アンファンでした

テーマ:よもやま話
朝ドラ「花子とアン」、昨日とうとう最終回でしたね。茂木先生はやっぱり最後まで出ましたな。あれは、浅田美代子が演じた茂木先生の代理出場だったんかも。それにしても、花子と蓮子だけ老けさせて醍醐さんだけ娘のままってのはどうよ。老化防止には甲州ワインという暗黙の宣伝か?

さて、私は生まれてこのかた、自分で買った本はあまり多くはないのですが、実は中学生の時、あるシリーズに凝って、自ら本を購入し続けたことがあります。

それがこれら

ブックカバーの包装紙がかぶってますので、これでは何やらようわかりませんね。では、カバーを取って並べてみましょう。


そうなんです、「赤毛のアン」シリーズ。「赤毛のアン」に始まって、「アンの青春」「アンの友達」「アンの幸福」「アンの夢の家」「アンの愛情」「炉辺荘のアン」「アンをめぐる人々」の計8冊。

いやあ、我ながらよう読んだもんです。とは言うものの、漠然としたイメージしか記憶には残っておらず、細かいストーリーについてはほとんどと言っていいほど忘れています。もう40年近く前ですからね。

朝ドラ最終回で、次作は「Anne of Avonlea」ですと原書が出てくる場面があったと思いますが、Avonlea(アヴォンリー)というのは、アンが少女時代を過ごしたプリンス・エドワード島(この島の名前の響きには憧れました)の小さな部落の名。

直訳すると「アヴォンリーのアン」となるのですが、邦訳版では「アンの青春」となったようですね。私が読んだ「赤毛のアン」は村岡訳ではなく中村佐喜子さんによるものでしたので、私と村岡花子さんの最初の出会いは、この「アンの青春」。では、同作の訳者あとがき(一部)を記してお別れといたしましょう。

「『アンの青春』が『赤毛のアン』のあとを受けて同じように大きな読者層を得るであろうことを訳者の私は信じている。マーク・トゥエインをして、『グリーン・ゲーブルズのアンという少女こそはあの不滅の生命を持つ『不思議のアリス』以来の愉快きわまる、そして最も強く人の心に触れて来る存在である』と言わしめたこの作品の中には時代を超越した乙女心の清純さと夢が脈打っている。

カナダ人に多くの師友を持つ私は殊にこのカナダの作家モンゴメリを愛し続けて来た。長い間の願望であったこの翻訳をとおして、彼女を日本の家庭へ紹介することに無上の喜びを感じている。  1955年2月」

では、ごきげんよう、さようなら~(最終回の三輪さん、語尾が上がってましたね)



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