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年の瀬と淵

テーマ:言葉・漢字
今年も「年の瀬」がやって参りました。なんて言いますけど何で「年の瀬」というのでしょうか?年の瀬戸際の略か?なんて思っちゃいそうですが、そうではないようです。

年末となると、翌年にツケを残したくない、さっぱりと借金は払って新年を迎えたい、と思うのが人情というものです。私どもでも掛売のお客様で通常なら翌月に支払われる方でも12月だけは年内に支払われる方がたくさんお見えです。

また、掛けを回収する側としても、大変失礼ですがお支払いが滞っているお客様に対しても「年末ですから何とかお願いします」と電話で催促したり集金に回ります。

江戸時代などは、節季払いということで盆と暮れの2回の支払が慣習だったわけで、溜めたツケを払えるだけ払って年を越せるかどうかも怪しい。そんな貧乏人の庶民にとっては年越しは生きるか死ぬかの一大事だったというわけです。

そんな大変な状態を表すのに、急流、激流を意味する「瀬」を用いたんだそうです。渡りきれなければ死ぬ、そんな切羽詰った意味合いがこの「年の瀬」という言葉には隠されていたのですね。

江戸時代と言わずとも、このあたりでも少し前までは年末に忙しそうにバタバタと走り回っている人々の姿が結構見られたものですが、最近ではめっきり減り、代わりに街なかをのんびりと闊歩する観光のお客様が増えているような気がいたします。

川の流れの速い所が「瀬」。逆に水深が深く淀んでいるところを「淵(ふち)」と言います。魚類にとって淵は休息の場所として利用されることが多いんだそうです。

悠々と「年の淵」を過ごしている人たちを横目に相変わらず「年の瀬」状態でバタバタしている我が身。さて油甚本店は、正月3が日だけはお休みを頂戴いたしております。悪しからずご了承下さいませ。ではよいお年を。

プランシーズの場合

テーマ:まちづくり
一昨日の午後1時ごろに米原に着く新幹線で東京から娘が帰って来ましたので、車で迎えに行きました。そうしましたら、2時から中学校の同級生たちと湖岸を清掃するんだ、と意気込んでおります。

何でこの真冬のクソ寒い時期に、しかも普段帰って来ても友達と飲みにいくかゴロ寝を決め込んでいるこのぐうたら娘が何を血迷ったのか?もっとも自分の学生時代を振り返ってみた時、彼女を非難できる資格は自分には全くないんですが。

この湖岸清掃、娘が言いだしっぺだったらしいんですが、最初は数名で軽くやるノリだったところ、ある同級生男子のお姉さんのご主人とやらが、湖北を活性化させる運動を始めたとかで、その方の協力を得られることになったのだとか。

その後、募集の輪を広げたところ、同級生20名以上が集まって、まじで湖岸の清掃をやったみたいです。ゴミの写真も見せてもらいましたが、市の指定のゴミ袋(大)が30くらいの量のゴミを集めたようです。

先の運動を始められた方の口利きで、指定ゴミ袋も無料で提供していただけたようですし、ゴミの処分料もかからなかったようです。ボランティアで清掃してるんだから当たり前やろと考えてしまいがちですが、勝手にゴミ拾いやってもそんな調子にはいかないんだそうです。

娘の話では、「planseeds(プランシーズ)」という名前で来年4月から本格的に湖北活性化活動を開始されるようですが、とにかく「花火大会を絶対復活させる」という強い意気込みを持っていらっしゃるそうです。

それにしても、20名もの学生が集まって故郷の清掃をしようという発想は我々の世代にはなかったように思います。昨今ゆとり教育が批判されておりますが、総合学習やPTA事業などで中学生が地域のイベントに参加したりしていることが、着実に愛郷心を育んでいることを実感した次第です。

プランシーズの代表さんも、まだお若いようですが、こうした若い力が芽生えてきたことは本当に素晴らしいことですね。「フランシーヌの場合」はあまりにも悲しい(古!)ですが、プランシーズさんの湖北活性化に命を賭けた情熱には大いに期待したいと思います。

みなかった仁を見た

テーマ:よもやま話
一昨日、テレビでコロッケのものまね100選を見てたら、100個目の直前で妻に「何でこんなもん見てるん?」とチャンネル変えられてしまいました。「何でて、コロッケ同い年やし」とわけのわからん答えしかできんかったんですけど、変えられた番組が「JIN-仁」の総集編。

「あれ、これ見てたっけ?」「見てなかったから見るの」「ほんじゃあ私も見ましょか」ってことで見始めたら、これは面白い。さすが視聴率高かっただけのことはある。基本はタイムスリップストーリーなんだけど、現代医学が過去においてどうやって再現されるか、というところが非常に興味深い。

さらに福山とは違って実にそれらしい内野聖陽の坂本龍馬。自然体が自然な大沢たかおと貫禄の中村敦夫の新門辰五郎。役者の色合いの対照とバランスにも妙がある。咲さん(綾瀬はるか)と野風(中谷美紀)との恋の鞘当ても面白い。

で、大沢たかお演じる主役の脳外科医の名前が「南方仁」。どこかで聞いたことある名前やな~。確か「エースを狙え」のコーチの名前が「宗方仁」だった。で、元々アニメだった「エースを狙え」の実写版で宗方仁を演じたのが内野聖陽。

「せんせえ!名は?」「南方仁といいます」「 ほうかえ。わしは昔、宗方仁だったこともあるぜよ!」という会話が出てきそうだと誰かがブログで書いていたけど、なるほどその通りですね。

で、妻に言われて思い出したのですが、主役の大沢たかおと恋人役の中谷美紀、二人とも昔、日本石油のCMに出ていたことがあるんですよ。
大沢たかお
中谷美紀
これ、確かワーキレーとかいう冗談みたいな名前の清浄剤の入ったガソリンのCMだったので、モップを持ってるんだと思います。

「神は乗り越えられる試練しか与えない」。番組中に何度も出てくるこの言葉がテーマなんだと思います。就活、受験、そして年末の大掃除に奮闘する皆さん、頑張りましょう!私も掛取りに行って参ります。

週末の食卓(32)

テーマ:週末の食卓
(その1)
クリスマス・イブにフライドチキンを食べる私以外の家族達

母: あかん、もうこれ以上食べれんわ

妻: これ以上ってあとどこ食べるんですか?

(差し出して見せる母)

妻: それ、骨ですがな

母: 骨までしゃぶったろか、思て...。





(その2)
冬至の日のこと

妻: 今年はゆずが高いらしいですね

母: ほうか、ほんならちょっとだけにしとこか、ゆず風呂は

(と、言いながらも)

妻: お母さん、随分たくさん買ってきましたね~

母: もうなあ、いつ最後のゆず風呂になるかもわからん齢やしなあ、やっぱり、いっぱ~いのゆず風呂に入りたかったの~

妻: そんなたくさんのゆず風呂に入ったらますます元気になって、まだまだ....。


まだまだ、終末の食卓にはなりませんよ~。今後ともよろしくお願いいたします。




今度は関西電力

テーマ:よもやま話
以前NTTの販売店の名を騙った悪徳商法のお話をしたことがありましたが、最近はその類の電話がかかってきた場合「うちは直接NTTとお話をいたします」と言って電話を切ることにいたしております。

で、この間の土曜日、事務員さんが「関西電力の保安センターから電話ですよ」というので代りましたら、若い女性の声で、「こちら関西電力の保安を担当しているコールセンターですけど、検針票に記載の通り、電力規定が変わりまして、担当の者が順に地区内を...」と話し始めたので、こりゃ怪しいと思い、

「えっ、お宅は関西電力さんなんですか?」と聞きますと、「いえ、保安を担当しているコールセンターです」と言うので、出ました!こりゃ詐欺商法やと判断し、「えっ、コールセンター?関西電力さんではないんですね?」と聞き返しますと、

「え?何かこういう電話でご迷惑が生じたことがおありなんですか?」「どういうこと?」「例えば、NTTとか関西電力の名前を使って、機材を売りつけられたりとか」(お前もそうやろ)「あぁん、そういう電話しょっちゅうかかってきて迷惑しまくってますわ」と言うと、

「ご安心下さい。私どもはそういう怪しい会社ではありません」(と言われると、ますます怪しい)。こういうことを多分「語るに落ちる」と表現するんだと思うのですが、この女性、大変失礼ですが語尾が上がって頭の先にすう~っと抜けるような軽い喋り方で、いかにも「私は信用できない人間です」という感じなのです。

そこで、「わかりました。では関西電力に直接電話をして聞いてみます」と申しました。多分、これでガチャンと切りよ~るやろな、と思ったんです。そして、確かにガチャンと切りよったんですけど、捨てゼリフ吐いて行きよりましたわ。憎憎しげに


「勝手にどうぞ~~!」 ガチャン。


(追記)
同じような手口に遭遇した人がたくさんいるようで、「関西電力からのお知らせ」や「被害の具体例のyoutube」もあるようですので、ご興味がある方はご覧になってみて下さい。(youtube、笑えますよ)
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