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日本誤でもりたてる

テーマ:言葉・漢字
先日話題にしたカンサスシティロイヤルズがポストシーズン11連勝でアメリカン・リーグ優勝を決めましたね、ついさっき。さて毎日新聞に「日本”誤”チェック」というコーナーがあるのですが、野球に関してよく見かける日本語の誤りが次の通り4例書かれていました。

①無失策の堅い守りでエースを盛り立てる

②推定年棒1億円で契約を結ぶ

③イチローが三塁への返球で捕殺を記録した

④あわや本塁打の当たりが惜しくもフェンスに阻まれた。

これ難しくないですか?まあ、パッと見てわかったのは、③番の「捕殺」が「補殺」の間違いだというのくらいで、後はしばらく考えてもなかなかわかりませんでした。

ちなみに②番は、「年棒」ではなく「年俸」。読みは「ねんぽう」が正しく「ねんぼう」と勘違いしていると誤変換のワナに陥る、と書いてありましたが、確かに「ねんぼう」を返還、じゃない変換すると「年棒」としか出てきませんわ。(高すぎる年俸はむしろ返還してほしいものだ)

④番は正解を見て納得。つまり、「惜しくも」とあるからこれは攻撃側目線。従って「あわや」ではなく「もう一息で」といったような言い方をしないとダメということ。「あわや」といえば、のり子ですね。♪窓を開ければ~

さて問題は①番でございます。最初「堅い」が「硬い」とか「固い」なのかとも思ったけど、「堅守」という言葉があるから、これは間違いないし....と、いくら考えても思いつきませんがな。

そしたらね、正解は「守り立てる」なんだそうな。「力が発揮できるよう支援する」という意味の「もりたてる」は「盛り立てる」ではなく「守り立てる」が正しいんだと。これは知らんかったです。ちなみに同義語の「もりあげる」は「盛り上げる」。

昔、宮田輝さんというアナウンサーがいらっしゃいましたけど、てことは、ひょっとすると森田輝さんも全国のどこかにいらっしゃるんでしょうね。きっと生来の宴会係なんでしょうな~。

消えた四川うどん

テーマ:よもやま話
3連休に帰省した息子。昼ご飯でも食べに行こうということになり、何が食べたいかと聞くと「10月に入ったし、そば廣さんの四川うどんを」ということで、即決。

そば廣さんの四川うどんといえば、ブログでも取り上げましたが、ちょうど6年前に巡り合って以来すっかり虜になり、私の中では長浜の中のイチオシメニューであったわけです。

さて、店に入るや否やとりあえずメニューを見て、四川うどんの文字を探します....、が何故かその文字が定位置から消えているではありませんか。「あれ?無いやん、四川うどん」、妻と息子と3人で顔を見合わせます。

とりあえず他のメニューを注文することとしたわけですが、注文を取りに来られた女店員さんに、「あの~、四川うどんは無くなっちゃったんですか?」と尋ねてみました。

すると女店員さん、「はい、そうです」と。思わず「え、どうしてですか?」と追及いたしますと、心なしか気まずそうな笑顔を浮かべながら、結局何も答えずに去って行かれました。

そうかぁ、こりゃ聞かない方がよかったかぁ。きっと手間がかかるからよ。注文する人があんまりやあれんかったんちゃうか。儲からんからやろ。そしたら値段上げたらええやん。と、勝手な想像であれこれ言い合う3人。

すると妻が「ひょっとしたら具材を炒めるので腕を悪くしたんじゃないの」と言い出します。そう言えば、かつて彦根にあった「やきめし」の名店「紅舟」のマスターも中華なべの使いすぎで手首を痛めて、焼飯作れなくなったことがありました。

「腕がいいのに腕を悪くした」。これでブログのタイトル決まりやな。という息子。いや、そんな単純なもんでもないのかな。かつてダダジャーナルにも書かれていたように、「そばの香りが好き、そばの味が好き、そば打ちが好き。そばのすべてが好きなんです」というマスター。

彼にとっては、やっぱりうどんは邪道だったのか。そういう職人気質、決して嫌いじゃないけど、それにしても無くすには惜しすぎる四川うどん。私のお腹に文字通りぽっかりと穴があいたようだ。

兼好診断(13)野分

テーマ:よもやま話
この14日、15日は県内都市教育委員会の研修で大分県の別府に行く予定だったのですが、台風19号の襲来が予想され早々と中止となりました。体育の日のイベントも軒並み中止だったんでしょうね。

さて、昔は台風は「野の草を吹き分ける風」という意味で「野分(のわき)」と呼ばれていたようですが、昔の人はこの災害をどのように捉えていたのでしょうね。

徒然草 第十九段

(前略)また、野分の朝こそをかしけれ。言ひつゞくれば、みな源氏物語・枕草子などにこと古りにたれど、同じ事、また、いまさらに言はじとにもあらず。おぼしき事言はぬは腹ふくるゝわざなれば、筆にまかせつゝあぢきなきすさびにて、かつ破り捨つべきものなれば、人の見るべきにもあらず。(後略)

徒然草では、「台風一過の朝は風情がある」と言及されています。しかし野分(台風)については源氏物語や枕草子などにさかんに書かれているので、いまさらここで言わなくてもいいだろう、と兼好法師。

確かに枕草子では「野分のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ。」に続いて、台風が去った翌日は庭が荒れているものの思いがけないところに思いがけないものがあって面白い、といった内容のことが書かれています。源氏物語には、そのものずばり「野分」の章もあるようです。

兼好法師、今さら...と言いながらも、思ったことを言わないのも腹ふくるる、つまりストレスが溜まるからやはり書かずにはいられない。ま、どうせ書いたってすぐに破り捨てるんだから人に見られることもないだろう、と言い訳をしておられます。

昔は台風の被害よりも、去った翌日の風情を楽しむ余裕があったんでしょうね。昨今の台風はそんな悠長なことを言っていられないような被害をもたらしています。ま、人間の暮らし方が変わっただけなのかもしれませんが。

それにしても台風情報は正確ですね。進歩する「野分の分野」→仮名まじり漢字回文。さて皆様、野分のまたの日、いかにお過ごしでしょうか?

愛するあなたにお願いごと

テーマ:よもやま話
久々の日経プラス1ネタですが、10/11(土)掲載の何でもランキングのテーマは「愛するあなたにお願いごと」。全国の20~60代の既婚男女各100人(合計1000人)に対して聞いた、妻は夫に、夫は妻に対して「こうしてほしい」という願いごと。

まず妻から夫への要望第1位は「加齢臭に気をつけて」で1950ポイント。そうか、においかぁ。最近、ファブリーズのCMがやたら頻繁でちょっと不快感すら覚えるんですが、やはり臭いに敏感な女性が増えてるんですね。

以下2位が「外出時はおしゃれに」(1730ポイント)、3位が「いつまでも若々しくいて」(1590ポイント)と続きます。一方、夫から妻への要望の第1位が「いつまでも若々しくいて」(2200ポイント)で、「外出時はおしゃれに」も3位(1190ポイント)となっておりまして、双方とも見た目を気にしていることが伺えます。

夫から妻への第2位が「冷蔵庫をもっと整理して」(1210ポイント)。これは、やっぱり皆思いますわな。うちは、昨年冷蔵庫を買い替えたところなので、今のところ比較的整理されているようですが、はたしていつまで.....、いやあんまり言わんとこ。

「世代別で多かった願いごと」も書かれておりまして、20代、30代の夫は妻に「家でも程よくおしゃれをして」に対して、20代の妻は「私の欲しい物を察してプレゼントして」で、30代になると「もっと稼いでくれたら」。だんだんシビアな経済事情が身にしみて来ますんやな。

40代になると、妻は夫の「いびきをなんとかして」という願いに。だんだん不満もたまってきて夫婦別床(別室)が進みますんやろな。これに対し、夫は「自分ばかりが大変だと思わないで」と来た。

妻のガミガミに対しての不満は50代になっても続くようで、「口うるさくあれこれ言わないで」。妻はというと、床が別になっていびきの悩みから解消されたからなのでしょうか、今度は「家事に協力してくれたら」だと。間断なく放たれる要望弾。

60代になると、協力どころか「気づいたらいちいち私に言わずに自分でやって」となります。定年濡れ落ち葉状態ですかね。これに対し夫は優しいですね。「自分自身の健康をもっと気遣って」となります。いや、妻が病気になったら自分では何もできないことがわかっているからかな?情けは人のためならず、ですな。

米原駅西口の曳山

テーマ:曳山・歌舞伎
米原の曳山祭は毎年10月の体育の日の3連休に行われ、今年は今日12日(日)が本楽。例年、最終日の後宴を見に行くことが多いのですが、今年は台風が襲来しそうなので、昨日の宵宮を見に行くことにいたしました。

いつもは湯谷神社や山蔵のある米原駅東口側で見ることがほとんどですが、宵宮は西口で演じられるというので、ちょうどいい時間の便もあったこともあり、電車で行くことにいたしました。

午後2時15分くらいに米原駅に到着したのですが、ちょうど駅の通路から陸橋を渡っている曳山(旭山)が見えました。そうなんです、普段は東口の方にある曳山をわざわざこの日のために陸橋を渡して西口に移動させるんですね。

坂を引っ張り上げるのもさることながら、下りで曳山が暴走しないように制御するのがなかなか大変だと聞いたことがあります。いずれにしても長浜の曳山祭では見られない米原独特の光景ですね。

2階からエスカレーターで降りていくと駅前の円形広場に鎮座する松翁山が目に入ってまいりました。まもなく開宴ということで、多くの観衆が集まっておられました。ここの芸題は壷坂観音霊験記で、三役修業塾から龍豊さんと賀祝さんが太夫・三味線として出場されます。

一瞬、ターンテーブルがあって曳山が回転し360度の方向から見られるようになっているのかと思ったのですが、ターンテーブル風の円形のデザインになっているだけなんですね。

斜め前から見た背景がヤマザキマザックのビル。で、向かって左側から見るとバックには来年3月15日オープン予定の東横インが。誰が泊まるんやろ?という疑問もあるようですが、新幹線駅の真ん前ですからね、少なからぬ宿泊需要があるんじゃないでしょうか。

二階からですら見ることが禁じられている曳山ですが、来年以降の祭では、「ホテルの部屋からの観劇はご遠慮ください」なんていう横断幕が吊られたりして。




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