カッパ指南

テーマ:油甚本店
先日、京都の女性の方から突然電話を頂戴いたしました。「この間、お友達からお宅の胡麻油をお土産に頂いたんです」と。こう言われたら、普通次に何を期待します?

「美味しかったので、また送って下さることできますか?」と、こう来るパターンが普通でして、ありがたいことにその類のご注文は何度となく頂戴しております。

ところが、続けて「胡麻油のボトル今も目の前に置いてあります。美味しいに違いないのでしょうが、金の帯をほどけずにおります」と。えっ、まだ食べてないんかい!

なんでも、瓶入の胡麻油のキャップに「惚れて」下さったそうで、「どうやったらこんな風にキャップを被せられるのか教えていただけないか」というお願いの電話だったのです。

てことで、一昨日11/22にこの方、彼女に胡麻油を買って帰られたご友人と二人でお越しになりました。「こと京都」という農業生産法人でねぎ油の製品化を任されているそうで、自社製品のラッピングの参考にしたいと。

持参されたねぎ油の瓶は化粧瓶風で、ある意味当社のより洗練されているように見え、「キャップはむしろいらないんじゃないんですか?」と言いますと、「いや社長の意向で」。

ま、とにかく、キャッピングの実演をして欲しい、ということでカメラの準備とかされるのですが、こういうのってゆっくりやるとかえってうまくできませんね。普段は意識せずに一連の流れの中で行なう作業をぶつ切りにするわけですから。

ゆうこりんさんやままさんも同じような作業をされており、我々3人「カッパ3兄妹」と自称しているのですが、これってなかなか誰にでもできるものではないらしく、うちの店でももっぱら私の専属作業となっております。

「ねぎ油の製品化が完成しましたらお送りします」とのことでした。私の実演が参考になったかどうかわかりませんが、見た目も味も最高の「九条ねぎ油」が届くことを心待ちにしております。できたら、うちで売らせてもらおかしら。

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