昭和の花嫁の心得(4)

テーマ:よもやま話
♪チャラチャチャラチャチャチャーラ~、昭和の花嫁の昭子でございます。皆様にご愛顧いただきました連続ドラマも今週をもって、とうとう最終回。「最後にどんでん返し!」なんて昭和の花嫁にはございませんことよ。おっと、そろそろお風呂がわいたようでございますわ。


さて、それでは一日の疲れをいやすためにお風呂にいたしましょう。

⑧お風呂のお世話
良人は一家の主でも嫁は姑への礼儀として、まず「お姑さま、お風呂がわきました」と、おすすめすることを忘れてはいけません。何でも真っ先に良人へすすめるようでは、いかにも母親をないがしろにしているようで、あまり感心できません。

(こりゃ、大変だわ)

「あとにしましょう」とお姑さまがおっしゃったら、そこで初めて旦那さまにお風呂をおすすめいたします。「お流しいたしましょうか」と、時間を見計らって声をかけてみるのも、「お背中をお拭きいたしましょう」と湯上りタオルを持ってお持ちするのも、湯冷めせぬよう、丹前かもう一枚羽織を掛けてあげたり、すぐあとで温かいお飲み物をおすすめするのもすべて良人を喜ばせることになります。

(ほんま、至れり尽くせりやな)

⑨日曜のご馳走
「今日はご馳走?ぷんぷんいい香りがしてくるよ」。「あら!こちらへいらしては駄目。楽屋を見られちゃ困るんですもの」。

(男子厨房に入らず!楽屋を見ちゃだめよ)

「糟糠(そうこう)の妻」、古い言葉ではありますが、やっぱり花嫁さんは甲斐甲斐しく、割烹着を着て台所に立つその姿こそ、しっくり似合って好ましいものでございます。


そうこうしているうちに、お別れの時間が迫ってまいりました。今宵は奥様が甲斐甲斐しく割烹着を着てあなたのお帰りをお待ちになっているかもしれませんよ。おはようお帰り。ではまたいつかどこかでお会いしましょう。かしこ

                                         ―昭子拝

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