日本のこれから 日韓を見て

テーマ:よもやま話
昨晩は8時から10時45分まで、NHKの「日本のこれから」を見てしまいました。日韓の若者たちが日韓の文化、歴史、未来について討論しあうという番組。本当は9時からは「帰国」という邦画を見ようと思ってたんですが、つい引き込まれて最後まで見てしまいました。

文化や国民性の違い、まではお互いに違いを笑いながら認識し合える余裕がありましたけど、歴史問題になるとそうはいきませんね。「やった方は歴史を忘れたがり、やられた方は絶対忘れない」

京大の小倉先生がおっしゃっていたように「日本人は歴史を知らなさすぎ、韓国人は自分たちの考えだけが正しいと思い込み、他の考え方を受け入れようとしない」ということなんでしょうね。少なくとも日本人はまず「近代史を詳しく学ぶ」ことが必要。

「日本は韓国と戦争をやったわけじゃない。韓国と一緒に戦った。韓国のことを嫌いで併合したわけでない」という自虐史観非難派が手をたたいて喜びそうなことを言った日本の若者に対して、崔洋一さんが「君には歴史を語る資格はない!」と一喝いたしました。

だれも何も言わないのかと思っていたら、後で小倉先生が「彼は勉強不足ではあったけれど、かと言って歴史を語る資格がないというのはおかしい、歴史はだれにでも語る資格がある。でなければ歴史は権力者が決めるものになってしまう」と言って崔さんを嗜めていたのが印象的。

韓国人学生の一人が言うように「北朝鮮とは戦争したけど、心から憎んでいるわけではない。それは同じ民族だから」。そして、「やがて統一の日が来た時、一時的に韓国経済は大きく疲弊するかもしれない。ドイツは20年かかったけどもっとかかるかもしれない。その時に日本にも援助の手をさしのべてほしい」という言葉も。

「ほら見ろ、結局自分たちの統一のために、日本からさらに補償を求める気なんだろ」という声も聞こえそうですね。確かに、統一を果たし、その後日本と経済力において匹敵する国家になるまで、謝罪要求は続くと思います。

私自身は「やられた相手の気持ちになって」という感情論に与するところ大きいのですが、それを除いても、やはり韓国とは仲良くしていかなければならない、多少妥協してでも、と思います。

それは岡本行夫さんが言ったように、中国という巨人の存在です。もし、半島の統一が北朝鮮主導で進むようなことがあれば、日本はたちまち対中の最前線にさらされることになり、そうなると日本の核武装は避けられず、またいつか来た道のくり返しです。

ローソンの新浪社長の言った言葉「過去の過ちを繰り返さないこと、それが一番大切なこと」だと私も思います。それにしても、韓国人が思い浮かべる日本人の第1位が伊藤博文、はともかく第5位が豊臣秀吉。歴史をぬぐうのはほぼ無理ですな。

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