1  |  2  |  3  |  4  |  5    次>    最後>>

自動車保険大改定

テーマ:保険・金融
既に報道や保険会社からの案内でご存知の方も多いとは思いますが、10月1日から大手損保会社が一斉に自動車保険を改定いたします。談合じゃないかという話は置いといて、ポイントは2つ。

1.事故後3年間のペナルティ料率

自動車保険料は1~20の等級別に料率が定められており、無事故であれば1年毎に1等級上がり、事故があれば3等級下がることになっておりますが、従来は事故の有無に関わらず、等級が同じであれば同じ割増引率が適用されていました。

→ところが本改定により、同じ等級でも無事故料率と事故有り料率が区分され、事故が有った場合は3年間いわゆるペナルティ料率が課せられることになり、ケースによっては保険料が従来の1.5倍くらいになることもあるようです。

2.等級すえおき事故の廃止

従来、盗難や火災、台風・竜巻・洪水または高潮などの自然災害、飛び石などによる窓ガラス破損、飛来・落下物による損傷、落書き・イタズラ被害といった"契約者に責任のない被害"を被った時には、自動車保険を使って修理しても等級が下がりませんでした。

→ところが、本改定により、たとえ契約者に全く非がない状況でも、自動車保険を使って車を修理したら、1等級ダウンし、さらに、このケースでも事故後1年間は事故有係数が適用され割高な保険料を支払わなければならないというもの。

さぁて、こりゃ結構な改定でございまして、へたすると20万円くらいの修理代なら保険を使わない方がまし、という感じになりそうです。あるいは、いっそのこと車両保険は入らんとこか、ってことになるのか。

保険会社はリスクに応じて保険料負担が公平化し、運転が慎重になって事故が減るだろうと楽観的な予測をしておりますが、保険料高騰を嫌って無保険車が増えることが最悪です。保険は自分の損害に対する補償よりもまず相手を傷つけた場合に十分な補償が担保されるものであるべきだと思うのですが。

うちも細々と保険代理店を営んでいるのですが、とりあえず3年間は事故の有無に関わらず旧料率が適用される「長期分割契約」をお奨めしようかと思っています。支払いは1年契約と同様年に1回(ただし口座振替)ですし、毎年契約更改する手間もお互い省けますしね。皆さまも代理店さんにご照会してみて下さい。

手ぶらでお引き出し

テーマ:保険・金融
一昨日、大垣共立銀行に記帳に行きましたら、隣のATMで操作していた人が突然「おっ!行った、行ったぁ~」と喚声を上げられるではありませんか。なんやろ?と思て横を見ると
こんなチラシが
どうやら、その方は大垣共立銀行の行員さんで、その日から導入されたこの「生体認証ATM」の試験操作を行なっておられたようです。

生体認識ATMとは何ぞや?つまり、あなた自身がキャッシュカードの代わりになるわけです。と言ってもATMの中にカードの代わりに吸い込まれるわけではなく、「静脈」の特徴によって、あなたを「あなた」と認識し、本人確認を行なうシステムなんだとか。

従って、事前に店頭で「手のひら静脈」の情報を登録しておけば、キャッシュカードや通帳がなくても、ATMから現金の引き出しができるのです。

そう言えば、以前カンブリア宮殿に大垣共立銀行の頭取が出演され、東日本大震災の被災者が通帳、印鑑、キャッシュカード等をなくされ、現金引き出しが困難となり苦労された話をされていた記憶がありますが、そうした非常時でも安心して現金引き出しができるようにと導入されたもののようです。

同様の生体認証ATMは全国の7割の都銀、地銀で既に導入されているようですが、いずれもキャッシュカードとの併用が義務づけられており「操作が増えてかえって煩わしい」と不評で使用率は顧客の1割程度らしい。キャッシュカード無しで、つまり「手ぶらで」現金が出せるのは「全国初」だそうです。

ほんで、油甚さんもやってみたんか?て。私、こういうの苦手ですんや。ドキドキして脈が速うなったら違う人と認識されたまうんちゃうやろか?とか、「不整脈です」とかいうメッセージが出てこんやろか?とか要らんこと考えてしまいますんや。

あ、そうそう、「生体情報が盗まれることはないの?」という心配もありますわね。これに対しては「生体情報については暗号化を施すだけでなく、大垣共立銀行が保有するお客さまの個人情報とは別に管理するなど、二重、三重にもわたるセキュリティ対策を実施することにより、情報管理には万全を期す」とのことです。

とのことですので、だれかやってみてぇ~。

湖北の観音

テーマ:まちづくり
先日、喜多桜美さんのブログ読んで、「そうや、そうや、これ行かなあかんのや」と思い出した長浜城歴史博物館で開催されている「湖北の観音」特別展。こんな近くで一堂に会した観音様を見られるチャンスはめったにない。

明日見に行こ!と決心したその日に、教育委員会9月定例会の案内が届く。中を開けると一番上に長浜城の駐車許可証が入っている。あれ?と思ったら、何と今月は浅井支所ではなく「長浜城で会議をする」と。これは、特別展が見られるぞ、と直感。そして、昨日がその定例会議の日。

案の定、会議終了後、長浜城歴博館長さんが「本日はこれから湖北の観音さんの特別展をご覧になっていただきたいと思います」と。新聞報道にもあったように、大層な人気で入場者も1万人を突破した旨のご説明もありました。

湖北各所からお出ましになられた大小さまざま30体を超える観音さまたち。お顔立ちやお姿もさまざまで、それぞれが何とも言えない表情と佇まいで魅了して下さいます。加えて、S学芸員の懇切丁寧な解説。小一時間充実した鑑賞を楽しむことができました。

重要文化財と県指定文化財が各4点、市指定文化財が8点となっていますが、未指定のいわば無名の観音さんたちの中にも「何でこれが指定されてないの?」と思われるもの多数。まだまだ湖北には秘仏が眠っているようです。

これだけの観音さまをお借りするにあたっては随分苦労もあったようですが、管理(いやおまもりと言った方が正確か)されている各在所の方々にとってみれば、自らの分身であり宝、そして集落の絆の源、ちょうど我々山組における曳山のような存在なんだろうと推察いたします。

遠方から来られた方で、一体の観音さまの前で合掌しておられた女性がいらしたそうです。その方はそれまで無信仰で宗教にも関心も無かったのに、全く無意識のうちにそうしてしまっていた自分に驚かれていたようです。観音さまの力ですね。

館長さんは「長浜市内の小・中学生がなかなか来てくれない。夏休みにすべきだったかも」と仰っていましたが、「湖北の子どもたちは仏像が身近にあって珍しくも思わないのだろう」という声も。

しかし、観音さまを目にして心洗われるような気持ちになれるのは、純粋無垢な子どもたちよりもむしろ人生に疲れ、世俗の垢と汚れにまみれた我々中年こそなればではないでしょうか。皆さまも観音様で心の垢落としされては如何でしょうか。会期は長浜会場は10月14日まで、高月会場は10月21日まで。よ~し、今度は高月だ!

寺脇研さん

テーマ:よもやま話
寺脇研。この名前を聞くとほとんどの人が「ゆとり教育の戦犯」として思い浮かべることだろう。しかし、彼はゆとり教育を示した新学習指導要領を決めるプロセスに最後まで関わってはいない、つまり担当として責任を負う部署の一員ではなく、その卓越したPR能力を買われ、いわば広告塔として働かされた、というのが実情のようだ。

先月より、教育委員会から教育委員に対して「内外教育」という教育専門誌のコピーが届くようになったのだが、9/4号に、当の寺脇研氏が「教育委員会の強化こそ」という題で寄稿されていた。少し長いがそのまま紹介する。


『大津市の「いじめ自殺事件」を機に「いじめ問題」に関する報道や論評が氾濫している。もちろん、中学生が自殺に追い込まれた事実は何より重く受け止めなければならない。

子どもが学校でのいじめによって命を自ら絶つなど断じてあるまじき事態だ。事件と直接関係のない私自身を含め、この社会に暮らす全ての大人が、そのことを真摯に受け止めて自分の無力を恥じ、責任を痛感しなければならないと思う。

しかし、報道や論評の場で行なわれているのは犯人捜しや関係者批判ばかりである。そこに感じ取れるのは、日本の大人全体の「不寛容な意識」だ。これこそ、学校のみならずあらゆる場でいじめが起きる大きな要因ではないのか。誰かを犯人にしてたたく社会である限り、子どもの世界でも同じことが起きる。子どもは、大人の背中を見ている。

今回は、教師や教育委員会まで犯人扱いである。確かに、対応に適切を欠く点があったのは否めないのだろう。それにしても今回の教師批判、教育委員会批判は、これまでの同種事例と比べて度を超している。ネットの普及ということもあろうが、社会の不寛容化が進んでいるのが心配だ。違いを認め、あらゆる人と共生していこうとする寛容さこそがいじめを減らしていくのだけれど。

その一方で、大津市や大阪市の人気者市長が教育委員会任せだからこんな体たらくなのだと、教育委員会不要論を唱え衆目を集めている。市長が直接教育行政を行えばいじめも自殺もなくなるって?それなら誰も苦労しない。

いじめゼロなんて理想にすぎず、常にいじめが起こりうる状況の中で、子どもの命を守ることは、学校、家庭、地域の教育における至上命題である。学校教育、社会教育の専門組織である教育委員会の奮起なくしてこの命題は果たせない。教育委員会をなくすのでなく、逆に予算、人員、人事面で強化することこそ首長の責務ではないのか。文部科学省も臆することなく直言してやればいいのに・・・・。』


教育委員会の強化という主張に対する賛否はともかく、氏が指摘する「社会の不寛容化」は正鵠を射ているように思う。実は曳山文化協会伝承委員会では平成16年に、当時文化庁文化部長だった彼を「市民曳山まつり講座」の講師に招いている。

「経済的には失われた10年と言われているが、逆に文化的には実りある10年だった」という氏の言葉が印象に残っている。東日本大震災後、多くの若者が現地でボランティア活動をする姿に「そろそろ『ゆとり』の勝利宣言をしてもいいくらいだ。そんなこと言うと、また批判を浴びるかな」とも。(朝日新聞be「逆風満帆」より)

戦後の詰め込み教育のアンチテーゼとして生まれた「ゆとり教育」。失敗だったと闇雲に切り捨てるのではなく、そこからジンテーゼとしての新教育法を模索することが求められているのではないか。

週末の食卓(64)

テーマ:週末の食卓
(その1)

妻: お母さん、何か顔のシワが減りましたねぇ

母: ほうかぁ~

私: あ、もしかして韓国みやげのクリームのせいかぁ?

母: ほうや、塗ったんよぉ

妻: すご~い。ほんとに効果あるんですねぇ

私: すごいな、へび...

妻: (小声で)し~~ぃ、お母さんには蛇毒のクリームって内緒にしてあるんや


あれは、どうなってるんですか?蛇毒で肌が腫れますんか?





(その2)
孫(私の娘)から携帯電話をプレゼントされた母

母: せっかくやけど、ちっとも使い方覚わらんがな

私: 覚える気ないんやろ

母: ほやなぁ

(TVで、一日の半分くらい携帯やスマホを触っている若者の話が出て)

母: ほ~か、ほんなに触ってんと使い方はやっぱ覚わらんのやな


なるほど、そういう風に解釈するかぁ
1  |  2  |  3  |  4  |  5    次>    最後>>

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2012/09      >>
26 27 28 29 30 31 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 1 2 3 4 5 6

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1568人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧