伊勢神宮参拝

テーマ:旅日記
台風休みはあったけど、お盆休みもなかったんで、一昨日から1泊2日で伊勢志摩の旅に行って参りました。息子が「伊勢神宮に参ったことがない」と。「そりゃ、日本人として恥やろ」ってことで、まずお伊勢参りから。

私たちの小学生の頃は6年生の修学旅行は伊勢(と名古屋)と決まっておりました。ところが最近では奈良はともかく、USJか何だか趣旨がちゃうやろってなところに連れて行かれるようですね。息子より4歳年上の娘の時はまだ伊勢でしたから、10年前くらいに行き先変更になったのでしょうか。

どういう理由だか一度聞いてみたいものですが、これぞ聖地と思わせる厳かな空間は日本広しといえどもそうあるものではなく、その中でも伊勢神宮は別格。私自身は5年ぶりの参拝ですが、緑あふれる小山を背景にたなびく(残念ながらこの日は無風でしたが)日の丸はいつ見ても胸を打ちます。

まず外宮に参拝し、その後内宮へ。雲ひとつない好天に恵まれ、宇治橋から見る五十鈴川の流れがこの上なく清々しい。じっと流れを見つめていると、たくさんの鈴がりんりんと鳴っているように聞こえ、これがこの川の名前の由来なのかと思うほど。

平成25年の式年遷宮に向けて準備が着々と進められておりました。20年おきに同じ建物を新しく隣の敷地に立て直し、これを繰り返してゆく。20年というのは技術の伝承のうえでもぎりぎりの年数なんだそうです。

靴や鞄など見てもわかるように、死んだ動物の革は年が経って古くなると朽ち果ててしまいますが、生きている人間の足の皮は絶えず新陳代謝を繰り返し、昨日とは違う細胞が構成しているにもかかわらず変わらない形状を保っている。

伊勢神宮も20年に一度の遷宮を繰り返すことによって、そのいのちは千何百年と続いて来ているわけです。ここへ来て深遠なる気配、ただならぬ場所ではないことに気づかない日本人は居ないのではないでしょうか。

第二名神が開通し随分と近くなった伊勢。日帰りでもいいと思います。今一度伊勢神宮への修学旅行を復活させてほしいものです。
これも食べられるし

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