茶番はモノボケ
テーマ:言葉・漢字
2011/09/19 09:12
先日スエヒロさんのブログに出てきた「茶番」という言葉を見てねむりはかせが、意味を私に、というコメントをされておりました(3連発)。語源?もちろん知りません。茶番って下手な芝居のことでしょ。「お茶の間番組」から?とか想像しながら辞書を調べま~す。
ほぉ~っ、そぉ~なん。「茶番」って歌舞伎由来なんですねぇ。そもそも「茶番」というのは「楽屋でお茶の給仕をしていた大部屋役者」のこと。彼らが余興で茶菓子など手近なものを用いて寸劇や話芸を演じたのを「茶番狂言」と呼んだんだそうです。
たまたま、この前の土曜日にテレビをつけたら久しぶりに「ザ・イロモネア」っていう番組をやっていました。モノマネ、ショート・コント、一発芸などで、任意の聴衆者5人を全員笑わせたら100万円がもらえるというやつですが、あの中の「モノボケ」つまり、そこに置かれている物をどれか使って瞬間芸をする、あれこそが「茶番劇」なんですね。
なお、昔の茶番狂言ではオチに使った物をお客に無料で配っていたそうで、見物客の中には寸劇よりも配られる物を目当てに来ていた人もいたとか。おまけを目当てにグリコを買うようなもんですね。
まあ、「このような素人の即興劇から、底の見え透いた馬鹿馬鹿しい物事を『茶番劇』と言うようになった」、とネットの語源由来辞典は締められています。
ところで、我々が「茶番」と聞いて一番に思い浮かべるのはドタバタの政治劇なんですが、大辞泉で「茶番」を引きますと、ちゃんと次のような用例が。
「相も変わらぬ与野党の茶番劇には飽き飽きした」。
辞書の用例になってるくらいですから、こりゃ日常茶飯事とあきらめなあかんのですかな。おっと「茶番」は「ちゃばん」、「茶飯事」は「さはんじ」です。お気をつけて。
ほぉ~っ、そぉ~なん。「茶番」って歌舞伎由来なんですねぇ。そもそも「茶番」というのは「楽屋でお茶の給仕をしていた大部屋役者」のこと。彼らが余興で茶菓子など手近なものを用いて寸劇や話芸を演じたのを「茶番狂言」と呼んだんだそうです。
たまたま、この前の土曜日にテレビをつけたら久しぶりに「ザ・イロモネア」っていう番組をやっていました。モノマネ、ショート・コント、一発芸などで、任意の聴衆者5人を全員笑わせたら100万円がもらえるというやつですが、あの中の「モノボケ」つまり、そこに置かれている物をどれか使って瞬間芸をする、あれこそが「茶番劇」なんですね。
なお、昔の茶番狂言ではオチに使った物をお客に無料で配っていたそうで、見物客の中には寸劇よりも配られる物を目当てに来ていた人もいたとか。おまけを目当てにグリコを買うようなもんですね。
まあ、「このような素人の即興劇から、底の見え透いた馬鹿馬鹿しい物事を『茶番劇』と言うようになった」、とネットの語源由来辞典は締められています。
ところで、我々が「茶番」と聞いて一番に思い浮かべるのはドタバタの政治劇なんですが、大辞泉で「茶番」を引きますと、ちゃんと次のような用例が。
「相も変わらぬ与野党の茶番劇には飽き飽きした」。
辞書の用例になってるくらいですから、こりゃ日常茶飯事とあきらめなあかんのですかな。おっと「茶番」は「ちゃばん」、「茶飯事」は「さはんじ」です。お気をつけて。