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通称動物高校

テーマ:よもやま話
先日、くんさんが高校の同窓会の準備を始めましたと書いておられましたが、そう私もくんさんと同じ高校。滋賀県立虎姫高校なんですが、通称は「虎高(とらこう)」。

大学に進学いたしました時に自己紹介で高校名を言いましたら笑われた記憶があるんですが、確かに考えてみますと動物の名前がつく高校ってそんなにはありませんわね。まして通称がそのものですもんね。

何でいきなりこんなことを話題にしたかって?新聞読んでたら、埼玉県立熊谷高校が大学のゼミのような授業をしているという記事がありまして、そこに「熊高(くまこう)」という略称が出てまいりまして、何となく親近感を覚えまして。

熊高(くまこう)なら熊本高校もそうだろうと思って調べましたら、こちらの通称は熊高は熊高でも「くまたか」と読むらしい。多分「くまこう」だと「熊本工業」の方になってしまうんでしょうね。あ、余談ですが八幡高校も、「ハチコウ」というと八幡工業になるんで、「ハップ(八普)」って呼ぶらしいですね。

鹿高(かこう)はあちこちにあって、茨城県の鹿島高校や栃木県の鹿沼高校、そして鹿児島高校。鹿児島工業というのもありましたね。こちらも「鹿工」だから紛らわしいなと思うでしょ。そしたらね、読みが「ろっこう」だそうな。いろいろ考えるんですね。それから、福島県立猪苗代高校が「猪高(いなこう)」ね。

「犬高」や「猿高」ってのはありそうでないですね、まして「ネズミ高」とかはまずいっしょ。いや待てよ、愛知県立犬山高校は「犬高(いぬこう)」じゃないのか?と思いましたら、「山高(やまこう)」だって。それはないでしょ。あ、すごいのがあった。長野県立白馬高校は「馬高(ばこう)」だって。

爬虫類系はどうでしょう。兵庫県立龍野高校の略称が「龍高」、ただし読み方は「たっこう」。あ、そうそう亀仙人さんの地元亀岡高校は「亀高(かめこう)」。それから虫もありますよ。長野県の松本蟻ヶ崎高校は「蟻高(ありこう)」。

鳥だとね、「鶴高」ってのはあちこちにありますね。あと二文字目を頭に持ってきた「鷹高(たかこう):東京都立三鷹高校」や「鷲高(しゅうこう):三重県立尾鷲高校」なんかは格好いいですね。

あ、そうそう海に目を向けますと、福井県立鯖江高校の「鯖高(さばこう)」に青森県立鰺ヶ沢高校の「鯵高(あじこう)」。さらにこれはすごいぞ、もろ!富山県立魚津高校は「魚高(ぎょこう)」と来た。それから「海老高」なんてのがありましたわ。神奈川県立海老名高校。

愛知県の「蟹高」こと蟹江高校は、他校と合併して海翔高校になってしまったそうな。ちなみに「イカ 高校」で検索しますと、一番に滋賀県立伊香高校が出てまいりました。墨に、いや隅に置けませんね。

オクラ

テーマ:よもやま話
皆さん、イクラはお好きですか?好き?ほんじゃぁ、オクラは?イクラってず~っと日本語だと思ってたんですけど、ある時クイズ番組かなんかでロシア語で卵の意味だということを知りました。サザエさんに出てくるイクラちゃん、君は日本人じゃなかったのかよ。

でもね、オクラよ、お前は日本語だよな、間違っても裏切ることはないよな、と信じていたんです。信じるものはすくわれる。ただし、足を。

そうなんです、調べてみたら何と「オクラ」は英語だったんです。皆さんはご存知だったのかな?でも納豆や山芋と並んでネバネバ三兄弟だったくせに、一人だけ裏切るなんて。「ごめん、私本当はアメリカ人だったの」と突然カミングアウトした可愛い子ちゃんみたいじゃないかよ。

英語では「okra」と書くそうですが、語源はガーナで話されるトウィ語の「nkrama」からとwikipediaにはありますが、こちらも「中村」と読んでしまいそうです。

ところで、我が国でオクラが普及したのは昭和50年代だそうで、そう言えば子どもの時に食べた記憶はありませんわ。でも、初めて食べた時のことは明確に覚えています。

高校を卒業した年の夏休みだったと思いますが、高3の時の恩師である北川先生(現長浜市教育長)のご自宅に同じクラスだった仲間たちとこぞってお邪魔した時に、「これ食べてみぃ、うまいぞぉ~」と茹でたてのオクラを出して下さったんです。

それをマヨネーズつけて食べたんです。「うまいやろ~」、「はい、うまいです」なんて言いながら。こんな思い出話も、オクラが英語だということに気が付かなかったら「オクラ入り」になっていたことでしょう。

フタたびピタッと

テーマ:よもやま話
この間の日曜日の朝、冷蔵庫を覗いたら見慣れぬハムが入っている。プリマハムかぁ、うちはいつも日本ハムじゃなかったっけ。まあええわ。

普段朝食はご飯なのですが、日曜日はパン。不精な私もこの日ばかりは自分でトースト焼いて、ブルックスコーヒー淹れて、ヨーグルトと一緒に食べるんです。で、パンにはバターを塗ったり、マヨネーズを塗ったり。

そりゃあ、ハムがあれば乗っけたくなるのは人情なれど、思い切りふたをはがすと残りのハムが乾燥してしまいそうだし、遠慮がちに封を開けるとハムが出しにくいし。1,2枚薄っぺら~いハムを箸で苦労してはがすと、その後またラップで包んでしまわなあかんし、ああ面倒くさっ、とつい断念しがち。

ところがこの日お目にかかったハムはどうも様子が違う。ん?「フタたびピタッと」なんて書いてある。もしかして、もしかして、とおそるおそるフタをはがします。「ここまではがして」と書いてあるラインまで。お~っ、こんなにいっぱい開けちゃっていいのぉ?と思いながら。

これならハムも出しやすい。ペラペラでも破れずに箸でひっぺがせるわい。そして、そして、はがしたフタを元に戻すと、あ~ら不思議、商品の名の通りふたが、「フタたびピタッと」。これは便利ですね。まさに面倒くさがりの私にピタリの商品。

「めずらしく自分でハム出して食べたやろ」と後で妻に指摘され、「うん、食べた、食べた。あれ便利やわ~」。ちなみに、これ三菱樹脂さんが開発したリシール(再付着)性を付与した多層フィルム「ダイアミロン МF-REタイプ」だそうな。えらいぞ!三菱樹脂。

シアサッカー

テーマ:よもやま話
昨今サッカーと云いますと、もっぱら日本チームワールドカップ出場の決まったあの球技を思い浮かべるわけで、「サッカーシャツ大量入荷」などという宣伝メールを目にしますと、そうかワールドカップにあやかってか、とついサッカーのユニフォームが目に浮かんできてしまいます。

しかしよく考えますと「サッカー」というのは、「皺(しぼ)を縞のように織り出した織物」のことで、夏服によく使われる生地のことなんですね。そう言えば、私も何年か前にユニクロで買ったチェックのサッカーシャツを今着てますわ。これ涼しげでいいですよね。

でも、球技のサッカーとどういう関係やねん?という疑問がわくんですが全然関係ないみたいですね。生地の「サッカー」は「シアサッカー(seersucker)」の略だそうですが、「seer」は「予言者」で「sucker」は「乳飲み子、吸盤、あるいは(口語で)騙されやすい人、おめでたい人」ってことで意味不明。

さらに調べますと、この言葉どうやらヒンズー語の"kheer aur shakkar"から(あるいはペルシア語のshīr va shakkarからとも)来てるようで、元は「ミルクと砂糖」という意味らしい。つまりサッカー地の滑らかな織をミルクに例え、粗い織を砂糖に例えたものであるらしい。

なんでこんな紛らわしい用語を使うねん。適切な日本語は無いんかいな、と思いましたら、ありました、ありました。「しじら織」。え?聞いたことない?「阿波しじら」などが有名で、漢字では「縬」などという、とても老眼の方には判別できないような字を書くそうですよ。

さてワールドカップ2次予選、昨日深夜のイラク戦も1対0で勝ったみたいですね。この時点でワールドカップ優勝を予言するおめでたい私は「seersucker」ですな。

赤貝の色

テーマ:よもやま話
以前にも書きましたが、発酵学者の小泉武夫氏が日経新聞に「食あれば楽あり」というコラムを執筆されております。6/4のそれは「初夏の握り鮨」という題でして、氏は季節の変わり目に行きつけの鮨屋で、その時の旬の魚介を握ってもらうのを楽しみにされているそうです。

ちなみに初夏の旬の魚介として出てきたのは、コハダ、赤貝、イサキ、マゴチ、マアジ、クルマエビ、ウニ、アナゴ、フッコ、アオリイカ、シャコ、トリ貝の12種。例によって、「うま味がチュルチュル」「失神寸前のうまさ」とか聞き飽きた表現のオンパレード。

いや、もう味の表現はどうでもええんですけど、気になったのは赤貝を評した次の部分。「貝は光沢を放ち、代赭(たいしゃ)色が天然美食の妖しさを浮かべている」。代赭色って初耳なんですけど、わかります?

ちなみに代赭色とは「JISの色彩規格では『くすんだ黄赤』。一般に、赤土から作られる天然の酸化鉄顔料の色をさす。やや明るい茶色。茶色より赤みと黄色みが少し強い。赤土は別名「赭」ともいい、中国代州で産出する赤土が有名だったことから、この名がついた」とあります。

辞書によっては、「ベンガラ色に同じ」とありますが、色見本では全く違う色なんですね。で、同じ色相でも様々な色があって、それぞれにそれらしい名称がついていることがわかります。

中国代州で産出する赤土から「代赭」となったとありますが、この代州というのがまたよくわからん。かつて隋代に中国に存在した州で今は無いそうな。

それとね、赤貝なんですが、こちらは「呼吸色素がヘモグロビンと同様に鉄プルフィリンを補欠分子団とするエリトロクルオリンのため血液が赤く」、これが名前の由来だそうですが、要は赤い血が流れているのね。

しかし、小泉武夫氏が赤貝を表現するのに使った代赭色。言われてみれば確かにそんなような色ですわね。「食あれば楽あり」。味のみならず色をも楽しんでこその食なんですね。
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