富士山の日に
テーマ:よもやま話
2015/02/23 09:14
一昨日にテレビ朝日の「オウム20年目の真実」という特番を見たのですが、まあ恐ろしいことを考え実行しようとていたものですね。イスラム国のことをとやかく言う前に同胞からもこうした存在が生まれうる危険性を再認識いたしました。
√3(2.2360679.....)を「富士山麓オウム鳴く」と覚えましたが、この暗記法が妙な予言に聞こえるような巨大な教団施設やサティアンが富士山麓に展開されていたのですね。
さて、昨日の「猫の日」に続き、本日2月23日は静岡県が条例で定めた「ふじさんの日」だそうです。これまた「223」を「ふじさん」と語呂合わせしたようです。
昨日の日経新聞を見ますと、大御所時代に駿府城からその富士山を仰ぎ見たであろう家康公の没後400年の記念事業が静岡県内各地で大々的に展開されるという記事が出ておりました。4月の静岡まつりでは博多山笠、川越まつり、阿波踊り、高知のよさこいなども招聘するとか。
そう言えば、今年は大坂夏の陣(1615年)、すなわち豊臣家滅亡から400年という節目の年にあたることから、長浜城歴史博物館でも特別企画展「淀と大坂の陣」が4月から半年以上の長期にわたり開催される予定です。
予算は静岡とは比較にならないほど小さいんですが、どうか盛り上げていただきたく存じます。ところで、家康さんも大坂夏の陣の年に亡くなったんだっけ?
と思い、調べてみますと、家康公が亡くなったのは1616年4月17日。あれ?じゃあ今年は没後399年じゃん。まさか長浜城の特別展にぶつけてきょったんか、などとあらぬ疑いをかけたのですが、これは400回忌ってことですね。没後1年目が一周忌で2年目は3回忌となる理屈ね。
死因は鯛のてんぷら食中毒説が有名ですが、後代江戸城では天ぷら料理は禁止されたそうです。もっとも実際の理由は大奥の侍女が天ぷら料理をして火事を出しかけて禁止されたのだとか。
享年75歳、今でいうと95歳くらいだったそうな。あまりに長寿なんで「不死さん」とか陰口たたかれてたりしたかも。
(追記)
今日は皇太子殿下のお誕生日でありました。心よりお祝いを申し上げます。55歳になられたと報じられておりましたが、齢を重ねるごとに同じ年に生を受けたことに対する感慨が深まってまいります。殿下の末永い弥栄とご健康をお祈り申し上げます。
√3(2.2360679.....)を「富士山麓オウム鳴く」と覚えましたが、この暗記法が妙な予言に聞こえるような巨大な教団施設やサティアンが富士山麓に展開されていたのですね。
さて、昨日の「猫の日」に続き、本日2月23日は静岡県が条例で定めた「ふじさんの日」だそうです。これまた「223」を「ふじさん」と語呂合わせしたようです。
昨日の日経新聞を見ますと、大御所時代に駿府城からその富士山を仰ぎ見たであろう家康公の没後400年の記念事業が静岡県内各地で大々的に展開されるという記事が出ておりました。4月の静岡まつりでは博多山笠、川越まつり、阿波踊り、高知のよさこいなども招聘するとか。
そう言えば、今年は大坂夏の陣(1615年)、すなわち豊臣家滅亡から400年という節目の年にあたることから、長浜城歴史博物館でも特別企画展「淀と大坂の陣」が4月から半年以上の長期にわたり開催される予定です。
予算は静岡とは比較にならないほど小さいんですが、どうか盛り上げていただきたく存じます。ところで、家康さんも大坂夏の陣の年に亡くなったんだっけ?
と思い、調べてみますと、家康公が亡くなったのは1616年4月17日。あれ?じゃあ今年は没後399年じゃん。まさか長浜城の特別展にぶつけてきょったんか、などとあらぬ疑いをかけたのですが、これは400回忌ってことですね。没後1年目が一周忌で2年目は3回忌となる理屈ね。
死因は鯛のてんぷら食中毒説が有名ですが、後代江戸城では天ぷら料理は禁止されたそうです。もっとも実際の理由は大奥の侍女が天ぷら料理をして火事を出しかけて禁止されたのだとか。
享年75歳、今でいうと95歳くらいだったそうな。あまりに長寿なんで「不死さん」とか陰口たたかれてたりしたかも。
(追記)
今日は皇太子殿下のお誕生日でありました。心よりお祝いを申し上げます。55歳になられたと報じられておりましたが、齢を重ねるごとに同じ年に生を受けたことに対する感慨が深まってまいります。殿下の末永い弥栄とご健康をお祈り申し上げます。
猫の日に
テーマ:言葉・漢字
2015/02/22 08:58
今日2月22日は猫の日なんだとか。何でやてか?新聞で読んだところでは、猫の鳴き声の「にゃん、にゃん、にゃん」と「222」の語呂合わせだそうです。
そんな安易なぁ~、と思うなかれ。そもそも漢字の「猫」がほぼ同じ発想で生まれたらしい。猫は「犭(けものへん)+苗」ですが、「苗」という字が呉音で「ミョウ」「メウ」であることから鳴き声に由来した字だというのです。
もう一つの説があって、それは「苗」という字の原義「なよなよとして細い」から、猫は「体がしなやかで細いネコ」を表すというものらしいですが、じゃ丸々と太ったネコはどうなるんだ問題が生じて来ますもんね。
さて、大漢和字典で調べていましたら、「猫」という字には正字があることを知らされました。それが貓です。
「豸+苗」なんですが、この「豸」という旁を「むじなへん」というそうな。ちなみに「むじな」については、こちらのブログを参考にしていただきたいのですが、漢字では「狢」「貉」と書きますね。
そもそも、「豸」という字は「のそのそ歩く獣を描いた象形文字」だそうですが、現在一般的にこの字を使っている動物は「豹(ひょう)」もしくは「貂(てん)」くらいではないでしょうか。
もっとも容貌の「貌(ぼう)」にもこの字がついていますね。「にんべん」ではなくて「むじなへん」ってことは、元々は人の顔ではなくてけものの顔の様子を表す言葉だったのでしょうか。
それとも、けものみたいな容貌の人に驚いたからなんでしょうか。猫の日の話がとんだところに脱線してしみゃいみゃした。
そんな安易なぁ~、と思うなかれ。そもそも漢字の「猫」がほぼ同じ発想で生まれたらしい。猫は「犭(けものへん)+苗」ですが、「苗」という字が呉音で「ミョウ」「メウ」であることから鳴き声に由来した字だというのです。
もう一つの説があって、それは「苗」という字の原義「なよなよとして細い」から、猫は「体がしなやかで細いネコ」を表すというものらしいですが、じゃ丸々と太ったネコはどうなるんだ問題が生じて来ますもんね。
さて、大漢和字典で調べていましたら、「猫」という字には正字があることを知らされました。それが貓です。
「豸+苗」なんですが、この「豸」という旁を「むじなへん」というそうな。ちなみに「むじな」については、こちらのブログを参考にしていただきたいのですが、漢字では「狢」「貉」と書きますね。
そもそも、「豸」という字は「のそのそ歩く獣を描いた象形文字」だそうですが、現在一般的にこの字を使っている動物は「豹(ひょう)」もしくは「貂(てん)」くらいではないでしょうか。
もっとも容貌の「貌(ぼう)」にもこの字がついていますね。「にんべん」ではなくて「むじなへん」ってことは、元々は人の顔ではなくてけものの顔の様子を表す言葉だったのでしょうか。
それとも、けものみたいな容貌の人に驚いたからなんでしょうか。猫の日の話がとんだところに脱線してしみゃいみゃした。
いいわけ悪いわけ
テーマ:よもやま話
2015/02/21 09:13
昨日も教育委員学校訪問。最初、公用車に乗っけてってもらう予定だったのですが、帰りに寄る所もあったので、当日の朝、急遽自分の車で行きますと連絡し家を出発。
目的地は高月中学校。てことでナビの指示通り国道8号線を北上。順調に走って来て、予定時刻の9時の10分前くらいに到着するペース。高月支所の交差点を右に曲がれというナビの指示に従ったのですが、何となく嫌な予感。
そう、高月中が昨年から新しい校舎に変わったことを思い出したんです。うわっ、やべっ!と思いながら、ナビの指示通り目的地に向かったのですが、そこはもぬけの殻。だよね、現地改築じゃ無かったもんね。
高月中に訪れるのは4年間で初めてだし、竣工式も欠席したもんなあ。な~んとなく、国道8号線の西側に移ったような気がして、とりあえず8号線の高月の交差点のところまで戻ってまいりました。
そこにローソンがあったので、「よし、ここで聞いてみよう」とレジのところへ行ったら、買物客がさっと来たので、店員さんが私に「あ、こちらのお客さんが先なのでしばらくお待ちください」と。そうだよな、買物客優先だわな。
時計を見て焦りながら、レジが終わるのを見届けて「すみません。高月中ってどのあたりですか?」と聞きますと、「さぁ~?もうちょっと北の方だと思いますけど」と。「国道の西側ですか?」と言うと「ちょっとわかりません」
おろろ~ん、どうしよう。と思いまして、教育委員会の担当者の携帯に電話するも、運転中のためつながりません。見ると国道の向かい側にJAのスタンドが。「ようし、あそこで聞いてみよ」
「すみませ~ん、高月中ってどこにありますか?」「高月中ですか?え~っと、確かその角を右に曲がって」「あの、それって昔の高月中と違います?去年くらいに新しく建て替えられたんですけど」「あ、ちょっとわかりません。ぼく隣町なもんで」
そうこうしているうちに、留守番電話だった教委のI君から電話が入りまして、事情を話すと「支所の所を左に曲がり北縦を超えるとすぐ見えてきます」と。急いで走りましたが、5分遅刻。
遅参を詫びながらも、自分の不用意を棚に上げて「どうか高月住民の皆様に高月中の存在を認知していただくようにご尽力願います」などとコメント。もう教育委員クビですな。
目的地は高月中学校。てことでナビの指示通り国道8号線を北上。順調に走って来て、予定時刻の9時の10分前くらいに到着するペース。高月支所の交差点を右に曲がれというナビの指示に従ったのですが、何となく嫌な予感。
そう、高月中が昨年から新しい校舎に変わったことを思い出したんです。うわっ、やべっ!と思いながら、ナビの指示通り目的地に向かったのですが、そこはもぬけの殻。だよね、現地改築じゃ無かったもんね。
高月中に訪れるのは4年間で初めてだし、竣工式も欠席したもんなあ。な~んとなく、国道8号線の西側に移ったような気がして、とりあえず8号線の高月の交差点のところまで戻ってまいりました。
そこにローソンがあったので、「よし、ここで聞いてみよう」とレジのところへ行ったら、買物客がさっと来たので、店員さんが私に「あ、こちらのお客さんが先なのでしばらくお待ちください」と。そうだよな、買物客優先だわな。
時計を見て焦りながら、レジが終わるのを見届けて「すみません。高月中ってどのあたりですか?」と聞きますと、「さぁ~?もうちょっと北の方だと思いますけど」と。「国道の西側ですか?」と言うと「ちょっとわかりません」
おろろ~ん、どうしよう。と思いまして、教育委員会の担当者の携帯に電話するも、運転中のためつながりません。見ると国道の向かい側にJAのスタンドが。「ようし、あそこで聞いてみよ」
「すみませ~ん、高月中ってどこにありますか?」「高月中ですか?え~っと、確かその角を右に曲がって」「あの、それって昔の高月中と違います?去年くらいに新しく建て替えられたんですけど」「あ、ちょっとわかりません。ぼく隣町なもんで」
そうこうしているうちに、留守番電話だった教委のI君から電話が入りまして、事情を話すと「支所の所を左に曲がり北縦を超えるとすぐ見えてきます」と。急いで走りましたが、5分遅刻。
遅参を詫びながらも、自分の不用意を棚に上げて「どうか高月住民の皆様に高月中の存在を認知していただくようにご尽力願います」などとコメント。もう教育委員クビですな。
もはやいい国に非ず
テーマ:よもやま話
2015/02/20 09:18
以前に、最近の教科書では仁徳天皇陵が「大仙古墳」となっていると書いたことがありましたが、他にも私らが知らんうちに歴史は次々と改ざん、いや失礼、見直されているようでございます。
先日も毎日新聞を読んでおりましたら、「字件ですよ!」というコラムの中で「学んだ歴史も今は昔」とありまして、中大兄皇子vs蘇我親子の戦いが平成では「乙巳の変」と書かれているではありませんか。
これ「いっし(もしくは、おっし)のへん」と読むそうですが、これは明らかに我々が「大化の改新」として学んだ事件のこと。現在では、蘇我氏の滅亡(645年)を「乙巳の変」、これ以降の諸改革を大化の改新と学ぶそうな。
我々の時は「無事故(645)の日なし、大化の改新」あるいは、SirMurai先生式の「大化の改新、虫5匹(645)」という風に年号を覚えましたが、「蒸しごはん(645)美味しく炊けてイッシッシ」とでも覚えるんでしょうか。
さらに、さらに、鎌倉幕府成立「いい国(1192)」でなくなる、などとも書いてあります。「いい国(1192)つくろう鎌倉幕府」、これは数ある年号暗記法の中でも最もポピュラーにして美しいものだったのですが、これも今は間違いなんだそうな。
正解は1185年。平氏が滅亡し、守護、地頭を設置し支配権が西国に及んだことをもって幕府の確立としているんだそうです。で、覚え方は「いい箱(1185)つくろう」に変わったらしい。何てこったい。
いい箱じゃ、どうも様になりませんな。そんな覚え方は「いいやご免(1185)だ鎌倉幕府」
先日も毎日新聞を読んでおりましたら、「字件ですよ!」というコラムの中で「学んだ歴史も今は昔」とありまして、中大兄皇子vs蘇我親子の戦いが平成では「乙巳の変」と書かれているではありませんか。
これ「いっし(もしくは、おっし)のへん」と読むそうですが、これは明らかに我々が「大化の改新」として学んだ事件のこと。現在では、蘇我氏の滅亡(645年)を「乙巳の変」、これ以降の諸改革を大化の改新と学ぶそうな。
我々の時は「無事故(645)の日なし、大化の改新」あるいは、SirMurai先生式の「大化の改新、虫5匹(645)」という風に年号を覚えましたが、「蒸しごはん(645)美味しく炊けてイッシッシ」とでも覚えるんでしょうか。
さらに、さらに、鎌倉幕府成立「いい国(1192)」でなくなる、などとも書いてあります。「いい国(1192)つくろう鎌倉幕府」、これは数ある年号暗記法の中でも最もポピュラーにして美しいものだったのですが、これも今は間違いなんだそうな。
正解は1185年。平氏が滅亡し、守護、地頭を設置し支配権が西国に及んだことをもって幕府の確立としているんだそうです。で、覚え方は「いい箱(1185)つくろう」に変わったらしい。何てこったい。
いい箱じゃ、どうも様になりませんな。そんな覚え方は「いいやご免(1185)だ鎌倉幕府」
門でコールド
テーマ:まちづくり
2015/02/19 08:54
歌舞伎に石川五右衛門が南禅寺の山門の上から「絶景かな、絶景かな」という名セリフを吐く「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」という芝居がございますが、昨日私もそんな気分を味わってまいりました。
生憎、みぞれまじりの雨模様でしたが、午後「長浜市歴史まちづくり協議会」が開催され、審議の前に現地見学ということで修復の終わった大通寺山門を見せていただきました。
修復前は東側に階段がついていたのですが、今は西側から上るようになっています。恐ろしく急な階段でご婦人方はスカートで上られるのは避けた方が賢明かと思われます。
山門上から望む表参道
山号額の真横から
内部の仏様と天井画
この天井画は山縣岐鳳によるものだそうですが、修復前はひどい状況になっていたそうで、今でも部屋の両端の方は雨漏れで黒ずんだ汚れがそのまま残り、絵の修復もままならない状況。
比較的傷みの少ない
中央部の女性の顔もよく見ると亀裂が入っていますが、この部分も無残に裂けていたのをはがして、丁寧に修復するとともにその上の部分も入念に補強をされたとか。
北側に回って本堂を望む
立派な修理状態を見せていただき、これで天気が良ければ、まさに「絶景かな」(ちなみに子どもの時には「でっけいかな」だと思ってました)だったのでありますが、寒いし、門でクール、いや山門でコールドでしたわ。
生憎、みぞれまじりの雨模様でしたが、午後「長浜市歴史まちづくり協議会」が開催され、審議の前に現地見学ということで修復の終わった大通寺山門を見せていただきました。
修復前は東側に階段がついていたのですが、今は西側から上るようになっています。恐ろしく急な階段でご婦人方はスカートで上られるのは避けた方が賢明かと思われます。
山門上から望む表参道
山号額の真横から
内部の仏様と天井画
この天井画は山縣岐鳳によるものだそうですが、修復前はひどい状況になっていたそうで、今でも部屋の両端の方は雨漏れで黒ずんだ汚れがそのまま残り、絵の修復もままならない状況。
比較的傷みの少ない
中央部の女性の顔もよく見ると亀裂が入っていますが、この部分も無残に裂けていたのをはがして、丁寧に修復するとともにその上の部分も入念に補強をされたとか。
北側に回って本堂を望む
立派な修理状態を見せていただき、これで天気が良ければ、まさに「絶景かな」(ちなみに子どもの時には「でっけいかな」だと思ってました)だったのでありますが、寒いし、門でクール、いや山門でコールドでしたわ。