投げやりと捨てばち
テーマ:言葉・漢字
2010/08/21 09:04
立秋はとうに過ぎたというのに、暑さは止まるところを知りません。エアコンのない部屋で寝るのももう限界です。3日間無風の夜が続くと、頭も体もどうかなって、もうどうでもええわという感じになって参りました。
そう、こうなると物事「投げやり」になる、などという言い方をいたしますが、物事をいいかげんに行なうこと、成り行きまかせにすること、という意味です。感覚的には
どうなっとしゃんせ~
という感じなので、ひょっとして語源は「投げ槍」?なんて、ふっと思いたくなることもないわけではありますが、残念ながら、これは「投げ遣り」と書くようです。単純に「投げ遣ってしまう」ということなんですね。
こんなことを考えていたら、もう一つ似たような感じの言葉が浮かんでまいりました。それは「捨てばち」。最近あまり使わないような気がしますが、こちらもまた「どうとでもなれという気持ち。自暴自棄」を表す言葉ですね。
さあ、捨てばち君、君の語源はどうなんだい。はは~ん、君も「投げやり」君式に「捨て果つ」→「捨て果ち」なんかが、臭いな~。
と思いましたら、こちらは何と禅宗の托鉢からきた言葉だそうです。つまり、僧の修行の一つとして鉢を持って街角に立つことがありますが、寒い日も暑い日も修行するので、この辛さにガマンできなくなり鉢を捨てて逃げ出してしまう僧も多くいた。ここから、「捨て鉢」という言葉が生まれたようであります。
暑いよ~
寒いよ~
修行僧でも捨て鉢になるくらいですから、我々一般人がこのクソ暑さに鉢の一つや二つも投げ捨てたくなってもしょうがない、とあきらめまして過ごすことといたしましょう。「暑さ寒さも彼岸まで」。さて彼岸までもつかな?
おりゃあ~!
(注)私ではありません
そう、こうなると物事「投げやり」になる、などという言い方をいたしますが、物事をいいかげんに行なうこと、成り行きまかせにすること、という意味です。感覚的には
どうなっとしゃんせ~
という感じなので、ひょっとして語源は「投げ槍」?なんて、ふっと思いたくなることもないわけではありますが、残念ながら、これは「投げ遣り」と書くようです。単純に「投げ遣ってしまう」ということなんですね。
こんなことを考えていたら、もう一つ似たような感じの言葉が浮かんでまいりました。それは「捨てばち」。最近あまり使わないような気がしますが、こちらもまた「どうとでもなれという気持ち。自暴自棄」を表す言葉ですね。
さあ、捨てばち君、君の語源はどうなんだい。はは~ん、君も「投げやり」君式に「捨て果つ」→「捨て果ち」なんかが、臭いな~。
と思いましたら、こちらは何と禅宗の托鉢からきた言葉だそうです。つまり、僧の修行の一つとして鉢を持って街角に立つことがありますが、寒い日も暑い日も修行するので、この辛さにガマンできなくなり鉢を捨てて逃げ出してしまう僧も多くいた。ここから、「捨て鉢」という言葉が生まれたようであります。
暑いよ~
寒いよ~
修行僧でも捨て鉢になるくらいですから、我々一般人がこのクソ暑さに鉢の一つや二つも投げ捨てたくなってもしょうがない、とあきらめまして過ごすことといたしましょう。「暑さ寒さも彼岸まで」。さて彼岸までもつかな?
おりゃあ~!
(注)私ではありません