サブリミノリな夢
テーマ:よもやま話
2011/09/20 09:13
ご存知の通り、私時々変~んな夢を見ます。内容をよく覚えてる夢は目が覚める直前のものが多いのですが、昨日見た夢も覚めたらちょうど起きる時間でした。
話は、旅行会社のカウンターに私が訪れたところから始まります。マルセンちゃんに相談に来たのかな、と思いますわな。ところが、私ったら正面に居た女性に「あのぉ~、今日はminoriさんは?」と聞くではありませんか。minoriさんはセブンイレブンやろ!
その女性、minoriさんなんかいるわけないのに、「minoriさんですかぁ、え~っと」と後を振り向くと、何とminoriさん「はいはい、何ですかぁ」って出てきた。しかも、つるつるの坊主頭で例のメガネかけて。結構似合ってるやん。
私、髪型にツッコミを入れることもなく、何を聞くんかと思えば、「あの~、西江州(湖西)に行こうと思うんですけど、高速と下道、どっちがいいですかね?」。
湖西に行く高速ってないでしょ。後で考えたんですが、先日、伊勢へ行くのに高速か下道かというブログ書いたでしょ。それと、マルセンちゃんが、お客さんから湖西で夜景のきれいな所を尋ねられた記事。さらにminoriさんが西浅井の人だということが、ごっちゃになったんですね、きっと。
「さ~、どっちでもええんちゃう?」とminoriさん。「高速って料金いくらですか?」「さ~、私は高速使っても請求書を大阪の本社に送るだけやでいくらか知らんのよ」と。
どうやら湖西で宿泊するつもりだったようですが、宿は自分で手配していたようで、そのことを告げると「宿が決まってるんなら、あとはどれくらい時間がかかるかだけやわね」「冬だと渋滞すると暖房で燃料喰うさかい、そのことも考えとかんとね」とか、わけのわからんご親切な助言も頂戴いたしました。
そうこうしゃべっているうちに、minoriさんが携帯電話をトイレに落としたことを思い出しまして、「minoriさん、そう言えば携帯電話どうなりました?」。そう尋ねられた丸坊主のminoriさんが無言でにっこり笑ったところで、目が覚めました。
何でこんな夢を見たのか?先日、セブンイレブンで恋人にしてもろたでやろか?いや、もしかしたら毎日プロフで登場される顔写真のサブリミナル効果なのかもしれません。皆さんもお気をつけ下さい(笑)。
話は、旅行会社のカウンターに私が訪れたところから始まります。マルセンちゃんに相談に来たのかな、と思いますわな。ところが、私ったら正面に居た女性に「あのぉ~、今日はminoriさんは?」と聞くではありませんか。minoriさんはセブンイレブンやろ!
その女性、minoriさんなんかいるわけないのに、「minoriさんですかぁ、え~っと」と後を振り向くと、何とminoriさん「はいはい、何ですかぁ」って出てきた。しかも、つるつるの坊主頭で例のメガネかけて。結構似合ってるやん。
私、髪型にツッコミを入れることもなく、何を聞くんかと思えば、「あの~、西江州(湖西)に行こうと思うんですけど、高速と下道、どっちがいいですかね?」。
湖西に行く高速ってないでしょ。後で考えたんですが、先日、伊勢へ行くのに高速か下道かというブログ書いたでしょ。それと、マルセンちゃんが、お客さんから湖西で夜景のきれいな所を尋ねられた記事。さらにminoriさんが西浅井の人だということが、ごっちゃになったんですね、きっと。
「さ~、どっちでもええんちゃう?」とminoriさん。「高速って料金いくらですか?」「さ~、私は高速使っても請求書を大阪の本社に送るだけやでいくらか知らんのよ」と。
どうやら湖西で宿泊するつもりだったようですが、宿は自分で手配していたようで、そのことを告げると「宿が決まってるんなら、あとはどれくらい時間がかかるかだけやわね」「冬だと渋滞すると暖房で燃料喰うさかい、そのことも考えとかんとね」とか、わけのわからんご親切な助言も頂戴いたしました。
そうこうしゃべっているうちに、minoriさんが携帯電話をトイレに落としたことを思い出しまして、「minoriさん、そう言えば携帯電話どうなりました?」。そう尋ねられた丸坊主のminoriさんが無言でにっこり笑ったところで、目が覚めました。
何でこんな夢を見たのか?先日、セブンイレブンで恋人にしてもろたでやろか?いや、もしかしたら毎日プロフで登場される顔写真のサブリミナル効果なのかもしれません。皆さんもお気をつけ下さい(笑)。
茶番はモノボケ
テーマ:言葉・漢字
2011/09/19 09:12
先日スエヒロさんのブログに出てきた「茶番」という言葉を見てねむりはかせが、意味を私に、というコメントをされておりました(3連発)。語源?もちろん知りません。茶番って下手な芝居のことでしょ。「お茶の間番組」から?とか想像しながら辞書を調べま~す。
ほぉ~っ、そぉ~なん。「茶番」って歌舞伎由来なんですねぇ。そもそも「茶番」というのは「楽屋でお茶の給仕をしていた大部屋役者」のこと。彼らが余興で茶菓子など手近なものを用いて寸劇や話芸を演じたのを「茶番狂言」と呼んだんだそうです。
たまたま、この前の土曜日にテレビをつけたら久しぶりに「ザ・イロモネア」っていう番組をやっていました。モノマネ、ショート・コント、一発芸などで、任意の聴衆者5人を全員笑わせたら100万円がもらえるというやつですが、あの中の「モノボケ」つまり、そこに置かれている物をどれか使って瞬間芸をする、あれこそが「茶番劇」なんですね。
![](../../resources/member/000/070/0098980/8ehpwZks.jpg)
なお、昔の茶番狂言ではオチに使った物をお客に無料で配っていたそうで、見物客の中には寸劇よりも配られる物を目当てに来ていた人もいたとか。おまけを目当てにグリコを買うようなもんですね。
まあ、「このような素人の即興劇から、底の見え透いた馬鹿馬鹿しい物事を『茶番劇』と言うようになった」、とネットの語源由来辞典は締められています。
ところで、我々が「茶番」と聞いて一番に思い浮かべるのはドタバタの政治劇なんですが、大辞泉で「茶番」を引きますと、ちゃんと次のような用例が。
「相も変わらぬ与野党の茶番劇には飽き飽きした」。
辞書の用例になってるくらいですから、こりゃ日常茶飯事とあきらめなあかんのですかな。おっと「茶番」は「ちゃばん」、「茶飯事」は「さはんじ」です。お気をつけて。
ほぉ~っ、そぉ~なん。「茶番」って歌舞伎由来なんですねぇ。そもそも「茶番」というのは「楽屋でお茶の給仕をしていた大部屋役者」のこと。彼らが余興で茶菓子など手近なものを用いて寸劇や話芸を演じたのを「茶番狂言」と呼んだんだそうです。
たまたま、この前の土曜日にテレビをつけたら久しぶりに「ザ・イロモネア」っていう番組をやっていました。モノマネ、ショート・コント、一発芸などで、任意の聴衆者5人を全員笑わせたら100万円がもらえるというやつですが、あの中の「モノボケ」つまり、そこに置かれている物をどれか使って瞬間芸をする、あれこそが「茶番劇」なんですね。
![](../../resources/member/000/070/0098980/8ehpwZks.jpg)
なお、昔の茶番狂言ではオチに使った物をお客に無料で配っていたそうで、見物客の中には寸劇よりも配られる物を目当てに来ていた人もいたとか。おまけを目当てにグリコを買うようなもんですね。
まあ、「このような素人の即興劇から、底の見え透いた馬鹿馬鹿しい物事を『茶番劇』と言うようになった」、とネットの語源由来辞典は締められています。
ところで、我々が「茶番」と聞いて一番に思い浮かべるのはドタバタの政治劇なんですが、大辞泉で「茶番」を引きますと、ちゃんと次のような用例が。
「相も変わらぬ与野党の茶番劇には飽き飽きした」。
辞書の用例になってるくらいですから、こりゃ日常茶飯事とあきらめなあかんのですかな。おっと「茶番」は「ちゃばん」、「茶飯事」は「さはんじ」です。お気をつけて。
たまげた屋のおじさん
テーマ:よもやま話
2011/09/18 09:07
一昨日の夕方、母に店番を頼み奥でパソコンに向かっておりましたら、表から「すみませ~ん」という声。母が居眠りしている可能性があるので慌てて「は~い」と飛び出して行きますと、若いご夫婦とその隣にはベビーカーを押す初老のおっさん。
何や、ゲッティさんですや~ん。ゲッティさんとは「下駄やのおじさん」のこと。日本語より英語のほうが流暢で、電話での相槌も「ふゥ~ふぅン」と外人っぽいという噂から、私は勝手にこう呼ばせていただいております。
ゲッティさん、娘さんご家族を連れて胡麻油をお求めに来て下さったのです。レジの横に居た母に「あの人、おおのさんやで」と言いますと、「どこのおおのさん?」「ほれ、はきもの屋さんやがな」「あ、ほらご挨拶せんとあかん」
ゲッティさんのお父さんとうちの父は存命中パウワースの役員として席を同じうし昵懇のおつき合いをさせて頂いておりましたし、母も亡くなられたゲッティさんのお母さんとは赤十字奉仕団などでご一緒させて頂いた間柄なのです。
帳場に出て正座をする母。ゲッティさんに挨拶するんかと思いきや、若いゲッティさんの娘さん夫婦に向かって居住いを正し、「お母さんには色々とお世話になりましてありがとうございました」。一瞬様子がわからず戸惑いがちに「いえ、こちらこそお世話になります」とお応えになる娘さん。
ゲッティさん、「あの~、息子は僕なんですけどぉ~。これは、わ・た・しの娘です」「あ、こりゃどうも失礼いたしました。皆さん、立派になっておられますんで、つい」と、わけの分かったような分からんような言い訳をしよる。
しばらくして、思い立ったように「ひょっとして、お名前◯◯◯さんと違いますか?」とゲッティさんに尋ねる母。「そうです。◯◯◯です。よくご存知ですね」「いや、お母さんが事あるごとに◯◯◯が、◯◯◯が、て言うてやありましたもん」
出ました、起死回生の逆転記憶ホームラン。よくぞ覚えておりました。さて一段落して店を出られるゲッティさんご一行様。「ありがとうございました~」。ふと見ると、母の前に袋に入った1リットル入の胡麻油が置き去りに。母の毒に当てられて、肝心のもの忘れたか....。
(追記)
お帰りになった後、「やっぱお父さんに似てやぁるな~」と一言。きっと、ゲッティさんのことお父さんと一瞬錯覚したに違いない。
何や、ゲッティさんですや~ん。ゲッティさんとは「下駄やのおじさん」のこと。日本語より英語のほうが流暢で、電話での相槌も「ふゥ~ふぅン」と外人っぽいという噂から、私は勝手にこう呼ばせていただいております。
ゲッティさん、娘さんご家族を連れて胡麻油をお求めに来て下さったのです。レジの横に居た母に「あの人、おおのさんやで」と言いますと、「どこのおおのさん?」「ほれ、はきもの屋さんやがな」「あ、ほらご挨拶せんとあかん」
ゲッティさんのお父さんとうちの父は存命中パウワースの役員として席を同じうし昵懇のおつき合いをさせて頂いておりましたし、母も亡くなられたゲッティさんのお母さんとは赤十字奉仕団などでご一緒させて頂いた間柄なのです。
帳場に出て正座をする母。ゲッティさんに挨拶するんかと思いきや、若いゲッティさんの娘さん夫婦に向かって居住いを正し、「お母さんには色々とお世話になりましてありがとうございました」。一瞬様子がわからず戸惑いがちに「いえ、こちらこそお世話になります」とお応えになる娘さん。
ゲッティさん、「あの~、息子は僕なんですけどぉ~。これは、わ・た・しの娘です」「あ、こりゃどうも失礼いたしました。皆さん、立派になっておられますんで、つい」と、わけの分かったような分からんような言い訳をしよる。
しばらくして、思い立ったように「ひょっとして、お名前◯◯◯さんと違いますか?」とゲッティさんに尋ねる母。「そうです。◯◯◯です。よくご存知ですね」「いや、お母さんが事あるごとに◯◯◯が、◯◯◯が、て言うてやありましたもん」
出ました、起死回生の逆転記憶ホームラン。よくぞ覚えておりました。さて一段落して店を出られるゲッティさんご一行様。「ありがとうございました~」。ふと見ると、母の前に袋に入った1リットル入の胡麻油が置き去りに。母の毒に当てられて、肝心のもの忘れたか....。
(追記)
お帰りになった後、「やっぱお父さんに似てやぁるな~」と一言。きっと、ゲッティさんのことお父さんと一瞬錯覚したに違いない。
姑息なやつと声荒げ
テーマ:言葉・漢字
2011/09/17 09:19
近年、文化庁が毎年行っている国語に関する世論調査の結果が昨日の新聞に掲載されておりました。今回は「寒っ」「すごっ」など形容詞の語幹のみの表現に対する違和感の調査が初めて行なわれ、TVなどの報道はそちらに重点を置いていたようですね。
こんな表現、当たり前やろ。何で今さら調査するの?と思ってしまうんですが、ここ数年急速に普及してきたんだそうで、「TVを通じてよく耳にするため抵抗感がなくなってきた」と分析されていました。元々関西人には当たり前の言い方を吉本の芸人が全国に流布させたということでしょうか。
さて、例年行なわれております、「どちらの意味だと思う?」「どちらの言い方を使う?」の調査では、7割以上の人が用法を間違えているものが2例ありました。
一つは「大きな声を出すこと」は「声を荒(あら)らげる」か「声を荒(あら)げる」か、という問い。これ前者が正解なんですが正解率はわずか11.4%。確かに日常語で使う時は、「ほんな声荒げんといてぇよ!」とか言ってしまいますよね。そもそも「あららげる」って言いにくいですもんね。「あららげる」と言おうとすると舌がもつれて「あらららら...」とか。
浄瑠璃やってる人は意外に間違えないかもしれませんよ、これ。太功記十段目に「♪光秀、わざと~声荒らげ!」というのが出て参ります。これ「声あららげ!」でこそ激しい感情が表せますが、「声あらげ」では拍子抜けしちゃうんですよね。
もう一つの誤用が多いのが「姑息」。これはどう考えても「ひきょうな」の意味で使ってるんですが、正解は「一時しのぎ」なんだとか。正解率15%なんですが、むしろ15%もあったというのが不思議なくらい。
そうそう、そういえば「姑」って「しばらく」って読むんだった。「姑息」は「しばしの休息」だから「一時しのぎ」なんですね。「姑息な手段(その場しのぎの手段)でごまかそうとする」というように良くない場面で使われることが多いから、誤用されがちと考えられているようです。でも「姑」に対するイメージもあるんだろうな、きっと。
こんな表現、当たり前やろ。何で今さら調査するの?と思ってしまうんですが、ここ数年急速に普及してきたんだそうで、「TVを通じてよく耳にするため抵抗感がなくなってきた」と分析されていました。元々関西人には当たり前の言い方を吉本の芸人が全国に流布させたということでしょうか。
さて、例年行なわれております、「どちらの意味だと思う?」「どちらの言い方を使う?」の調査では、7割以上の人が用法を間違えているものが2例ありました。
一つは「大きな声を出すこと」は「声を荒(あら)らげる」か「声を荒(あら)げる」か、という問い。これ前者が正解なんですが正解率はわずか11.4%。確かに日常語で使う時は、「ほんな声荒げんといてぇよ!」とか言ってしまいますよね。そもそも「あららげる」って言いにくいですもんね。「あららげる」と言おうとすると舌がもつれて「あらららら...」とか。
浄瑠璃やってる人は意外に間違えないかもしれませんよ、これ。太功記十段目に「♪光秀、わざと~声荒らげ!」というのが出て参ります。これ「声あららげ!」でこそ激しい感情が表せますが、「声あらげ」では拍子抜けしちゃうんですよね。
もう一つの誤用が多いのが「姑息」。これはどう考えても「ひきょうな」の意味で使ってるんですが、正解は「一時しのぎ」なんだとか。正解率15%なんですが、むしろ15%もあったというのが不思議なくらい。
そうそう、そういえば「姑」って「しばらく」って読むんだった。「姑息」は「しばしの休息」だから「一時しのぎ」なんですね。「姑息な手段(その場しのぎの手段)でごまかそうとする」というように良くない場面で使われることが多いから、誤用されがちと考えられているようです。でも「姑」に対するイメージもあるんだろうな、きっと。
大阪とタイガース
テーマ:よもやま話
2011/09/16 09:31
朝日新聞夕刊の「人生の贈りもの」というコラム。今週は歌手の沢田研二さんの話。沢田さんというよりジュリーと言ったほうが馴染みが深いんですけど、ジュリーと言えばタイガース。私が小学校に入るか入らないかの頃、いわゆるグループサウンズの全盛期で、その中でもザ・タイガースの人気は突出していたような気がします。
![](../../resources/member/000/070/0098755/JboU4NSJ.jpg)
さて、その「タイガース」という命名をしたのは、当時の人気歌謡番組「ザ・ヒットパレード」のディレクターをやっていた、すぎやまこういちさんだったそうで、「お前ら大阪から来たならタイガースでいいじゃないか」と。すぎやま氏はその頃「天皇」と言われるくらいの絶対的存在だったので「野球と別やろ」と思いながらも、そのまま受け入れたそうです。
このタイガースはほどなく解散するわけですが、野球のタイガースは不滅。提携していたデトロイト・タイガースにあやかったという説もありますが、その割にはユニフォームに共通性もありませんね。ところで、「タイガース」って言ってますけど、英語のTigersって正しく発音すると「タイガーズ」と濁るはずなんですけどね。点を取ろうってこと?
最近は、野球だけでなくサッカーやバスケットなどプロリーグが増えて参りまして、同じ都市に本拠地があればニックネームを共通にした方が親しみがわくかも、と思っておりましたら、新潟のようにどのチームも「アルビレックス」を名乗っているところもあるんですね。
大阪のサッカーチームはセレッソとガンバの2チーム。「ガンバ」はイタリア語で「脚」という意味と「頑張れ」を掛けているのですが、スポンサーの松下電器が当時米ユニバーサル・ピクチャーズを買収した関係で、「大阪ジョーズ」に決まりかけていたんだそうですね。ところが瀬戸内海にサメが出没し急遽取りやめになったのだとか。
「大阪ジョーズ」って何か大阪らしくてええと思うんですけどね。「大阪城」のイメージもあるしね。大阪城といえば、大河ドラマではまもなく大坂城陥落ですかね。阪神も自力優勝なくなったし。トラ・トラ・トラ。派手にやってぱっと散る。美しき敗者の街、大阪。
![](../../resources/member/000/070/0098755/JboU4NSJ.jpg)
さて、その「タイガース」という命名をしたのは、当時の人気歌謡番組「ザ・ヒットパレード」のディレクターをやっていた、すぎやまこういちさんだったそうで、「お前ら大阪から来たならタイガースでいいじゃないか」と。すぎやま氏はその頃「天皇」と言われるくらいの絶対的存在だったので「野球と別やろ」と思いながらも、そのまま受け入れたそうです。
このタイガースはほどなく解散するわけですが、野球のタイガースは不滅。提携していたデトロイト・タイガースにあやかったという説もありますが、その割にはユニフォームに共通性もありませんね。ところで、「タイガース」って言ってますけど、英語のTigersって正しく発音すると「タイガーズ」と濁るはずなんですけどね。点を取ろうってこと?
最近は、野球だけでなくサッカーやバスケットなどプロリーグが増えて参りまして、同じ都市に本拠地があればニックネームを共通にした方が親しみがわくかも、と思っておりましたら、新潟のようにどのチームも「アルビレックス」を名乗っているところもあるんですね。
大阪のサッカーチームはセレッソとガンバの2チーム。「ガンバ」はイタリア語で「脚」という意味と「頑張れ」を掛けているのですが、スポンサーの松下電器が当時米ユニバーサル・ピクチャーズを買収した関係で、「大阪ジョーズ」に決まりかけていたんだそうですね。ところが瀬戸内海にサメが出没し急遽取りやめになったのだとか。
「大阪ジョーズ」って何か大阪らしくてええと思うんですけどね。「大阪城」のイメージもあるしね。大阪城といえば、大河ドラマではまもなく大坂城陥落ですかね。阪神も自力優勝なくなったし。トラ・トラ・トラ。派手にやってぱっと散る。美しき敗者の街、大阪。