週末の食卓(98)
テーマ:週末の食卓
2014/09/13 08:53
(その1)
部屋の電気が暗いとぶつぶつ言っていた母
母: あんなぁ、おまんに頼も、頼もと思てたんやけどな、ちょうど電気屋さんのおねえちゃんが請求書持って来ゃんたでな、ちょっと、ちょっと見てくれんか、て頼んだんや
私: ふ~ん、ほんで
母: 照明器具の中に蛍光灯が3つ入ったるんやけど、ほのうち2つが切れたったらしいわ
私: ほら暗いはずやわな
母: ほんで蛍光灯を替えてもええんやけど、器具がだいぶん古いし照明ごと替えよか、て言わんすんやわ。
私: ほうかぁ、かれこれ40年位経つもんなぁ
母: ほうよ、ほれに私もうすぐ死ぬさかいに、死んだらこの部屋にいろんな人が顔見に入って来ゃ~るやろで、古い照明より新しいほうがええやろ、と思て
さぞかし、ええ顔に見える照明にしてもらいなはれ
(その2)
今年の3月に亡くなった老番頭のMさんが夢に出てきたという母
妻: どんな夢やったんですか?
母: ほれがな、いなりずしやらごっつぉうの入った二段重を持って来てくれやんたんやわ
妻: へぇ~、何ででしょうね?
母: 知らんがな、夢なんやさかい、何でやら。けど、ほの二段重を私がぶちゃかしてもて、あ~、どうしょう、弁償するわ~て言うて財布見たら5000円しか入ってなかったんで、ごめん5000円しかないわ~言うて渡したら、「ほんでええわ」とほんだけ言わんたわ。あとは何も言わんせんかった。
妻: ありゃま、ひょっとっしたら呼びに来たのかもしれませんよ。こっちは美味しいものがいっぱいあるぞぉ~、って(笑)。
母: ホンマやな~。こっちは食い物には困らんぞぉ~、てな(笑)
戦争世代は質より量か....
部屋の電気が暗いとぶつぶつ言っていた母
母: あんなぁ、おまんに頼も、頼もと思てたんやけどな、ちょうど電気屋さんのおねえちゃんが請求書持って来ゃんたでな、ちょっと、ちょっと見てくれんか、て頼んだんや
私: ふ~ん、ほんで
母: 照明器具の中に蛍光灯が3つ入ったるんやけど、ほのうち2つが切れたったらしいわ
私: ほら暗いはずやわな
母: ほんで蛍光灯を替えてもええんやけど、器具がだいぶん古いし照明ごと替えよか、て言わんすんやわ。
私: ほうかぁ、かれこれ40年位経つもんなぁ
母: ほうよ、ほれに私もうすぐ死ぬさかいに、死んだらこの部屋にいろんな人が顔見に入って来ゃ~るやろで、古い照明より新しいほうがええやろ、と思て
さぞかし、ええ顔に見える照明にしてもらいなはれ
(その2)
今年の3月に亡くなった老番頭のMさんが夢に出てきたという母
妻: どんな夢やったんですか?
母: ほれがな、いなりずしやらごっつぉうの入った二段重を持って来てくれやんたんやわ
妻: へぇ~、何ででしょうね?
母: 知らんがな、夢なんやさかい、何でやら。けど、ほの二段重を私がぶちゃかしてもて、あ~、どうしょう、弁償するわ~て言うて財布見たら5000円しか入ってなかったんで、ごめん5000円しかないわ~言うて渡したら、「ほんでええわ」とほんだけ言わんたわ。あとは何も言わんせんかった。
妻: ありゃま、ひょっとっしたら呼びに来たのかもしれませんよ。こっちは美味しいものがいっぱいあるぞぉ~、って(笑)。
母: ホンマやな~。こっちは食い物には困らんぞぉ~、てな(笑)
戦争世代は質より量か....