去年今年

テーマ:よもやま話
あけましておめでとうございます。2011年(平成23年)のスタートです。

俳句というものに特に関心があるわけではないのですが、新年というと高浜虚子の次の一句がいつも心に浮かんで来ます。

去年今年貫く棒の如きもの

「背筋を張り詰めて新たな気持ちで新年を迎える気持ちを表している」等々、色々な解釈があるようですが、個人的には「年が変わっても自分には変わらない何かがあるんだ」という力強い信念のようなものを感じます。

去年と今年を「こぞことし」と言い切る表現もとても印象的です。ついでなので、ネットで虚子の句をざっと眺めていたら、やはり同じ新年の句ですが、次のようなものが目に入りました。

やり羽子や油のやうな京言葉

やり羽子ってことは羽根つきをやっているんでしょうね。京都の女性が。最近は羽根つきなんかしてる子を見かけませんが、私が子どもの頃はまだやっていたように思います。羽根を落としたら、顔に墨で落書きされるというのがお決まりでしたね。

問題は「油のやうな京言葉」です。「油のような」ってどんなんやねん。京言葉が「すべすべしているけれど粘っこく聞こえる」からだろうという解釈をされている方もおりますが、いったん耳に入るとなかなかぬぐえず残る印象もありますね。あるいは、会話をはずませたり、なごませたりする潤滑油のような役割を果たす言葉ということなのか?

いずれにせよ、私もまたこの一年、「去年今年貫く油のような」ブログを書いて参りたく存じます。本年も何卒よろしく御願い~、申し上げ奉りまするぅ~~~~。


古時計貫く棒の20:11


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