにわけても良い、⑨語呂が良い、⑩覚えやすい
で、現候補が、「サムライ菓子」に始まって、「武将列伝菓子」、「勇菓 戦国武将伝」、「もののふ戦国勇菓子」、「菓伝 天下名将記」、「天下取り 名将菓録」等24挙げられておりまして、この中から一人2点挙げてくれと書かれております。
どれもこれもつまんないなあ、と思いながら、他に良いものがあればどしどし出してください、なんて心にもないことが書かれておりましたので、考えてみますがなかなか思い浮かびません。
そもそも、このお菓子は基本的には小麦粉の薄焼煎餅で戦国武将を7人くらい選び、それぞれの特徴を表すような味付けにするということでした。で、ようやく、というかふいに思いついたのが「戦煎七拍子(せんせんななびょうし)」。
戦国時代をテーマとした煎餅なので、「戦煎(せんせん)」とし、7種類のシリーズを示す為に七拍子(ななびょうし)といたしました。重みはないですが、軽やかじゃないですか?語呂がよくて覚えやすいでしょ。
できれば「さくさくさく さくさくさく さくさくさくさくさくさくさく」というリズムで食べていただけると嬉しいですね。そして、材料や調味料はすべて天然素材で「無添加統一」でお願いしたいと思います。D君は気に入ってくれたみたいですけど、残念ながら却下されそうです。
いずれにいたしましても、すばらしい「近江粗菓(お~みそか)」になりますことをお祈り申し上げます。よいお年を!
パッケージ会社の方がコーディネートされているようで、そちらの意向としてはいくつかの候補から投票で選びたいとのこと。ネーミングの選考ポイントは次の10点だそうです。
①戦国武将をテーマにしていることが判り易い、②お菓子のシリーズであることが判り易い、③歴史を感じる、④重み、力強さがある、⑤男らしい、⑥インパクトがある、⑦華がある、⑧「○○菓子 戦国○○」の様にタイトルをメインとサブにわけても良い、⑨語呂が良い、⑩覚えやすい
で、現候補が、「サムライ菓子」に始まって、「武将列伝菓子」、「勇菓 戦国武将伝」、「もののふ戦国勇菓子」、「菓伝 天下名将記」、「天下取り 名将菓録」等24挙げられておりまして、この中から一人2点挙げてくれと書かれております。
どれもこれもつまんないなあ、と思いながら、他に良いものがあればどしどし出してください、なんて心にもないことが書かれておりましたので、考えてみますがなかなか思い浮かびません。
そもそも、このお菓子は基本的には小麦粉の薄焼煎餅で戦国武将を7人くらい選び、それぞれの特徴を表すような味付けにするということでした。で、ようやく、というかふいに思いついたのが「戦煎七拍子(せんせんななびょうし)」。
戦国時代をテーマとした煎餅なので、「戦煎(せんせん)」とし、7種類のシリーズを示す為に七拍子(ななびょうし)といたしました。重みはないですが、軽やかじゃないですか?語呂がよくて覚えやすいでしょ。
できれば「さくさくさく さくさくさく さくさくさくさくさくさくさく」というリズムで食べていただけると嬉しいですね。そして、材料や調味料はすべて天然素材で「無添加統一」でお願いしたいと思います。D君は気に入ってくれたみたいですけど、残念ながら却下されそうです。
いずれにいたしましても、すばらしい「近江粗菓(お~みそか)」になりますことをお祈り申し上げます。よいお年を!
緩めないように
テーマ:よもやま話
2009/12/30 09:31
12/25に米ノースウエスト機中で、乗客のナイジェリア出身の男が下着に縫いこんだ爆発物を爆発させようとしたとして、デトロイト空港に着陸後拘束される、というテロ未遂事件が起きたことは皆さんご存知かと思います。
さらに朝日新聞に、2日後にこれと同一便(ノースウエスト253便)で「テロ」騒ぎがあったという記事が掲載されておりました。
ある意味、便による「テロ」かも?
記事は、「同機に搭乗した同じナイジェリア人の男性が、着陸時刻が近づいてもトイレに入ったきり1時間以上出てこなかったため、不審に思った乗員がドア越しに説得したが、拒まれたため力ずくで引きずり出した。男性は激しく抗議した。」とあり、
「聴取に対して、男性は『おなかを壊して、トイレから出られなくなっただけ』と説明。たしかに食中毒の症状が認められたという。」と続きます。
8/2のブログ「不便なる運行」に記しましたように、JALでは離着陸前25分間のトイレ使用が禁止となりましたが、ノースウエストでも、テロ未遂の翌26日から「着陸前の1時間は離席を認めない」というルールを導入したそうです。
しかし、この男は、1時間以上前からトイレにこもっていたわけで、そういう意味では意識的ではないにせよルールの盲点をついたわけでして、今後航空会社がどのような対応をとっていくのか注目されますが、文字通り「丸腰」で意図的にトイレにこもる「テロリスト」集団が現われたら、乗客は「テロ!」ならず「出ろ!」の大パニックかも。
今回は、同一便で、同じナイジェリア人、さらに着陸前にトイレにこもるという行動まで同じという偶然が重なった末の騒ぎでしたが、ハワイで静養中のオバマ大統領は「今後も飛行機や空港での警戒は緩めるべきではない」と指示したそうであります。
一方、年末年始に海外旅行等で飛行機に乗られる方は、くれぐれも腹を緩めないように警戒していただきたいと存じます。
さらに朝日新聞に、2日後にこれと同一便(ノースウエスト253便)で「テロ」騒ぎがあったという記事が掲載されておりました。
ある意味、便による「テロ」かも?
記事は、「同機に搭乗した同じナイジェリア人の男性が、着陸時刻が近づいてもトイレに入ったきり1時間以上出てこなかったため、不審に思った乗員がドア越しに説得したが、拒まれたため力ずくで引きずり出した。男性は激しく抗議した。」とあり、
「聴取に対して、男性は『おなかを壊して、トイレから出られなくなっただけ』と説明。たしかに食中毒の症状が認められたという。」と続きます。
8/2のブログ「不便なる運行」に記しましたように、JALでは離着陸前25分間のトイレ使用が禁止となりましたが、ノースウエストでも、テロ未遂の翌26日から「着陸前の1時間は離席を認めない」というルールを導入したそうです。
しかし、この男は、1時間以上前からトイレにこもっていたわけで、そういう意味では意識的ではないにせよルールの盲点をついたわけでして、今後航空会社がどのような対応をとっていくのか注目されますが、文字通り「丸腰」で意図的にトイレにこもる「テロリスト」集団が現われたら、乗客は「テロ!」ならず「出ろ!」の大パニックかも。
今回は、同一便で、同じナイジェリア人、さらに着陸前にトイレにこもるという行動まで同じという偶然が重なった末の騒ぎでしたが、ハワイで静養中のオバマ大統領は「今後も飛行機や空港での警戒は緩めるべきではない」と指示したそうであります。
一方、年末年始に海外旅行等で飛行機に乗られる方は、くれぐれも腹を緩めないように警戒していただきたいと存じます。
老いる日本
テーマ:まちづくり
2009/12/29 09:25
ちょうど一年前、つまり昨年の12/29のブログで紹介いたしました藻谷浩介氏の著作「実測!ニッポンの地域力」という本を図書館で借りて読みました。
世の中で常識と思われていることを、綿密な調査に基づいた資料、統計によってことごとく覆す、まさに筆者曰く「目のウロコ落としの旅」の道しるべとなる1冊でありました。
筆者から読者への質問の一つに「わが国の人口に関して、2005年の国勢調査と20年後の2025年の予測値を比べて、次のうち正しいものはどれか」というものがありました。
A.総人口は2割減るのに、75歳以上人口は全く減らない
B.総人口は2割減るのに、75歳以上人口は逆に2割増える
C.総人口は1割も減らないが、75歳以上人口は9割も増える
皆さん、どう思われます?私は直感的にBかな、と思ったのですが、正解は何とCだそうです。つまり、「高齢化」というのは「高齢化率」の上昇ではなくて、高齢者数の激増なんだということが世の認識から抜け落ちている、というわけです。
さらに高齢者の絶対数の増加は、地方よりも大都市圏の方が急速であり、「都会は栄え、地方は衰退する」という思い込みが日本人の頭に染み付いているがこれは間違い。首都圏に住む若い女性は他に楽しいことが一杯あるのか子どもを産もうとせず、ここへ若者が集中することが日本消滅を招く、と喝破されております。
さて少子化対策として子ども手当等の政策が検討されておりますが、今から急激に出生率を回復しても手遅れで、急増する高齢者に加えて依存人口比率が上昇するため、その親世代は自分の親と子どもの両方の世話という負担に耐えきれないであろう、とも言われております。(「資本開国論」(野口悠紀雄/ダイヤモンド社))
残念ではありますが、高齢者増ということは年金受給者の受取分が減っていかざるを得ないということであります。外国人労働者の大量移入を受け入れるのならともかく、そうでなければ年金の受取減を甘んじて受ける以外に道はないように思います。
そして、もう一つ団塊の世代という巨大な高齢者予備軍を生み出したもの、それは戦争であったということを私たちは忘れてはいけないと思います。
世の中で常識と思われていることを、綿密な調査に基づいた資料、統計によってことごとく覆す、まさに筆者曰く「目のウロコ落としの旅」の道しるべとなる1冊でありました。
筆者から読者への質問の一つに「わが国の人口に関して、2005年の国勢調査と20年後の2025年の予測値を比べて、次のうち正しいものはどれか」というものがありました。
A.総人口は2割減るのに、75歳以上人口は全く減らない
B.総人口は2割減るのに、75歳以上人口は逆に2割増える
C.総人口は1割も減らないが、75歳以上人口は9割も増える
皆さん、どう思われます?私は直感的にBかな、と思ったのですが、正解は何とCだそうです。つまり、「高齢化」というのは「高齢化率」の上昇ではなくて、高齢者数の激増なんだということが世の認識から抜け落ちている、というわけです。
さらに高齢者の絶対数の増加は、地方よりも大都市圏の方が急速であり、「都会は栄え、地方は衰退する」という思い込みが日本人の頭に染み付いているがこれは間違い。首都圏に住む若い女性は他に楽しいことが一杯あるのか子どもを産もうとせず、ここへ若者が集中することが日本消滅を招く、と喝破されております。
さて少子化対策として子ども手当等の政策が検討されておりますが、今から急激に出生率を回復しても手遅れで、急増する高齢者に加えて依存人口比率が上昇するため、その親世代は自分の親と子どもの両方の世話という負担に耐えきれないであろう、とも言われております。(「資本開国論」(野口悠紀雄/ダイヤモンド社))
残念ではありますが、高齢者増ということは年金受給者の受取分が減っていかざるを得ないということであります。外国人労働者の大量移入を受け入れるのならともかく、そうでなければ年金の受取減を甘んじて受ける以外に道はないように思います。
そして、もう一つ団塊の世代という巨大な高齢者予備軍を生み出したもの、それは戦争であったということを私たちは忘れてはいけないと思います。
ちょっと見てみ~な
テーマ:曳山・歌舞伎
2009/12/28 09:32
湖北の皆さまは「み~な」という雑誌をよくご存知かと思います。平成元年7月創刊で、とにかく「湖北を骨の髄まで知り尽くす」という感じで、最新号は何と104号まで来ております。
昨晩、その編集会議に出席させていただきました。と申しましても私が編集委員というわけではありませんで、来春に発刊される105号、いや106号だったかな?とにかく、「曳山まつり」特集が計画されているようであります。
折りしも、来年の秋、長浜の地で「全国地芝居サミット」が開催されますので、どうせなら全国の方にも曳山祭をわかりやすく、そして面白くお伝えできるような内容にして、この「みーな」をお配りしてはどうかというアイデアが出てまいりました。
そこで、サミット運営委員として、委員長のK山君、そして前曳山博物館館長のN川さんと私の3人が会議に招かれまして、曳山祭やら伝承委員会やら三役塾やら囃子やら地芝居やら、その他もろもろについて、あ~でもない、こ~でもないという話をしてまいりました。
104号に至るまでの歴史の中で、「曳山まつり」特集はなかったんですかいな?と尋ねましたら、「いやあったんですけど、そんなに深く掘り下げてなかったんです。ページ数も少なかったし」と見せていただいたのが、
これ第4号
平成2年の発行ですから、およそ20年前のもの、バックナンバーもすべて売切れだそうであります。ぺらぺらぺらとページを繰って行きますと、一頁大に浮かび上がった美少年の肖像
私にそういう趣味はございませんが、透き通るように美しい子ども役者であります。このみーなが発刊されたのが平成2年ですので、前年である平成元年の祭に出た役者さんでしょうか。当時10歳前後とすると今30歳前後....。
もしかして、このお顔立ち....、あのブロガーさん?
昨晩、その編集会議に出席させていただきました。と申しましても私が編集委員というわけではありませんで、来春に発刊される105号、いや106号だったかな?とにかく、「曳山まつり」特集が計画されているようであります。
折りしも、来年の秋、長浜の地で「全国地芝居サミット」が開催されますので、どうせなら全国の方にも曳山祭をわかりやすく、そして面白くお伝えできるような内容にして、この「みーな」をお配りしてはどうかというアイデアが出てまいりました。
そこで、サミット運営委員として、委員長のK山君、そして前曳山博物館館長のN川さんと私の3人が会議に招かれまして、曳山祭やら伝承委員会やら三役塾やら囃子やら地芝居やら、その他もろもろについて、あ~でもない、こ~でもないという話をしてまいりました。
104号に至るまでの歴史の中で、「曳山まつり」特集はなかったんですかいな?と尋ねましたら、「いやあったんですけど、そんなに深く掘り下げてなかったんです。ページ数も少なかったし」と見せていただいたのが、
これ第4号
平成2年の発行ですから、およそ20年前のもの、バックナンバーもすべて売切れだそうであります。ぺらぺらぺらとページを繰って行きますと、一頁大に浮かび上がった美少年の肖像
私にそういう趣味はございませんが、透き通るように美しい子ども役者であります。このみーなが発刊されたのが平成2年ですので、前年である平成元年の祭に出た役者さんでしょうか。当時10歳前後とすると今30歳前後....。
もしかして、このお顔立ち....、あのブロガーさん?
女 武器 髪
テーマ:よもやま話
2009/12/27 09:32
いわゆる日めくりカレンダーというものがございますが、私どもの店ではお得意さんなどから頂いたものを毎年店の間に掲げることにいたしております。さて、今年も残りわずかとなった12月のとある日にペラペラと日めくりを繰ってみておりますと、
「女」と書いてある文字が目に入り、その左に「二十八宿」と書いてあります。
「二十八宿」とは何ぞや?耳慣れない言葉であります。調べてみますと、「中国古来の黄道星座のことで、西洋占星術に出てくるいわゆる黄道十二星座の東洋版である。」と出て参りました。まあ、要するに「東洋版星占い」というわけですな。
ちなみに、それらの28星座とは「畢 翼 箕 奎 鬼 氐 虚 危 觜 軫 斗 婁 柳 房 心 室 参 角 牛 胃 星 張 尾 壁 井 亢 女 昴 」であり、これが毎日日替わりで暦の上に登場して参りまして、それぞれに「万事に吉」「造作に凶」などと占いめいた言葉が書かれております。
さて、件の「女」もその一つなのですが、これは「おんな」ではなく「ジョ」と読むそうです。一体どの星のことなんでしょうね?七夕で有名な牽牛織女の織女に対応する星ではあるそうなんですが、一般的に知られる「こと座のヴェガ」ではないというからややこしい。
さて、「女」の文字の右に書かれた占い文を読みますと、
「武器をつくり、髪をすくほかはいっさい凶」なんて書かれております。今どきこんな占いはないやろ、と言いたくなるわけですが、「髪をすきながら武器をつくっている女性」の姿を想像してちょっと恐くなります。「女」に当る日はお気をつけ下さいませね、○○○さん。
「女」と書いてある文字が目に入り、その左に「二十八宿」と書いてあります。
「二十八宿」とは何ぞや?耳慣れない言葉であります。調べてみますと、「中国古来の黄道星座のことで、西洋占星術に出てくるいわゆる黄道十二星座の東洋版である。」と出て参りました。まあ、要するに「東洋版星占い」というわけですな。
ちなみに、それらの28星座とは「畢 翼 箕 奎 鬼 氐 虚 危 觜 軫 斗 婁 柳 房 心 室 参 角 牛 胃 星 張 尾 壁 井 亢 女 昴 」であり、これが毎日日替わりで暦の上に登場して参りまして、それぞれに「万事に吉」「造作に凶」などと占いめいた言葉が書かれております。
さて、件の「女」もその一つなのですが、これは「おんな」ではなく「ジョ」と読むそうです。一体どの星のことなんでしょうね?七夕で有名な牽牛織女の織女に対応する星ではあるそうなんですが、一般的に知られる「こと座のヴェガ」ではないというからややこしい。
さて、「女」の文字の右に書かれた占い文を読みますと、
「武器をつくり、髪をすくほかはいっさい凶」なんて書かれております。今どきこんな占いはないやろ、と言いたくなるわけですが、「髪をすきながら武器をつくっている女性」の姿を想像してちょっと恐くなります。「女」に当る日はお気をつけ下さいませね、○○○さん。