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掛け取り

テーマ:よもやま話
1年が経つのは早いものです。昨年の大みそかの毎日新聞のコラム「余録」には、「日用品も掛売りだった昔の歳末は、居留守や仮病などにより支払いを逃れようとする借り手と掛け取りとの虚々実々の攻防で暮れた」と書かれておりました。

そこで、書きとめておいたネタを一年間寝かせておいて、今年の大晦日ネタとして公開しようという寸法。この時の通算Noが60189号ですから、1年間で20,000本以上のブログがコブログ上で書かれているということになりますね。

さて上記コラム。現金商売が主流で、クレジットカードは使っても、馴染みの店での「つけ」でのお買い物なんてのはめっきり減った現代。「掛売り」などという言葉すら死後になりつつあるのかもしれませんが、そこには歳末の掛け取りの様子を表した江戸川柳がいくつか紹介されておりました。

「餅はつく これから嘘をつく気なり」 (言い訳)

「押し入れで息をこらして大晦日」 (居留守)

「掛け取りの帰らぬうちは唸って居」 (仮病)

これに対して、借金取りも心得たもの

「いまだ帰らぬを掛け取り聞きあきる」

「常体の嘘では行かぬ大晦日」

コラムでは、「大晦日の掛け取り騒動は姿を消した現代だが」と書かれておりましたが、なかなかそうも参りませんで、私どものように掛売りを主体としている店は、程度の差はあれ、こういう攻防の経験があります。

それでは私も、これから大晦日の攻防に出かけて参ります。一年前のツケを払うようなブログになりましたが、皆さま、よいお年を。

週末の食卓(69)

テーマ:週末の食卓
(その1)
私の誕生日の日の晩ご飯

母: おぉ~っ、今日はごっつぉうやなぁ~。何でや~?

私: さぁ、何ででしょうねぇ~

(しばらく考えて)

母: あ~~~~ん、そうかぁ。冬至かぁ、今日は



まあ、そうなんですけど。





(その2)
テレビで森林浴が体にいいというのをやっているのを見て

母: ほうかぁ、森林浴がええんか。ほんで、最近あかんのや、私。ごぼうさん(大通寺)行かんで

私: ごぼうさんとどういう関係があるん?

母: ごぼうさんにはな、大きな松の木があるがな。


あそこの下でおいっちにと深呼吸するんだそうですわ。





(その3)
朝、ブログの更新してたら、母が自分の部屋から出てきた

私: おはよう。

母: おはよう。(プ~~~っ)

私: おいおい、朝からいきなりプ~かよ

母: ごめん、ごめん。(プ~っ)

私: またかよ

母: 生きてる証拠やな。(プ~~っ)


とりあえず生きております。





滑り止めに滑る

テーマ:よもやま話
昨日の午後は冷たい雨がそぼ降る中、年末の集金に回りました。何軒か終わった後に訪れた、とある美容室。車を止めて店内に入るまでの間、傘を差そうか、いやそれほど強い雨でもないし。

軒下を通っていけば雨にも当たらず入口まで辿り着けそうなことを確認。地面から一段上がっていて黒い石貼り風のタイル地なのですが、親切に滑り止めマットが3枚敷かれていました。

で、足早に駈け出した瞬間です。自分の体が真横にスッテンとまるで柔道の大家に足払いを掛けられたかのように見事に倒れてしまいました。完全に一本です。

柔道の大家といえば、一昨日は教育委員会の忘年会が行われたのですが、向かいに座っておられた長浜図書館館長も柔道をなさっていたそうで「私、柔道五段です」。「へぇ~、すごいですねぇ~」。

いやいや、まだまだ驚く無かれ、教育委員の一人で昨年は委員長も務められたM田さんは何と柔道七段だとか。「ななだ~~ん?!?!」。どんだけ強いねん。ぱんやさんは何段なんでしょうね。とにかく、こういう方たちとは仲良くしておきたいものです。

閑話休題。あまりにも見事にすっ転んだ私、とりあえずこの無様な姿を誰にも見られたくないので、何事も無かったかのように立ち上がろうとして、店内を見ると、あらら、見られてたがな。店長とおぼしき女性があんぐりと口を開いて、私を見ていらっしゃいます。

気を取り直し、本来の業務である集金のために店内に入り、「毎度ありがとうございます。油甚です」。店長さん、「ごめんなさ~い、大丈夫でしたかぁ」。「あ、はい、全然平気です」。実際、左手にかすかな痛みを感じただけで、派手に転んだ割りには、不思議なほど無傷。

代金を頂戴した後、「あ、気をつけてお帰り下さいね」。はいはい、滑り止めマットの上はもう通りませんよ。しかし、あれほんまに滑り止めマットやったんやろか?石張り風タイルとマットの間でハイドロプレーニング現象が起きたのか?危うく年末のクソ忙しい時にピーポーで運ばれるところでした。

あ、考えてみると今日のタイトルはこの時期には不適切なものでしたね。大丈夫、おじさんが代わりに派手に滑ってきましたんで、受験生の皆さん、安心して試験受けてきて下さいね。


ダブルカルチャード

テーマ:よもやま話
1ヶ月以上前になりますが、毎日新聞にカルピスの山田社長の話が掲載されていたのですが、その中に出てきた「ダブルカルチャード」.。皆さんご存知ですか?

これ、いわゆるカルピスビールのことらしく、「カルピスの原液1にビール5の割合で混ぜた『ダブルカルチャード』は、ビールの苦味が和らぎまろやかな口当たりで、居酒屋などで定番メニューになりつつある」なんて書いてあります。

そう言えば、カルピスって10月からアサヒビール(正確にはアサヒグループホールディングス)の完全子会社になったんですね。だからこそ、こういう発想が生まれたんでしょうか。ビールとカルピスの相性は抜群なんて書いてありますけどホンマやろか?

ってことで試してみました、ダブルカルチャード。まずは、
カルピスをコップにこの位入れて
上からビールを注ぎますと
こんな感じ

では、飲んでみましょう。う~ん、なるほど。一瞬カルピスソーダやんけ、と思わせといて、ほのかに残るビールの苦味。うん、これは女性には受けるかもしれませんね。アサヒビールとカルピスという二つの文化が溶け合った、まさに「ダブルカルチャード」。あなたもいっぺんお試し下さい。

ひざこし飴

テーマ:よもやま話
年末年始、かかりつけの医院が休みになりその間に薬がなくなるので、「おまんもろてきてくれんか」と母。普段なら、「甘えてたら歩けんようになるで」とたしなめるところなんですが、何せ雪がちらつく寒さ。

「わかった」と言って、とりあえず医院に電話。1時間後に処方箋を取りに行き、そのまま向かいの門前薬局に。妻などは、薬はどこでも買えるので、ポイントの付くス◯薬局にしたら、とか言いますけど、時は金なり、そんな面倒なことはしておれません。

門前薬局。ただ今の待ち時間15分、と表示されております。最新号ではない週刊誌をペラペラめくって眺めておりましたが、それにも飽きてふと顔を上げると
目の前に
門前薬局は薬を処方するだけでなく、他のお菓子なども売られておりまして、特に「のど飴」は何種類かがずらりと並んでいます。が「ひざこし飴」???。これはのど飴なのか?妙な名前ですな。人の名前か?「かざこし」は官僚たちの夏だし、「みやこし」は元市長か。

しょうがない、と近寄り見れば、グルコサミン、サメ軟骨、なる文字が目に入りまして、ひょっとしてこれ「膝・腰飴」なのかよ、と。わかってしまえば、そうかそうだよね~、なんですが、「膝・腰」と「飴」って脳内シナプス結びつきませんよぉ、なかなか。

お値段は360円となっておりましたが、他ののど飴と同程度です。プロポリスのど飴だけは540円と高いんですが、それよりは安い。

しかし、飴ねぶって、膝や腰の痛みが取れるもんなんでしょうか?プラシーボ(偽薬)効果かよ?薬事法に引っかかりはしないのか?それなら「くびかた飴」とか「ひじてくび飴」とかもあっていいんじゃないか?とか様々な思いがよぎります。

「ひざこし飴」。誰かねぶったことある人いませんか?



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