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初心忘るべからず

テーマ:よもやま話
日経新聞に「政治とことば」というコラムがあるのですが、先日民主党の川端達夫さんの好きな言葉として「初心忘るべからず」が紹介されていました。

川端さんは滋賀県出身の代議士ですが、先の衆議院選挙では自民党候補に敗れ落選となったものの、三日月大造氏が衆議院議員を辞し滋賀県知事に立候補したため、比例代表の繰り上げ復活当選され、現在は民主党の国会対策委員長を務めておられます。

そういう経緯もあって、政治家になった時の初心を忘れないように、という話かと思ったらそうではありませんでした。そもそも「初心忘るべからず」という言葉は能を大成した世阿弥の著書「花鏡」に出てくるものだそうです。

コラムによると、世阿弥の言う「初心」とは、芸を身につけるために経験した苦労や未熟さを恥じる気持ちを指し、初心には次の3段階があるんだとか。つまり、

1.若い頃に苦労して得た「是非の初心」

2.それに慢心せず芸を磨き続ける「時々の初心」

3.老いても常に今の自分にふさわしい芸を追及する「老後の初心」

この3段階の初心を忘れてはならないと世阿弥は説いているわけですね。なるほど、浄瑠璃をやっておりますとこれは痛切に感じますね。「時々の初心」なんてのは、時々忘れそうなところが、まさに時々の初心ですな。

さらに「老後の」と来れば「安心」と言いたいところですが、年金などの老後の安心ばっかり考えてないで、老後の初心を忘れないことの方が、かえって老後の安心につながるのではないでしょうか。

「是非」の初心のみならず「時々」と「老後」の初心を忘れたくないものです。ブログは時々の写真忘るべからず!ですか?

スタバスタンバイ

テーマ:よもやま話
昨日店番の途中にトイレに行ったのですが、その間にちょうどお客さんがお見えになり、「こんにちわ、こんにちわ」と何度も呼んでいたらしい。

私の不在に気がついた妻が慌てて応対してくれたのですが、どうやら私の高校時代の同級生のようです。「お~お~、K川君か」。彼とは高校2,3年と同じクラスだったのですが、現在は東京住まいで、地元に居るお母さんの様子伺いに奥さんと帰省されたついでに立ち寄ってくれたのです。

お互いに近況や、子供のことなどをあれこれと話していたのですが、ふと思い出しまして、「ところで、長浜にスターバックスが来るっていう話はどうなったん?」と私。

「お~、そうそう、来る来る」と彼。「けど、来るっていう噂が出てから随分経つやん」。「ほう言えば、ほうやなぁ」。実はこのK川君、何とスターバックス・ジャパンのCFOなんです。

彼の説明によると、8号線バイパス沿いで3か所くらい候補地があって条件面等いろいろ精査の結果、ようやく場所が決定したとのこと。「え~っと、マクドナルドがあるやろ、あそこから.....」ということで、もう一つ正確な位置はわからなかったのですが、どうも以前から噂になっていた場所ではないらしい。

「スターバックスがあるかないかで町のステイタスが決まるって言われてますもんね」と私の妻。彼の奥さんが「あなたの一言で長浜進出が決まったの?」と聞くと、イエスともノーとも言わず微笑むK君。まあ、ほういうことにしといたろまいかい。

胡麻油ときらず揚げを買っていってくれたK君。せっかく訪ねて来てくれたので「これ食べるか」とラー油をサービスで献上。「あ~ら、すみませんねぇ。今度来るときは何か持ってきますわ~」と奥さん。

「ほんなら、スタバの只券を是非」と冗談で申し上げますと、「OK、OK、わかった」とK川君。皆さんにおすそ分けできるくらいいっぱい頂戴ね。

三つ揃い

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日は、長小の運動会、そして街なかでは「きもの大園遊会」が催されていたわけですが、雲なし、風なし、湿気なしで、これ以上はないという好天に恵まれましたね。

さて、例年きもの大園遊会の日には、山倉を開けて中の曳山を開放し来訪者に御覧いただくことが恒例となっておりますが、私が所属する伊部町翁山組では、これに合わせて幕類などの虫干しを行ないます。

以前にも書きましたが、十三の曳山の中でも、翁山は懸装品つまり幕類については、品質・デザイン・量、どれを取っても他町の追随を許しません。

で、この幕類を山倉の隣家の駐車場をお借りして、下の写真のように広げまして数時間虫干しをいたします。

ちなみにこの見送り幕三枚は、奥から①:国指定の重要文化財となっているベルギー製の毛綴れ織、②:①の端切れをつなぎ合わせて作ったとされる市指定文化財の二送と、③:①の劣化防止のために作成されたレプリカであり、この3枚をこうして同時に鑑賞できる機会はまずありません。

こうして無造作に広げられておりますとその価値がなかなか感じられませんが、昨日ここを通られて御覧になられた方は本当にラッキーであったと思いますよ。残念ながらここまで歩いて来られた振袖姿のお嬢さんはお一人もおられませんでしたが。

さて見送り幕三つ揃いの手前にある鳳凰の柄の紺色の幕。この幕は見送り幕の下幕で、適切な表現ではありませんが、まあ三つ揃いの下に着る下着みたいなものでしょうか。通常目に入ることはありませんが、これも当翁山のみが行っている登り山での幕掛け替えの際にその雄姿を現します。

来年のきもの大園遊会の際には、ぜひこれらの懸装品鑑賞に当翁山山倉まで足お運び下さいませ。


明太子は辛いか問題

テーマ:よもやま話
先日、母にコンビニのおにぎりを買ってきてほしいと頼まれました。ついでなので、我々の分も一緒に買うわけですが、妻も私も一番好きなのは辛子明太子。

「おばあちゃんは、辛いのはあかんでなぁ」と妻に予め言われましたので、ツナマヨか紅しゃけにしようと思ったのですが、「二種の具材 明太とこんぶ」というのが目に入り思わず選んでしまいました。

帰りまして妻に見せますと、「これあかんがな。辛子明太子やろぉ」と言われるではありませんか。「いや、辛いのは辛子明太子で、ただの明太子は辛くないやろ」と言い返したものの自信が無かったのですが、まあええわと母にはそのまま渡しました。

さて、明太子は辛いのか辛くないのか?調べてみますと、そもそも明太というのは韓国語でスケソウダラのこと。明太子はそのスケソウダラの卵巣つまり子ですから、要するに「たらこ」ですやん。

では、たらこと明太子は全く同じものなのかというと、人によって若干見解が異なるみたいですね。一般的には「たらこ」に塩味をつけたものが「明太子」で唐辛子で辛くしたのが「辛子明太子」なんでしょうか。しかし、地域あるいは人によっては、「たらこ」=「明太子」となったり「明太子」=「辛子明太子」となるらしい。

実際セブンのおにぎりはどうだったのでしょう?ネットで調べていたら

具の明細に「ごま辛子明太」て書いてますやん。つまりセブンイレブン的には「明太子」=「辛子明太子」なんですな。

そうか母には悪いことをしたな、と思い、「この間のコンビニのおにぎり辛かったやろ?」と尋ねてみましたら、「いや、全然辛いことなかったで」と来た。う~ん、いまだ解決せず、明太子は辛いか問題。

挨拶

テーマ:言葉・漢字
「皆さん、あいさつという言葉、漢字で書けますか?」昨日出席した某講演会で講師の方が尋ねられたのですが、あ、あれね、あれは確かこう書いて、こう書く、いや待てよ、違うな、ってことで結局書けずじまい。

会場の反応を見ても、正確に書けた人はほとんどいなかった模様です。ワープロで「あいさつ」と打てば「挨拶」とすぐに出てまいりますので、普段何気なく使っておりますが、いざ自分で書けとなると書けないもんですね。

仮にどういう字かわかったとしても、どちらが「あい」でどちらが「さつ」なのか混乱することもあります。それもそのはずでしょうか、この2つの字、両方とも同じような意味をもつらしいのです。

つまり、「せまる」とか「身をすりよせる」という意味で、これが二つ重なった「挨拶」は、元は「そばに身をすりよせて押し合う」という意味。これが転じて日本語で「あいさつする」の意味になったそうです。

さて、挨拶という字はバラバラの部品にすると覚えやすいとのこと。「挨」は「手(偏)」+「ム」+「矢」、そして「拶」は「手」+「く、く、く」+「タ」。「手ム矢、手くくくタ」と唱えるそうです。テクマクマヤコンちゃいまっせ。それは今晩9時から金曜ロードSHOWで。

それにしても挨拶の原義の「身をすりよせて押し合う」。東京でのラッシュアワーを思い出します。都会のサラリーマンの皆さん、毎日の「ご挨拶」どうもお疲れ様です。
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