御御籤

テーマ:よもやま話
「御御籤」。これ何と読む?「ごごくじ」?いやいや今は午前9時。じゃなくって「おみくじ」なんですね。色々な漢字が当てられるようですが、元々は「籤(くじ)」を丁寧に言った「みくじ(御籤)」にさらに「御」をつけたんですね。森光子さんの「御御御付(おみおつけ)」のCMを思い出します。

さて私は毎月一日にお多賀さんに参拝するのですが、りんぽんさんのブログにありましたように正月は大変混みますので、少し時期をずらしてお参りいたします。てことで昨日行って参りました。念のために通常の306号線ルートではなく、南彦根回りで行きましたら道路もスムーズに。
小雪の舞い散る多賀大社
参拝の後、拝殿の右手を見ましたら、「おみくじ」という大きな看板が立っておりまして、
このように普通・恋・子供
などと書かれております。今までこんなのあったっけ?「普通」のおみくじって何か値打ちなさそう。そして、中央に独り赤い文字で主役気取りの「恋」。

で、社務所の方を見ますと、「みくじ」と「おみくじ」の二枚看板。

そうか「おみくじ」は「みくじ」に「御」をつけたんかぁと、このとき改めて再認識したわけで、冒頭の文章と相成ったわけであります。

私は吉凶を神に委ねるというのはどうも苦手でおみくじはあまり引かないのですが、せっかくなんで一丁引いてみようかという気になり、列に並びました。角柱型の御籤箱が3種類あって、何も書いてないのと、あとは「恋」、「子供」と書かれております。さっきの看板の意味がわかりました。テーマ別になってるわけですね。

順番が参りましたが、まあ一応「大人」ですし、「恋」もちょっとそそられたものの我慢して「普通」の御籤箱をカシャカシャカシャと揺すります。しかし、出てきません。もう一回、シャカシャカシャカ。あれ?出んがな。何度も繰り返し、やっと手のひらに感触が、と思ったら蓋に打ち付けてあった細い釘が抜け出たんやんかあ。

後ろに並んでおられた方々の冷たい視線を背中に感じましたので、小市民ですねえ、私おみくじ諦めました。これでは今年も大阪のおばちゃんに対抗できそうにありませんね。

さて、おみくじと言えば、妻と交際中だったか結婚したてだったかに参拝した明治神宮のそれが今でも心に残っております。明治天皇の御歌で「目に見えぬ 神にむかいて 恥じざるは 人の心の まことなりけり」と書かれておりました。今も自分の行動指針となっているありがたい御御籤です。

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