数人は何人?

テーマ:言葉・漢字
もう3ヶ月位前のこと。朝日新聞beのコラム「ことばの食感」のタイトルが「『数人』でマージャンができるか」というものだったのですが、咄嗟にはタイトルの趣旨がよく理解できませんでした.....。

読んでみると、「数人」「数分」「数件」など「それほど多くはないいくつか」を漠然とさす「数」の用法について、この数十年間の間に世代によるずれが生じてきた。つまり4人で行なうマージャンは、世代によっては「数人」で出来たり出来なかったりする、ということなんですね。

以前は「数◯」というと「五、六」を連想する人が多かったはずなのに、今の若い世代は「三、四」と考える人が多く、「二、三」を思い浮かべる人も少なくない、とあります。

さらに「室内の人間も四人までなら一目で数がわかるが、それより多いと一瞬では正確に判断しにくい。元々はそのあたりが『数人』なのだろう」という筆者の考え。

未開人の数の数え方で「一つ、二つ、三つ、たくさん」てのがありましたが、「たくさん」に移行するのがどのポイントかみたいな感じですね。すると若い人は数の識別に鈍感になってきたということか。

コラムの最後に次のような面白いことが書いてありました。「文章はいずれにしても『数行』で改行することが望ましい。一段落が中高年は五~六行、若年層は二~四行が読みやすいからだ」と。

そうそう、実は私もそれを心がけてるんですけど、私のブログはやっぱり中高年向きかな?

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