<<最初    <前    2  |  3  |  4  |  5  |  6    次>    最後>>

雪どけなう

テーマ:よもやま話
今日はセンター試験の2日目。我が家も受験生を抱えているのですが、天気予報は生憎の大雪。がしかし、最近「雪が降るぞ~、降るぞ~」と言われながら不思議と局地的に免れている感のある、ここ長浜。

という事で、朝惰眠をむさぼっておりましたら、既に息子の弁当を調えるために早起きしておりました妻に「おばあちゃんが、表が雪で大変なことになったるで、早う起きてこなあかんて言うてやあるで!」と叩き起こされて、「え~?うちの前は融雪ついてるし大丈夫やろ?」

そうなんです。当店の通りは観光ルートになっており、公共施設である曳山博物館の間近であることもあって、融雪装置がついておりまして、大抵の雪であれば除雪の必要などないのです。「おばあちゃん、何を言うてるんやいな」と思いながら、表の戸を開けますと(川端康成ではありませんが)

雪国だった

確かに、融雪装置の近辺は雪がありませんが、家の前に2mくらいの幅で雪だまりができておりまして、念のために家の前に置いておいた車も雪に埋もれております。「向かいさんの方はほとんどたまってないのに、こっち側はえらいこっちゃ」という母の言うとおり風向きの影響か吹きだまったようです。

自ら雪どけを始めようとする母を「こんなところで倒れられたらかえって迷惑だす」と制しまして、黙々と一人雪どけを始めました。融雪のない地域の方に怒られますが、雪どけ久しぶりです。腰痛が再発するかもしれません。

何とか道を空けまして、息子を駅まで送りましたが、センター試験予定通り行われるのでしょうか?帰ってまいりまして、当店近くの四つ辻(ゆう壱番街と博物館通りの交差点)に立ちますと、東西南北の雪景色はこのようになっておりました。
東の御堂前通り(融雪あり)
西の祝町通り(アーケード)
南の博物館通り(融雪あり)
北の伊部町通り(お気の毒様)


うさぎおいし

テーマ:よもやま話
カレンダー。トイレは長信、そして店はこの金印わさびの「日めくり」でございます。
さて何と読む?
どう見ても「十匹(じっぴき)」にしか見えないのですが、これ「十四」つまり昨日なんですが14日のことなんです。

そうそう、有名な話なのでご存知の方多いと思いますが、ことしの干支の「うさぎ」、「一匹、二匹」じゃなくて「一羽、二羽」って数えるんですよね。この由来には諸説あるようで、

1.四足の獣肉食が禁止されていた時代に、大きく長い耳が鳥の羽のように見えるから「うさぎは鳥だ」と見なして食肉していた

2.同じく禁令を逃れるために「うさぎは、鵜(う)と鷺(さぎ)に分けられるから鳥だ」とこじつけて食べていた

3.獲物は耳を束ねて持ち歩き、一掴みにすることを一把(いちわ)、二把(にわ)と数えたことから後の羽(わ)につながった

などなど。個人的には2番目の説が好きなんですが、wikipediaには次のような記述もあって実にややこしいですね。

「自然科学の分野では匹を使用し、『NHK放送のことばハンドブック』によれば、(文学や食肉として扱う場合を除き)生きたウサギは「匹」を用いるのがふさわしいとされている。 愛玩用のウサギには「頭」が使われる」

さて、童謡「ふるさと」の一節「♪うさぎおいしかの山~」。幼い頃「うさぎはおいしいんかぁ」と何気なく思いませんでした?そのうち、某M社から出るかもよ「USA(うさ)バーガー」
I'm lovin' it

カレンダーの教訓

テーマ:よもやま話
毎年、長浜信用金庫さんからカレンダーを頂きます。長信さんには失礼ですが我が家ではこれをトイレのドアの内側に掛けさせていただいております。健全経営の長信さんにあやかり健全な便通を念じまして。しかし、不摂生がたたってちょっと流動比率が高すぎるんです、私の場合。

いやそれは置いといて、今年のカレンダーの出だしはこれ。

福という字の旁がお多福さんの顔になっておりまして、竹生島の夕景が。いいですね~、夕日の沈む竹生島。湖北が誇る絶景です。

で、何か文も書いてますねえ。何て書いてあるんでしょうかね?
ふむふむ
えっ!初日の出~ぇ?って、あんたこれ夕日なんちゃうん?と思い確認いたしますと、写真の左下に小さく「竹生島に昇る初日の出」なんて書かれています。

で、はたと気づきました。そうか、これは湖西から撮った写真なんや~、と。こちらの岸から見れば竹生島は西。対岸から見れば東。つまりお日さんが出て来られる方角ですわね。

どうも、我々は固定観念に縛られがちで、竹生島を背景に太陽が写っていれば、普段見慣れた夕日と速断してしまいます。これと同じ類の誤りをあちらこちらでしてそうな気がいたします。
見慣れた竹生島の夕景
池上さんじゃないですけど「固定観念に囚われるな」、そんな教訓を与えてくれる新年のカレンダーであります。でも、もう少し固定してほしい私の....、いやもうそれはよろし。




豊公園論争

テーマ:まちづくり
以前、「伊吹山論争」というタイトルで、伊吹山は「いぶきやま」なのか、あるいは「いぶきさん」なのかということについて書いたことがありますが、長浜にはもう一つ「豊公園論争」というものが存在いたします。少なくとも私の中では。

その前に、長浜の人間は「豊公園」をほぼ間違いなく「ほうこうえん」と正しく呼ぶことができますが、初めてこの文字を目にした人の半分以上は「ゆたかこうえん」と読みたくなるのではないかと推測いたします。

私たちが子どもの頃は単純に「公園」と呼んでおりましたこの「豊公園」。明治42年に整備されたそうですが、長浜城主だった豊太閤・豊臣秀吉公にちなんでこの名称となったことは周知のとおりであります。

さて皆さん、「豊公園」は「豊・公園」それとも「豊公・園」、一体どっちなんですか?と改めて聞かれた時、自信を持って答えることができますか?そんなもん、公園なんやから「豊・公園」に決まったるやんか、と思う方が多いかもしれませんね。

「Art in Nagahama」というイベントがありますが、元々は豊公園の自由広場が会場であったため、当初は「Art in the Hoh (park)」と称されていた経緯があります。「豊公園」が「Hoh park」と認識されていたことからすると、やはり「豊・公園」なんでしょうか?

しかし、秀吉公は尊称で「豊公」と呼ばれるのだから、その意味では「豊公・園」と考えるのが順当。「兼六園」や「後楽園」のように公園と名のつかないものもあるのだし、だいいち「豊公荘」は「豊公・荘」でしょうが。

まあ、どちらにもとれる掛詞だったというのがおそらく正解なんだとは思いますが、ご存知の方がいらっしゃれば是非教えていただきたく存じます。

豊臣秀吉公を「豊公」というように、菅原道真公は「菅公」と呼ばれますよね。どこかに「菅公園」というのがないかな、と思ったのですが、「豊公園」のようにそのものずばりの公園はないようですね。

でも、世の中おもしろいですね。同じ「菅」でも菅原道真公ではなく菅首相の公園はあるみたいです。それも官房長官つきで。週刊誌やワイドショーネタにもなっていたようですが、こんな公園が実在するとはね。
神奈川県川崎市多摩区
さて本日は民主党の党大会とやら。彼らはいずこの方向へ(ん)?

ホラーからファンタジーへ

テーマ:まちづくり
近年テレビのワイドショーで「最近殺人が増えて怖いですねぇ」なんてよく言っていますが、では問題。日本の殺人事件の件数は増えているでしょうか?

昨年末のことですが、テレビに引っ張りだこの池上彰さんが、熊本のある小学校の5,6年生240人に対し上記のような質問をしたという新聞記事を目にいたしました。

さて、皆さんはどう思われますか?小学生たちはほとんどの子が「増えている」に手を挙げたそうですが、一昨年1年間の全国で起きた殺人事件が1094件に対し、56年前の1955年は実に3066件だったのだそうです。

つまり、ほぼ件数は1/3になって減少。なのに皆が増えていると思っているのはなぜなのか?犯人検挙率は昔も今も95%とほとんど変わっておらず、昔より犯人が捕まりやすくなったから殺人の数が減ったわけでもないようです。

池上さんの論理的な解説によりますと、「戦後の混乱の時代には殺人が頻繁に起きていたし、ニュース番組がほとんどなかった。今はニュース番組が増えた上、昔より件数が減った分、殺人がニュースになりやすくなった。それを毎日のようにテレビで見聞きする」

これが、みんなが殺人が増えたと感じる原因の一つだという事だそうです。この記事を見て以前読んだ「ホラーハウス社会」(芦沢一也/講談社+α新書)という本を思い出しました。

現代は「不安にとりつかれたホラーハウス社会」であり、防犯がエンターテインメント化し、恐怖と治安を快楽として消費している、と書かれていたことが印象的でありました。「恐い、恐い」と必要以上に神経過敏になりながら、自分とは関わりのない凶悪事件の報道には目が釘付けに。これはメディアの責任も大きいと思います。

最近、「伊達直人」を名乗って孤児院などの施設に贈り物を届ける「タイガーマスク運動」が全国に広がっていますが、元々日本人はユニセフなどへの寄付でも世界一の貢献をしているんだそうです。これを機に、メディアもそろそろ国民の目を「ホラーハウス」から「ファンタジーランド」に向けさせてほしいものです。
<<最初    <前    2  |  3  |  4  |  5  |  6    次>    最後>>

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2011/01      >>
26 27 28 29 30 31 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 1 2 3 4 5

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧