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名キャッチ

テーマ:よもやま話
①お口の恋人 ②お、ねだん以上 ③あなたと、コンビニ 
④あしたのもと ⑤ココロも満タンに

さて、これらはどの企業の宣伝キャッチコピーでしょうか?などという記事が昨日の日経新聞春秋欄に出ておりました。これらは、「宣伝文句から消費者が企業名を正しく答えられた今年の上位5社」なんだそうです。

1位は、わかりますよねぇ。♪お口の恋人、「ロッテ~」、何と9年連続1位だそうです。こういう調査を少なくとも9年もやっていたことも知らなかったんですけど、まあ順当でしょうね。

2位は最近メキメキ伸して来た会社で、しょっちゅうコマーシャルがかかっている「ニトリ」。彦根にお店が出来ていますが、まだ行ったことありません。「♪お値段以上に取り」って、よく聞くと結局取ってるんじゃないか、値段以上に。

3位は「ファミーリー・マート」。実はこれテレビCMでは見たことないんですが、エネオスのスタンドと提携しているのか、SSの横断幕に書かれていたのを目にしたことがあります。「コンビニ」と「コンビに」の掛詞ですね。

4位が「味の素」。一時「生活のごちそうは、きっと笑顔だ」というキャッチで、何か味の素と結びつかんなと思っていたんですけど、「あしたのもと」はそれらしくていいですね。でも100周年を機に1年ほど前から新スローガン「おいしさ、そして、いのちへ」に変わっているみたい。失敗と見た。

5位は我が石油業界の雄、いやちょっと存在感の薄い「コスモ石油」。確かにこのキャッチは心と耳に残ります。昔の朝ドラで「まんてん」の次が「こころ」だったんですが、「♪ココロも満タンに」でなくて「♪まんてんがこころに」だね、と歌っていた覚えがあります。

で、どんなキャッチが消費者の心に響くのか?コラムをまとめてみると、①簡潔でわかりやすい ②具体的なサービスや商品と重なる、さらに英語の乱用は不評らしく、③日本語の美しさや表現の豊かさを生かしたもの、そして④企業の身の丈にあった言葉、 ということになるらしい。つまるところ質の高い「親父ギャグ」ですな。

ブログの宣伝文句でも考えてみるかな。「あした飲もっと」はくんさんみたいだし、「お姉さん以上、〇〇〇」の人たくさん居ますねえ。毎日うまいもん食ってる「お口の肥え人」もいるなあ。私?「ココロにじんとにっく」って柄でもないし、ついつい読んじゃう「なんとなっく、じんとにっく」にでもしとこか。


(追記)
MashiToshiさんと、ネタがかぶりましたね。ぜひ、こちら

生命保険と生涯請負

テーマ:保険・金融
サラリーマンに成り立ての20代前半、まだ保険の知識もほとんどなかった頃、よく昼休みなどにいわゆる生保のおばちゃんたちが会社に出入りして、盛んにセールスをしていたことを覚えております。

おばちゃんとは言え、多分30代中盤だったのでしょうか、よくわかりませんが、わりと魅力的な女性セールスが来られていたせいか、部署の先輩諸氏はみんな加入されておりまして、なんか私もつられて入っちゃったことを思い出します。

その頃に「生命保険」って何か名前がいやだな~、と感じておりました。どうも人間の命に値段をつけたり、死んだら金が下りる、とかそういうイメージがどうも不健全な感じがいたしました。

生命保険会社の人たちは、そういう後ろめたい商品を扱っているから、自ら前面には立たず、女性を使ってセールスをさせているに違いない、そう勘繰ったものです。

年をとり、保険の知識もついていくに従って、生命保険の重要性について理解はしていくのですが、巷間よく言われるように、これはやはり保険の名称の問題もかなりあるな、と思うわけです。つまり、「生命保険」という名前のつけ方が失敗だったのでは、と。

これは英語の life insurance を訳したものなのですが、このinsuranceという言葉に対する「保険」という訳語は1860年代に香港で発行された「英華字典」に初めて登場したんだそうです。「保険」の当初の語義は「要害に立てこもる」ということだったそうですが、中世になると「商業リスクのカバー」という意味で使われたのだとか。

日本で西洋語の訳語というと福澤諭吉先生の名前が頭に浮かびますが、諭吉さんはinsuranceを「請負(うけおい)」と訳し、life insurance つまり今の「生命保険」は「生涯請負」と名付けたようです。

「生涯保険」ならしっくりきますが、「生涯請負」となると野暮なプロポーズのセリフ(「僕をあなたの生涯請負人にして下さい」とか)に聞こえなくもないし、現代において「生涯請負に加入しませんか?」などと聞かれたら、ほぼ間違いなく「これは詐欺臭いな」と感じさせる言葉ですね。






チン

テーマ:まちづくり
多くの観光客で賑わうここ長浜の黒壁周辺と大手門通り。
黒壁から東を向くと曳山を模したと思われる大きな看板を掲げた大手門通りのアーケードが目に入る。



観光客: あそこのあの人形は何ですか?

ジモピー: 連獅子(れんじし)みたいですね。

観光客: ほ~~ぉ、動くんですか?

ジモピー: 何で?

観光客: 何でって、例えば電気とかで...

ジモピー: あ~なるほど。スイッチ入れて、ボタンを押すと
       ブイ~んと回って、「チ~ん」とか?



観光客: ほ~っ!ま、そりゃ結構な「電子レンジし」だなぁ~



(注)
「連獅子」 : 歌舞伎舞踊の一。能の「石橋(しゃっきょう)」を舞踊化したもので、親子の獅子の狂いを見せる。よく歌舞伎役者が親子で共演したりするが、曳山子ども歌舞伎で演じられたことは多分無い?

あとふたする

テーマ:よもやま話
昨年の9月に「立ってのお願い」というタイトルで、最近洋式トイレに「座って」小用をすませる男性が増えていることを嘆くブログを書かせていただきました。

確か、その時の便器メーカーのアンケート結果では1/3程度の男性が座って行なう、となっていたように思いますが、先日の昼飯時に「DON!」という番組を見ていたら、何とそこでの調査では約半分の男性が座っている、と報道されておりました。

そして、番組の中で、小用を済ませた後に「便座をあげたまま出る」ことは許されるか否かという質問を7~8名のゲストタレントにしていたわけですが、「許される」と答えていたのは1人(男)で、残りは男女を問わず、それは許されない行為だと答えておりました。

女性はいずれにせよ、座ったまま使用するわけですから、
このように
便座は使用前も使用後も下がったままなわけですが、

男性が立って使用する場合は、当然のことながら
便座は上げて
しゃ~~、するわけですね。

で、このまま便座を上げたまま立ち去るのが「許せん!」とおっしゃるわけです。その理由としては、元々下がっていたものを上げて使用したんだから、当然元に戻しておく、つまり下げるのが礼儀だろうと。あるいは、次に使う人は、おしっこのついていそうな便座を下げるのはイヤだろう、とか。

自分自身を省みますと、そう言えば、開けっ放しで立ち去っているような気がいたします。そんなことを気にしたこともありませんでした。私が使う時はいつも便座が下がった状態にあるのですが、そう言えば一度、「大」をしようと座りましたところ、
このままの状態で
強烈に尻に刺さるような冷やっこい違和感を感じ、飛び上がった記憶がございます。多分、直前の使用者が私自身(小用)であったということでありましょう。

番組の中では、便座を下げてふたをしないと「運が逃げる」と言われて気をつけるようになった、という人もおりましたが、確かに男子が小用を立ってするのは当然としても、次の使用者が「あたふた」しないように「あとふた」するのはエチケットかもしれませんね。

ぬか喜び

テーマ:言葉・漢字
昨日、米ぬかの効用について書きましたら、tossanから何で「ぬか喜び」って言うんでしょうね?という「誘導コメント」を頂戴いたしました。暗にネタにしてくれというリクエストでしょうか。

「ぬか喜び」とは「いったん喜んだ後、実はあてはずれでがっかりするような、はかない喜び」ということで、「米ぬかが糖尿病予防に有効」→「こめ油が売れるかも」→「油甚喜ぶ」→「でもほとんど反応なかったわ~」という展開を某tossanは期待されているわけですねぇ。

「ぬか」はその形状から、「細かい」「ちっぽけな」という意味で使われるようになり、「ぬか」を接頭語的に用いると、その状態や性質が、こまかい、はかない、頼りない、役に立たない、ことを表すんだそうです。(変な物に「ぬか」をつけて言わないようにね)

従って、「喜び」に「ぬか」がくっついた「ぬか喜び」は「はかない喜び」になるわけでして、他にも「(小)ぬか雨」「ぬか働き」「ぬか星」などの言い方がありますね。

さて、「ぬか」は漢字で「糠」と書きますが、よく見ると「糖尿病」の「糖」とよく似ておりますね。うっかりすると混乱して間違えてしまいそうですが、「ぬか」の方の旁(つくり)は「健康」の「康」ですから、やっぱり体にはいいんでしょうね。

また「糟糠(そうこう)の妻」といういい方をしますが、「糟糠の妻は堂より下さず」という言葉もあるようで、「貧しい頃から苦労を共にしてきた妻は、立身出世の後も離縁するわけにいかない」という意味だそうです。

昨今は女性が強くなりまして、ご主人が定年になった途端に妻から離縁状を突きつけられるという「熟年離婚」も増えているようであります。しかし、いくら「ぬか夫」さんでも、そこは「糟糠の夫」として大事にしてあげていただきたいものだと思います。

「柳腰」の再定義ではありませんが、「捨てようと思っていたものが実はとても頼りがいがあって役に立つことがわかる」。そんな新解釈「ぬか喜び」を期待して...。



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