足元にご注意下さい

テーマ:よもやま話
昨日は十日戎の本日。例年は10日は集金日なので9日か11日に奉仕に行くのですが、今年は成人の日の祝日と重なり、集金先の企業さんがほとんどお休みなので、この日に奉仕に行かせていただきました。

あるいは雪が降るのではないかと思っていたのですが、予想に反する好天。風もなく地元、観光客含めて実に多くの参拝客で賑わい、福笹や熊手、箕などの福飾りも例年以上の売上。

私たちは現在、昔の銀座商店街の野球部の流れを組む組織とゆう歌舞伎のメンバーが合流したような組織で一つのブースを担当しているのですが、代表世話人のK君の様子が突然おかしくなっているのに気がつきました。

「もう、めちゃめちゃテンション下がった、帰ろかな~」「どうしたん?」「昼めし食いに行った後、だれかが靴を間違えやったんやて~」。彼の足元を見ると茶色のブーツを履いています。「それ、自分のちゃうん?」「違うて~、俺のは黒いやつで中に毛が生えたる温かいやつなんや。しかもこれちょっと大きいし~」

「でも、昼飯時に間違えられたんやったら、えべっさんの奉仕の関係者やろ」「ほうや~、ほんで場内放送も頼んだし、全部のブース聞きに回ったし、靴脱ぎ場も戻ってないかと3回くらい見に行った」

「ほうか、その靴新らしかったん?」「いや、1年くらい履いてるし、別に高級でもないんやけどぉ」「ないんやけど?」「帰って、『あんた何してるんよ~!』て怒られるに決まったるやろ。それが憂鬱なんやて~」なるほど、なるほど。

で、しばらくして、同じブース内のIさんの足元を見ると黒いブーツ。「あれ、Iさんとちゃうんか、間違えてや~るの?」「いや、飯から帰って来て一番に聞いたけど違うて言わ~るし、そんな大きさの違う靴間違えるアホおるんかて言われたし」

するとIさん、突然「あれ~、ほう言うとこの靴何かちょっと小さいなあ」と言って脱ぐと確かに中に毛が生えていて温かそう。K君のブーツを見て「あっ、それそれ、わしのそれやわ~」「ちょっと、Iさん~、勘弁してくださいよ~」「いや~、何や温かいなと思たわ」ってことで、燈台下暗し。犯人は身近にあり。良かったねK君。

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