初心忘るべからず
テーマ:よもやま話
2014/10/21 08:58
日経新聞に「政治とことば」というコラムがあるのですが、先日民主党の川端達夫さんの好きな言葉として「初心忘るべからず」が紹介されていました。
川端さんは滋賀県出身の代議士ですが、先の衆議院選挙では自民党候補に敗れ落選となったものの、三日月大造氏が衆議院議員を辞し滋賀県知事に立候補したため、比例代表の繰り上げ復活当選され、現在は民主党の国会対策委員長を務めておられます。
そういう経緯もあって、政治家になった時の初心を忘れないように、という話かと思ったらそうではありませんでした。そもそも「初心忘るべからず」という言葉は能を大成した世阿弥の著書「花鏡」に出てくるものだそうです。
コラムによると、世阿弥の言う「初心」とは、芸を身につけるために経験した苦労や未熟さを恥じる気持ちを指し、初心には次の3段階があるんだとか。つまり、
1.若い頃に苦労して得た「是非の初心」
2.それに慢心せず芸を磨き続ける「時々の初心」
3.老いても常に今の自分にふさわしい芸を追及する「老後の初心」
この3段階の初心を忘れてはならないと世阿弥は説いているわけですね。なるほど、浄瑠璃をやっておりますとこれは痛切に感じますね。「時々の初心」なんてのは、時々忘れそうなところが、まさに時々の初心ですな。
さらに「老後の」と来れば「安心」と言いたいところですが、年金などの老後の安心ばっかり考えてないで、老後の初心を忘れないことの方が、かえって老後の安心につながるのではないでしょうか。
「是非」の初心のみならず「時々」と「老後」の初心を忘れたくないものです。ブログは時々の写真忘るべからず!ですか?
川端さんは滋賀県出身の代議士ですが、先の衆議院選挙では自民党候補に敗れ落選となったものの、三日月大造氏が衆議院議員を辞し滋賀県知事に立候補したため、比例代表の繰り上げ復活当選され、現在は民主党の国会対策委員長を務めておられます。
そういう経緯もあって、政治家になった時の初心を忘れないように、という話かと思ったらそうではありませんでした。そもそも「初心忘るべからず」という言葉は能を大成した世阿弥の著書「花鏡」に出てくるものだそうです。
コラムによると、世阿弥の言う「初心」とは、芸を身につけるために経験した苦労や未熟さを恥じる気持ちを指し、初心には次の3段階があるんだとか。つまり、
1.若い頃に苦労して得た「是非の初心」
2.それに慢心せず芸を磨き続ける「時々の初心」
3.老いても常に今の自分にふさわしい芸を追及する「老後の初心」
この3段階の初心を忘れてはならないと世阿弥は説いているわけですね。なるほど、浄瑠璃をやっておりますとこれは痛切に感じますね。「時々の初心」なんてのは、時々忘れそうなところが、まさに時々の初心ですな。
さらに「老後の」と来れば「安心」と言いたいところですが、年金などの老後の安心ばっかり考えてないで、老後の初心を忘れないことの方が、かえって老後の安心につながるのではないでしょうか。
「是非」の初心のみならず「時々」と「老後」の初心を忘れたくないものです。ブログは時々の写真忘るべからず!ですか?