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ツルツルモジャモジャ理論

テーマ:政治
ウクライナ問題により、秋に予定されているプーチン露大統領の訪日が微妙になってきたと報道されております。それはともかく、ロシア(ソ連)の指導者に関して「ツルツルモジャモジャ理論」なるものがあることを最近知りました。(「真昼の星空」(米原万里/中央公論新社)にて)

つまり、ロシア(ソ連)の指導者は、レーニン以来、頭髪がツルツルとモジャモジャが交互に現れることになっているというのです。ホンマかいなぁ、と思いまして確認してみますと...、
まずレーニンツルツル
次がスターリンモジャモジャ
そしてフルシチョフツルツル
今度はブレジネフモジャモジャ
さらにゴルバチョフツルツル
あれあれエリツィンモジャモジャ
どうだいプーチンツルツル

と現在に至るまでほぼ1世紀に渡って、見事なまでに「ツルツルモジャモジャ理論」が完遂しているではありませんか。翻って我が国日本は、最高指導者たるべき首相の寿命が実に短いわけですが、こと戦後の長期政権と呼ばれるものに関して言いますと、
吉田茂ツルツル
佐藤栄作モジャモジャ
中曽根康弘ツルツル
小泉純一郎モジャモジャ

というように、同じ理論が当てはまっているように思われます。さて、内閣改造を行ない長期政権目指し万端ぬかりないように見える安部首相ですが、現在の頭髪(モジャモジャ)のままではちょっと難しいといえるかもしれませんね。
いやいや、いっそ剃れんか?

數とseveral

テーマ:言葉・漢字
一昨日、「数人は何人か?」という題で書いたのですが、そう言えば似たような表現で英語では「a few」というのがありますね。

a fewというのは、私自身「2、3の」という風に訳していたのですが、どうやら感覚的にはもうちょっと幅がありそうですね。それこそa fewほど多い、「2~5」くらいのようです。

では「2、3の」はどう言うんかとなると、「a couple」を使うんだと。え?カップルは2でしょう、普通。私も「二つの」という意味でしか考えていなかったんですが、3くらいまでは使うんですね。男女関係も三角関係とかありますから、その辺が考慮されてるんでしょうか。

さらに「several」ってのもありますが、これこそ「数~」と訳してましたわ。severalって何となくsevenっぽいでしょ。だから7くらいという説もあるようですが、これは最低5以上、人によっては2桁も行くといいますから、絶対数においては日本の「数(すう)」より多く、曖昧さでは「数(すう)」に匹敵するという感じでしょうか。

ところで、漢字の「数」は略字であり、元々は「」なんですね。
ほんでね、左側の「婁」という字は「母+中+女」の会意文字で、母も女も女性であって、女性を捕えてじゅずつなぎにして引っ張る様という恐ろしい意味なんだそうな。それこそ強制連行ですやん。

そう考えると、英語のseveralもむしろ「severe(こわい、過酷な、なさけ容赦ない)」と関係あるんではないかと思えてまいります。

ATMからのお祝い

テーマ:よもやま話
昨日は防災の日。確か朝日新聞にも滋賀夕刊にも書かれておりましたが、9月1日が防災の日に指定されたのは関東大震災が起こった日だからなのですが、制定の契機となったのは伊勢湾台風なんだそうですね。

防災の日が制定された翌昭和35年に私は生まれたわけですが、そんな私の娘は防災の日が誕生日。最近少し落ち着いたきらいもございますが、性格的にも、まさに地震と台風をセットにしたような娘でございます。

さて、娘は東京で働いており、年に2,3回帰省するのですが、帰る間際にはお弁当代としてお小遣いを少々渡すことにしています。ところが今回お盆に帰ってきた時には渡すのをすっかり失念しておりました。

で、「忘れたで地元のO銀行の口座に入れといたるわ」と連絡しておきながら、それもまたすっかり忘れていることを、昨日誕生日祝いのメールを打ちながら思い出しまして、覚えている内にと急いで銀行のATMコーナーに。

こちらで預かっている通帳を入れて、入金のボタンをタッチしてお金を入れますと、何と次のような画面が現れるではありませんか。

ひょえ~、これはなかなか粋な計らいやん、と思いまして、写メを取って娘に送信してやりました。ちゃんと入金した証拠にもなって一石二鳥。

皆さんももしOKBさんに口座をお持ちでしたら、ぜひお誕生日に入出金でも通帳記帳でもなさってみてはいかがでしょうか?ちょっとハッピーな気持ちになれまっせ。

数人は何人?

テーマ:言葉・漢字
もう3ヶ月位前のこと。朝日新聞beのコラム「ことばの食感」のタイトルが「『数人』でマージャンができるか」というものだったのですが、咄嗟にはタイトルの趣旨がよく理解できませんでした.....。

読んでみると、「数人」「数分」「数件」など「それほど多くはないいくつか」を漠然とさす「数」の用法について、この数十年間の間に世代によるずれが生じてきた。つまり4人で行なうマージャンは、世代によっては「数人」で出来たり出来なかったりする、ということなんですね。

以前は「数◯」というと「五、六」を連想する人が多かったはずなのに、今の若い世代は「三、四」と考える人が多く、「二、三」を思い浮かべる人も少なくない、とあります。

さらに「室内の人間も四人までなら一目で数がわかるが、それより多いと一瞬では正確に判断しにくい。元々はそのあたりが『数人』なのだろう」という筆者の考え。

未開人の数の数え方で「一つ、二つ、三つ、たくさん」てのがありましたが、「たくさん」に移行するのがどのポイントかみたいな感じですね。すると若い人は数の識別に鈍感になってきたということか。

コラムの最後に次のような面白いことが書いてありました。「文章はいずれにしても『数行』で改行することが望ましい。一段落が中高年は五~六行、若年層は二~四行が読みやすいからだ」と。

そうそう、実は私もそれを心がけてるんですけど、私のブログはやっぱり中高年向きかな?
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