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耳寄りな林

テーマ:よもやま話
いつも昼ごはんを食べた後、ソファに寝っ転がって15分程度午睡をいたします。これが実に効果的で、感覚的には1~2時間眠った感じなのに実際にはほとんど時間が経っていない。しかもすっきりする。

てことで、昨日もそのつもりで寝転がってたんですが、テレビから聞こえてくる音が気になる。じゃあ、TV消して寝ればいいじゃないかってことなんですけど、何か聞こえてくる話が面白くて、つい。

番組は多分「笑っていいとも」で、話してるのは最近しょっちゅうTVに登場する東進予備校の林先生。そう、「いつやるの?今でしょ」男。

何か、太宰治の「走れメロス」や川端康成の「雪国」をその出だしの文章から解説したり、夏目漱石の小説は必ず「三角関係」が出てくるとかいう話。さすが東進の人気講師。こんな授業なら眠くても起きてしまいますわな。

まあ、私はそのまま寝転がって目をつぶったまま聞いていたのですが、いちばんなるほどと唸らされたのは、通常の読書と漫画を読むことの違いをある例えを使って説明したくだり。

つまり、通常の読書は料理で言えば「手料理」。自分で材料を買って栄養バランスも考えて調理する。一方、漫画を読むってのは、冷凍食品をチンして食べる、あるいはインスタント食品で済ますようなものだと。

つまり、たまになら息抜きにもなるし構わないけど、通常の読書をせずに(=手料理を作らずに)漫画ばかり読んでいる(=インスタントばかり食べている)と体(=頭)に良くない、というわけで画面から「その例えはとってもわかりやす~い」という黄色い声が聞こえて参りました。

私も大学の時、漫画に夢中になってマガジン、サンデー、ジャンプ、チャンピョン全部読んでいた時がありましたけど、食生活も似たようなもんだったかな。しかし、学校にもあんな風に教えてくれる先生が欲しいですな。

エルナンデス

テーマ:スポーツ
昨日のサッカー・フェデレーションカップ、日本対メキシコ見やありました?2得点を入れた香川の盟友、エルナンデスは流石にすごかったですね。



しかし、エルナンデスだからええようなものの、

エスナンデス

とか

エムナンデス

だと具合悪いですね、やっぱ。




週末の店番

テーマ:よもやま話
日曜出勤をする代わりに昨日事務員さんがお休みだったので、終日店番。最近、平日は背筋が寒くなるくらいお客さんが少ないのだが、土・日だけは何とかお客さんがそこそこお見えくださるので有り難い。

中年のご夫婦+奥様の友人と思しき3人連れがご来店。いきなり、「TVに出てたでしょう。見ましたよ~」と奥様。「あ、ありがとうございます」。「TVで見るより、実物の方がええ男やなぁ」。「え、そうですか。ありがとうございま~す」。横からご主人が「こんなおばはんに言われても嬉しないわな」。

いやいや、みえみえのお世辞とわかっていても、とっても嬉しいこの気持は何なんだ?さて、胡麻油の瓶詰めをしておりましたら、今度は「こんにちわ~」とまた中年の女性が入って来られます。ん?どこかで見覚えのあるお顔。

「私、保育園で◯◯子(娘)ちゃんの担任だった...」。「あ~ご無沙汰いたしておりますぅ~」。そう、娘が20年くらい前にお世話になったM先生。「テレビ拝見しましたよ~。全然お変わりなく」。いやいや、さすがに20年経ちますと随分変わっているんですが、それにしてもお懐かしゅうございます。

そうこうしているうちに、表通りに目をやると南の方から見覚えのあるおっさんがこちらに向かって歩いて来られます。でも、杖をついて...。店の前まで来て、「来週(オフ会)は行かあるん?」という質問の主は小右衛門さん。「うん、行く予定」。

どうやら、まだ体調は全快というわけにはいかず、調子が悪いと右半身が麻痺して、杖をつかないと歩けないそうです。「お酒飲んだらあかんでぇ」と言うと、「いや、お酒はええらしいんですわ」。「え~!そんなんええわけないやん」

「いや、医者に『酒飲んでも大丈夫ですか?』て聞いたら、『まあ、よくはないけど、飲んでもええ』と言われましてん」。「いや、絶対あかんやろ~」

酒は百薬の長とは言いますけど、オフ会での皆さんの笑顔と励ましが小右衛門さんへの何よりの薬になることを祈ります。



まるがりたい

テーマ:よもやま話
以前に「まるがりいた」というタイトルで丸刈りについて書いたことがあります。もちろん、中学生時代の悲哀を書いた丸刈り否定論でした。

その後、丸刈り文化はすっかり廃れたものだと思っていたのですが、6/21の朝日新聞の記事を見てびっくり。「今どき球児 丸刈り敬遠せず」とあります。

高野連と朝日新聞社は93年から5年に一度、高野連加盟校に部員の頭髪の扱いについての実態調査を行なっており、それによると1998年に約3割にまで減った「丸刈り」校数が2013年には約8割に増えたそうです。

93年にJリーグが開幕し、自由な髪型でプレーする姿に憧れる風潮もあったのが、2000年代に入ると、2003年:46%、2008年:69%と盛り返してきた、と書かれております。そうか、そう言えば一時長髪チームとかあったけど、最近は皆無ですもんね。

近年はイチローや中田翔などプロ野球選手にも見られ、「ボウズ=おしゃれな髪型というイメージもできた」なんて言っているファッション雑誌の編集長もいるようです。ほうか、ほうか、時代が変われば価値観も変わりますな。

もっとも、当の高校生はもうちょっと現実的で、「長い髪で帽子をかぶると跡がついて逆に格好悪い、長くしたいとは思いません」のだそうだ。

まあね、野球部っていうと他のことには目もくれず、ストイックにひたすらボールを追いかけているとイメージもありますから、そういう意味では修行僧にも通じるところがありますよね。

さすがベースボール、一周回って基本(ベース)に戻って来たんでしょうか。私はもう丸刈りにはせんけど。

おとぎ話

テーマ:よもやま話
皆さんは眠る前に毎夜繰り返し行なっていることってありますか?私は寝床に入って必ず読書をするのですが、このような習慣的行動を「就眠儀礼」と呼ぶそうで、毎日繰り返すと無意識のうちに「これから眠るんだ」という条件反射が起こり、スムーズに眠りに入れるんだそうです。

6/16の日経新聞文化欄に民族学者の石毛直道氏が「大人のおとぎ話」という題で書いておられたのですが、氏もかつては眠たくなるまで寝床で本を読むのが習慣だったものの、最近は上方漫才や落語を聞いて眠りに入るそうで、それは小さな子どもが親の語る「おとぎ話」を聞きながら眠りにつくのと同じことだと。

さて、この「おとぎ話」って漢字では「御伽話」と書き、人が死んだ時の通夜を夜伽といったように、夜に話す物語を「夜伽話(よとぎばなし)」といったことがその語源なんだそうです。

漢和大字典によれば、「伽」の字は梵語の「ガ」の字を音訳するためにつくられた字で、「伽羅」や「伽藍」という言葉に使われますが、日本では「とぎ」の字にあてられたんですね。今は使われませんが元々「側に寄り添う」という意の「とぐ」という動詞もあったようです。

「とぎ」は「話し相手になって退屈を慰める」こと以外に「寝室の相手をすることまたその人」さらには「病人の看護」という意味にも広がっていくわけですが、いずれも「床(とこ)」という言葉と関連しているように思えます。

さてさて、「千夜一夜物語」というのがありますが、石毛氏によると、これができた由来はまず「ペルシャの王が王妃の不貞を発見し処刑して以来、女性不信に陥り、毎日新しい妻をめとっては翌日になると殺すことを繰り返した」んだと。何という就眠儀礼でしょう。

でね、「このことを知りながら大臣の娘シェエラザードは人々の命を救うために王と結婚。婚礼の晩、彼女は物語を話して王を楽しませ、物語の面白いところで話を打ち切り、続きは翌日の晩にすることにした」。なるほど、これが千一夜続いたから「千夜一夜物語」ができたんですね。

なになに?読んでいるうちに眠くなってきた?そりゃ私のブログも立派なおとぎ話ですな。
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