女子もすなる

テーマ:よもやま話
5年ほど前に「立っての願い」という題で、最近トイレに座って小用を足す男性が増えていることを嘆くブログを書きましたが、この間にもおそらくその比率はさらに上昇しているんでしょうね。

さて、立小便というのはもっぱら男の専売特許だと思われているかもしれませんが、かつてはそうでもなかったようですよ。て言うか、私自身小学生の頃だったでしょうか、見たことありますもん。

田舎の農家の家だったでしょうか、おばあさんが腰を直角に曲げてこちらを向いておられるので、何してやあるんやろな?と思ったら、そこはいわゆる外便所。つまり、立小便をしておられたんですね。

まあ、おばあさんやしなあ、と思っていたのですが、以前に読んだ「やんごとなき姫たちのトイレ」の中には、明治41年に福岡県の女子教育関係者の会議で「女子学生の立小便の廃止」という議題で討議された記録が残っていることが書かれていました。女子大生でっせ。

さらに調べてみると、やはり江戸時代から明治初期にかけては、女性の立小便はさほど珍しいことではなかったようです。まあ、農家が多かったしねえ、農作業の途中に家に帰るのも面倒だし、肥料代わりにってこともあったんでしょう。

いやいや、農家のみならず京女までもそうであったことが川柳に残っているんだとか。「京女 立って垂れるが すこしきず」だとか、「富士額 担桶へまたがる 京の嫁」なんてのもあるそうです。

私がおばあさんの立小便を見たのは昭和中期ですから、この頃もまだその名残はあったんでしょうね。昭和中期と言えば、驚いたことに東京オリンピックの国立競技場には、地下にトイレがあり、女性用の立ち小便器があったんだそうです。

いや~、何に驚いたかって、高橋克実さんに毛が生えているのにビックリ!


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