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亀山社中の大仕事

テーマ:よもやま話
昨日8月15日は終戦記念日。ということで、午後7時からびわ湖TV放映の「池上彰の戦争を考えるSP」を見ておりました。池上彰さん、最近色々な番組に登場されますが、ホントに難しい話を誰にでもわかりやすく解説されます。難しいことを易しく説明する。これこそが「頭がいい」ということだと感心します。

知らなかったことたくさんありました。サイパン島は第一次大戦後旧ドイツ領だったものを国際連盟から日本が統治を委任され、約3万人(8割が沖縄から)の日本人が住んでいたこと。東京無差別大空襲を指揮したルメイ少将が後に、航空自衛隊創設時の戦術指導に対する功績により、日本政府より勲一等旭日大綬章を授与された、こと等々。

いずれにしても、「戦争はいったん始まると終わらせることは極めて難しい」、従って「戦争は絶対に始めないようにしなくてはいけない」というのが番組の主題であったと思います。

で、この番組見ている途中に既に「龍馬伝」が始まっておりまして、家族の無言の多数決でチャンネルが変わったわけですが、昨日の題名は「亀山社中の大仕事」。龍馬は現在長崎におり、大仕事とは長州のためにグラバー商会を通じて「武器と船を買うこと」。この船は薩摩の軍艦。いよいよ薩長を結びつける龍馬の本領発揮ですね。

さてさて、私自身は自分ところの墓参りを14日に済ませ、昨夕は2年前の8月15日に急逝した親友の墓参りに、同級生のN君と二人で行ってまいりました。

実は、先日「好物ローソク」のブログを見た姉から、うち(K重さん)にも売ってるよ、ということで一つ頂戴いたしました「生ビールローソク」。親友が生ビールが大好きだったので、墓前にお供えさせてもらうことにいたしました。
tossanから写真無断拝借 

ご家族の手で本物のビール(スーパードライ)もお供えしてありましたが、この生ビールローソクに火をつけて、「Aやん、いっぱい飲めよ」と言いましたら、「あ~うまっ、あ~うまっ!」という彼の声が聞こえて来るような気がいたしました。もっと一緒にビール飲みたかったよなぁ。

風があったのですが、火は消えることなく燃え続けておりました。ビールをたいらげて、つまり我々から見れば蝋がすべて溶けても、ガラスのジョッキは残るようになっております。今年、お墓でこの「好物ローソク」を見かけることはありませんでしたが、これから流行るような予感もいたします。

ひょっとすると今後、ローソクの「亀山社中(じゅう)の大仕事」になるかもしれませんよ~。

日本のこれから 日韓を見て

テーマ:よもやま話
昨晩は8時から10時45分まで、NHKの「日本のこれから」を見てしまいました。日韓の若者たちが日韓の文化、歴史、未来について討論しあうという番組。本当は9時からは「帰国」という邦画を見ようと思ってたんですが、つい引き込まれて最後まで見てしまいました。

文化や国民性の違い、まではお互いに違いを笑いながら認識し合える余裕がありましたけど、歴史問題になるとそうはいきませんね。「やった方は歴史を忘れたがり、やられた方は絶対忘れない」

京大の小倉先生がおっしゃっていたように「日本人は歴史を知らなさすぎ、韓国人は自分たちの考えだけが正しいと思い込み、他の考え方を受け入れようとしない」ということなんでしょうね。少なくとも日本人はまず「近代史を詳しく学ぶ」ことが必要。

「日本は韓国と戦争をやったわけじゃない。韓国と一緒に戦った。韓国のことを嫌いで併合したわけでない」という自虐史観非難派が手をたたいて喜びそうなことを言った日本の若者に対して、崔洋一さんが「君には歴史を語る資格はない!」と一喝いたしました。

だれも何も言わないのかと思っていたら、後で小倉先生が「彼は勉強不足ではあったけれど、かと言って歴史を語る資格がないというのはおかしい、歴史はだれにでも語る資格がある。でなければ歴史は権力者が決めるものになってしまう」と言って崔さんを嗜めていたのが印象的。

韓国人学生の一人が言うように「北朝鮮とは戦争したけど、心から憎んでいるわけではない。それは同じ民族だから」。そして、「やがて統一の日が来た時、一時的に韓国経済は大きく疲弊するかもしれない。ドイツは20年かかったけどもっとかかるかもしれない。その時に日本にも援助の手をさしのべてほしい」という言葉も。

「ほら見ろ、結局自分たちの統一のために、日本からさらに補償を求める気なんだろ」という声も聞こえそうですね。確かに、統一を果たし、その後日本と経済力において匹敵する国家になるまで、謝罪要求は続くと思います。

私自身は「やられた相手の気持ちになって」という感情論に与するところ大きいのですが、それを除いても、やはり韓国とは仲良くしていかなければならない、多少妥協してでも、と思います。

それは岡本行夫さんが言ったように、中国という巨人の存在です。もし、半島の統一が北朝鮮主導で進むようなことがあれば、日本はたちまち対中の最前線にさらされることになり、そうなると日本の核武装は避けられず、またいつか来た道のくり返しです。

ローソンの新浪社長の言った言葉「過去の過ちを繰り返さないこと、それが一番大切なこと」だと私も思います。それにしても、韓国人が思い浮かべる日本人の第1位が伊藤博文、はともかく第5位が豊臣秀吉。歴史をぬぐうのはほぼ無理ですな。

上州力

テーマ:スポーツ
いよいよ今日は甲子園に滋賀県代表「北大津」登場ですね。相手は群馬県代表「前橋商」。しか~し、滋賀県勢は群馬県勢にやたら弱いんです。

1978(昭和53)年 春 第50回  1回戦
   ★ 比叡山 - 前橋 (完全試合)
       0       1
完全試合を果たした松本投手
1978(昭和53)年 夏 第60回  1回戦
   ★ 膳所 - 桐生 (1安打完封負け)
       0     18 

1979(昭和54)年 夏 第61回  3回戦
   〇 比叡山 - 前橋工 (唯一の勝利)
       6       1

1992(平成4)年 夏 第74回  1回戦
   ★ 近江 - 樹徳 
       1     8 

1999(平成11)年 夏 第81回  1回戦
   ★ 比叡山 - 桐生第一 (またも1安打完封負け)
       0       2
村西
この年の比叡山エース村西は滋賀県が生んだ屈指の好投手。後にプロ入り。しかし相手が悪かった。結局、この年桐生第一は左腕正田を擁し、全国制覇。正田は日ハムに入団。
正田
 

てことで、間もなくプレーボールですが、北大津さん上州力に負けないでね。何せ、近江商人の末裔なんだから(笑)。しかし、ぱんやさんは、これら全部記憶してるのかな?


(注)
上州とは上野国のことで、現在の群馬県とほぼ領域は同じ。ちなみに下野国(ほぼ現在の栃木県)は下州といわず、野州というらしい。野洲じゃないよ、守山のこっちの。
 



はかが行く

テーマ:言葉・漢字
昨日は草むしりに「墓へ行った」話をいたしましたが、今日は「はかへ」ではなく「はかが行く」のお話をいたしたいと思います。と申しましても墓がどこかへ行く話ではありませんよ。

「仕事の能率が上がる、はかどる」という意味で「はかが行く」という言い方をいたします。私これ、もしかしたらこの辺りの方言ではないか、と疑っておりました。いかにも方言臭くないですか?「はかが行く」ですもん、何せ。

そこで試しに「大辞泉」引いてみました。するとねえ、堂々と載っておりましたです、「はかが行く」。ちなみに「はか」という言葉がまず出てくるわけです。「はか」とは「仕事などの進み具合、やり終えた量」という意味ですが、さてどういう漢字を書くと思います?

私は直感的に「量」の訓読みが「はかる」であることから「量(はか)」という字が浮かんだのですが、でも「量る」は動詞で名詞で「量(はか)」とは言わんか、と自信は無し。

で、辞書に載っておりましたのは「計」「量」「果」「捗」の四つ。「量」も正解でしたねえ。やはり「たくさんの量できた~!」という感じもあるんですね。

さて、「捗」は「進捗(しんちょく)」の「捗(ちょく)」という字でして、これ単独ですと「はかどる」と読みますね。て言うか、普通「はかどる」という字は「捗る」しか思い浮かびませんし、ワープロの変換でもこの字しか出てきません。

しかし、「はかどる」ってどう見ても「はか」+「取る」、つまり「はか」が一杯取れて「はかどる」になった気がしませんか?そこで、大辞泉の「はかどる」を見ますと、「捗る」以外に「果取る」が出て参りました。そうですね、「はか」は「果」とも書きました。さらに~「はかばかしい」も「果果しい」であるという「果果しい」結果に。

こういうのが辞書を引く醍醐味ですね。では「はかが行かない」のは何なんだ?えっ!「はかない」?いや「はかない」は「儚い」でしょう。いやいや、「はかない」もまた「果無い」もしくは「果敢ない」とも書くんだそうです。やはり、作物などの収穫に対する一喜一憂が言葉を生み出したのでしょうね。

さて先日、子孫に墓守をしてもらえないのではという不安から、あるいはさせるのが可愛そうということで、墓石の中の骨を海へ散骨して先祖代々の墓を閉じる「墓じまい」をする老人の記事が新聞に出ておりました。そのうち「はかない」の漢字に「墓無い」というのが加わりそうな予感がいたします。

ぼちぼち

テーマ:よもやま話
「もうすぐお盆やし、ぼちぼち草むしり頼むで」と少し前から母に頼まれておりましたんですが、昨日やっと重い腰を上げまして行って参りました、やる気あっても梨の木墓地。首にタオルを巻き、帽子をかぶって、軍手をはめて、ペットボトルのお茶も持って完全武装。

の割には草ぼうぼうというわけでも
梨の木墓地(しつこい)。この間、大阪の姉が帰って来た時に母と二人で一度除草をしておいてくれたからでしょう。そして、今年は我家にも強い味方が。そう、K太郎さんご推選の
必殺「草抜き名人
さっそく、その実力を試してみましょうか。
ぐっと刺して
ぴよっと引き抜く
なかなかやるじゃ~ないですか。しかし、墓場で渡世を送る百戦錬磨の雑草たち。草抜き名人のV字谷をスルリと抜けては空振りをくらわすツワモノも多し。いや、これは刺して起こすよりも、むしろ横に滑らす感じの方がいいのかな。

などと、思案しながら悪戦苦闘。ぼちぼちにしておかないとキリがありませんな。さて、前にも申し上げましたが、うちの墓は六地蔵さんの真裏。で、六地蔵さんの祠の側面に今年はおどろおどろしくこんな表示が。
警告!警告だ!
なんでも、供物、花、枯れ草を持ち帰らず墓地に放置していく人が多く、近隣から苦情が寄せられている。ついては、必ずゴミは持ち帰るように!さもなくば好物ローソクにしなさい。わかったね!という趣旨。

で、「お地蔵さんは見てますよ」くらいで良心に訴えるのかと思いきや、
出ました監視カメラ作動中
どこにあるんだい?監視カメラ。いかがでしょう、子ども会の肝試しに「夜の梨の木墓地、監視カメラ探し」というのは。なんて、あほなこと言うてんと、ポリ袋一杯になった草を積んで、
さあさあ、帰りましょう。

自転車をこぎ出して、ほどなくすると、「ぼちぼち」いや「ポチポチ」来ましたぁ~。雨だ~、それも大粒のぉ!
墓帰りズボンたちまち雨の跡
珍しいことをすると、覿面(てきめん:こんな字書くんや~)でございますなあ。



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