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週末の食卓(76)

テーマ:週末の食卓
(その1)この日の晩御飯は母の好物、やわらかいシューマイ

母: あ、しもた~、えらいこっちゃ~(と、テーブルの下を見る)

私: あ~ぁ、落としたな

妻: え!何を落としたぁ(と急ぎ近づく)
   あ~ぁ、やってまんた。油ギッシュ

母: シューマイ落ちた

妻: どうします、お母さん、これ。食べますか?やめときますか?

母: 食べるぅ!もったいない。

妻: 無理しなくていいんですよ。それとも食べたいのぉ?

母: うん、食べたいのぉ~、やわらかいもん

妻: (拾って)はい、どうぞ。

母: あ~、ご飯が足らんなぁ、ちっと。


落としても落とさんでもご飯足らんかったんちゃうんかい。







(その2) 「百年名家」の放映のビデオを見て

妻: お母さん、牧瀬里穂ちゃんしか知らん、八嶋さんは見たこと無いて言うてたけど、わかるでしょ?八嶋さん。

母: あ~ん、知ってる、知ってるぅ~。ほんで、隣の女の人は誰やいな?

妻: え!信じられな~い。牧瀬里穂ですやん。

母: 里穂ちゃ~ん?随分変わったな

私: え~っ!みんな全然変わらんって言うてやったでぇ~

(しばらくして角度が変わると)

母: あ、やっぱり変わってないわ。

妻&私: がくっ!

(私の登場場面を見終わって)

母: あ~、うまいこと説明できたな

私: おおきに

(と言っておきながら、全部見終わって)

母: あ~ぁ、私が出てたら、もっと笑わしたるんやけどな、ハハハハハ


おいおい、もうテレビ出んて言うてたやんかい。

(再放送は8月25日(日)ひる12時からだそうです。)



なぜその決断はできたのか

テーマ:よもやま話
さて昨日の続きなんですが、「防火意識高揚推進大会」ですから表彰式だけで終わっては意識も高揚いたしません。この後に「東日本大震災における指揮者の判断について」と題する講演が。講師は震災当時、東京消防庁の警防部長だった佐藤康雄氏。

東京消防庁というのは、本来東京だけが管轄エリアなわけですが、東日本大震災の際には国からの要請を受け、福島第一原発3号機に大量給水を行なって最悪の事態から日本を救ったまさに英雄集団。

この日の講演は1時間でしたが、その内容のエッセンスがこめられた以下のyoutubeをぜひご覧になっていただきたいと思います。これホンマにお薦めです。いつ見るのてか?言わさんといて

危機管理のプロ中のプロである佐藤氏。その要諦を「お釈迦様と孫悟空」という言葉で表現されておりました。つまり、①管理者(お釈迦様)自らがビジョンを持てるか②同じ感覚の部下を何人育成できるか(孫悟空とその分身の術)③窮地でどれだけ動いてくれるか、が危機対応の肝。そのためにも訓練は欠かせないと。

そして、管理者として押さえるべき危機管理として次の4点を指摘されました。

1.「至誠を胆(はら)に問う」:私心を離れ言うべき時に言える。いざという時は胆力が問われるということですね。

2.「迷ったら原点に戻る」:非常事態になると浮き足立ってしまいがちだが、そういう時こそ原点を顧みれば地に足がつくと。

3.「時間軸こそ解決の鍵」: これは何度もおっしゃいました。常に短期と長期の時間軸を意識し、その中で解決法を模索すること。変化をとらえることがリーダーの重要な役割だとも。

4.「明るさが未来を開く」:危機の時にこそ人智をを集めることが必要で、そのためにはユーモアが威力を発揮する。緊張しこわばった雰囲気を解きほぐすことでパフォーマンスが向上すると。

「ベストの結果を追求するよりも、ベターを積み重ね、その結果がベストになればよい」ともおっしゃっておりました。ということで、私もベタな、いやベターなブログを積み重ねて参りたいと思います。て、そこかい。

あ、今日のタイトル、佐藤さんの著書だそうです。興味のある方はぜひご一読を。図書館にはまだ置いてないみたいですね。

防火保安表彰

テーマ:石油
昨日、大津のピアザ淡海で「防火意識高揚推進大会」なるものがございまして、その場で防火保安に関する滋賀県下の功労者ならびに優良事業所の表彰がありまして、何と当社が事業所表彰を受けることに。

お話をいただいた時は数多受賞される事業所の中の一つであろうと思っていたのですが、いざ行ってみてびっくり。事業所は滋賀県下で15ヶ所、長浜市防火保安協会管轄では当社だけという名誉。もっとも私自身ではなく、現場で日々防火保安に努めてくれている従業員に対する勲章なんですけど。

ともあれ従業員と、当社を推挙して下さった関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。でね、代表者だけが表彰状を授与されるのかと思っていましたら、個人18名、事業所15ヶ所全員が一人ひとり賞状もらいに行きますのよ。おかげでそれだけで1時間くらいかかったのではないでしょうか。

正面向かって右側に待機して、そこから中央に向かっていくわけですが、向かって左側の席が主催者、中央が演台と授与者、そして右側の席にご来賓。それぞれに礼をするわけなんですが、このお辞儀の順番が各人千差万別で面白い。

向かって右側から中央へ歩んでいくわけですから、まず左側の主催者席へ礼をするのが身体的には自然で、実際そうする方が一番多かったですね。だけど、主催者よりご来賓の方にまずお辞儀すべきではなどと考えていたのですが、何と個人表彰を受けられた中に前代議士で文科副大臣を務められた奥村展三さんが。

さて、どうされるか注目しておりましたら、背筋も指先もピンと伸ばし、まず来賓席へ礼、そして主催者席、最後に中央に礼、受賞後も同じ順番で礼をなさって元の場所へ。おそらく皆さん迷っていらっしゃったんだと思います。後続の3名くらいは奥村方式を踏襲されました。
そら、ご来賓が先でしょ
その後、そんなことは気にもしてなかったのか、あるいは奥村方式に反発したのか、左からあるいは中央からとバラバラの作法に戻っていきました。私ですか?ミーハーなんで一番格好良く見えた奥村展三さんの模倣をいたしましたがな。

けどね、あれお辞儀を受ける側からすると、むしろ省略して下さった方がありがたいんですよね。皆さん律儀にこちらの目を見て丁寧に会釈して下さいましたけど、今日あたり首が痛くてモーラステープのお世話になっていらっしゃるのではないでしょうか、って何ちゅう脱線記事や、これ。

へび・長すぎる

テーマ:言葉・漢字
6/2の日経新聞に早稲田大学の北村薫教授がジュール・ルナールの「博物誌」のことを書かれておりました。この本は生き物たちの姿が作者独特の筆で活写されたもので、北村さんは有名なものとして、「蝶(ちょう)/二つ折りの恋文が花の番地を捜している」を例示されていました。

私もこの本を読んだのか、この本について書かれていたことを読んだのか、記憶の中にあり、中でも「蛇(へび)/長すぎる」という、短すぎる表現が特に印象に残っていました。

北村教授によれば、こんなに短い表現でも訳者によって異なることを紹介されており、例えば岸田國士訳では「蛇/ながすぎる」、辻昶訳では「へび/長すぎる」、さらに白水社の新装版では「へび/ながすぎる」。

つまり、蛇や長が漢字になったり、ひらがなになったり。「ながすぎる」とひらがなを使うと蛇のにょろりとした感じが出るし、「長すぎる」と短くすると短すぎるところにこっけい味が出る、というわけですね。

そこで北村教授は学生に原文を見せ、彼らがどう訳すかをテストしてみた。先生が想定した答えは「蛇/長すぎる」「へび/長すぎる」「蛇/ながすぎる」「へび/ながすぎる」「その他」だけだったのですが、学生たちの創作力は予想以上に旺盛。

まず「あまりに長い・余りにも長すぎる」など「余り(あまり)に(も)」をつけたもの。さらに、「へび/長いにもほどがあろうよ」、あるいは「長~い」といったシンプルながら本質をついたもの。そしてメデューサを思い浮かべた「へび/髪をのばしすぎた」といったものなど。また、「ヘビ」とカタカナ表記したものも相当数あり。

「勿論(もちろん)、ここに正解などはない。言葉と言葉の間に人が入った時、いかに創造性が発揮されるものか、訳者の個性が表れるものか、それを生き生きとした形で、再確認出来た」という先生の結語に納得。

ちなみに原文(フランス語)は Le Serpent(蛇)/Trop long. 英語ならToo longでしょうね。さて、皆さんは何と訳します?私ですか?原語の発音どおり「トロロ~ん」かな。  

送りつけ詐欺だぁ~

テーマ:よもやま話
昨日の夕方、退社する事務員さんと交代すべく店に出ると、机の上に母宛に事務員さんのメモが。「明日の午前中に日本サプリメントからの商品を持って来られます。代引きで35,400円ですので用意しておいて下さいとのことです」という内容。

「何これ~?」と尋ねますと、「お母さんが頼まったらしいですよ。電話かかってきましたんや」と。「35,400円って、これ絶対詐欺やん」。奥にいる母に聞いてみましたら「全然覚えないんやぁ」と。

早速着信履歴を見て、03から始まるそれらしき番号に電話。「はい、日本サプリメントです」(え、まじ日本サプリメント?)と思いながら、先ほど電話をもらったけど、そんな注文してない旨を申しますと、「お客様のお名前と県名をお願いします」と言われましたので、答えますと「え~、電話した担当の名前わかりますでしょうか?」

事務員さんに確認して「前田さんらしいです」と言うと、本人登場。「これどういうこと?注文してないよ」と言うと、「いや間違いなく注文を承っております。滋賀県の◯◯◯◯子さんですよね」と母の名を。「だから注文してないって」「いやいやいや、注文されてない方には発送いたしませんから」と。

「わかった、消費者センターに言いますよ」「どうぞどうぞ、こちらも注文したのにしてないと言い張るお客様のデータを行政に届けなければなりませんので」「どうぞ!」と言って電話を切ります。

とりあえず、相手先の電話番号をネットで検索してみますと、出た出たぁ~、やっぱり詐欺やあ。最近急増してるやつやぁ。その後、市役所の消費生活相談窓口(65-6567)に電話して事情を言いますと「今、流行りの詐欺ですねぇ。とりあえず私の方から連絡してみますが、荷物が届いても受取拒否をして、詳細はメモに控えておいて下さい」

電話を切ってしばらく待ちますと、相談窓口の方から掛かってきまして、「今、電話しましたら、先ほど息子さんから電話をもらったので、もうキャンセルの手続きをいたしました、とのことです。送ってくることはないと思いますけど、今後とも類似の詐欺には御注意下さい」と。

どうやら、以前健康食品を注文した人の名簿が流出しているらしく、それを利用しての詐欺みたい。こういうのを「ネガティブ・オプション」「代引き詐欺」「送りつけ商法」と呼ぶみたいですね。

母が「そういえば、前に美智子さま(皇后陛下)の写真も買わされたけど、あれも詐欺やったんやろか?」「いくらやったん?」「2万円」「ほら詐欺やわ」「ほんでもその後天皇陛下のは如何ですか?と言われたけど断った」「絶対詐欺やわ」。「けど、私美智子さんの写真はホンマに欲しかったんや」。

皆さんも詐欺にはくれぐれも気をつけましょう。
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