圏外研修

テーマ:まちづくり
11/8,9の2日間、滋賀県都市教育委員会連絡協議会の県外研修が行われました。各県持ち回りで開催される「西日本市町村教育委員会研究協議会」への参加をもって県外研修とするのが恒例となっているようで、昨年ははるばる鹿児島まで、そして今年は神戸。そうそう、また神戸や。

今年のテーマは「子どもたちの安全安心のために~学校における震災時の危機管理を考える」。平成7年に阪神大震災に見舞われた神戸、そして昨年の東日本大震災。日本では災害時の避難先といえば「学校」となりますが、アメリカなどでは子どもの教育の場を犠牲にして災害避難所に使うようなことはしないんだそうです。

在校時に震災が起こった際の適切な対応は普段からの防災意識、訓練に加えて、リーダー(この場合校長先生を中心とする教師)の臨機応変の行動が鍵になる、ということでした。「揺れたら机の下に」という固定観念の植え付けは危険ということでありました。

さて、私は2日めは用事がございまして、初日の懇親会が終了後帰宅したわけですが、この県外研修、神戸に現地集合、解散でもよさそうなものなのですが、ご丁寧に県内各地から大津駅に集合。そこからバスで神戸に移動。2日めは午前中で終了し、昼食を共にし再びバスで大津駅まで戻りそこで解散という旅程。

時間も費用も必要以上にかかるように思えて仕方ないのですのが...。昨年も鹿児島まで行って建物内での缶詰め研修のみで辟易しましたし、今年も黙って従えばその二の舞。ってことで、初日の昼食終了後、開会まで少し間がありましたので、同行者の2人を誘って
こちらへ圏外研修に
9/29~1/6まで神戸市立博物館で開催中の「マウリッツハイス美術館展」へ。タクシーで移動し、1時間程度の鑑賞時間でしたが、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のみならず、レンブラント、ルーベンス他17世紀オランダ・フランドル絵画の名品の数々を。

細密画というか、ディテールまでも忠実に再現するかのような描写術にため息がでるばかり。まさに写真のように写実的な静物画。日本で言えば江戸時代初期の作品なんですが、昨日描かれたような保存状態。

同行者のF課長さん、「いや~、こういう絵を長浜の小・中学生にも見せてやりたいなぁ」と。確かに、こういう絵に接することができるのが都会に住む子どもたちのアドバンテージかもしれません。教育委員県外研修も講演や分科会聴講だけでなく、こういう圏外研修もミックスしていただけるとありがたいのですが。

それと、大津市教育委員会は同研修に欠席で、夜の懇親会(費用自己負担)もアルコール抜き。ともに気持ちはわからんでもないけど、こういう時だからこそ大津の教育委員さんから直接お話が聞きたかったというのが皆さんの本音だったようです。

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