頭打ち

テーマ:よもやま話
北国街道に安藤家という歴史的建造物があり、庭園にある小蘭亭の美術は北大路魯山人の作品として有名なんですが、現在は長浜まちづくり会社が賃貸して事務所としても利用されているようです。

で先日、まちづくり会社に書類を届けに行ったのですが、寒い時期なので戸は閉め切りにしております、という断り書きが表に掲示されてありました。

それと同時に入口の軒高が低いので「頭上に注意してください」と赤書きで記されておりました。見て低いことはすぐわかりますので、戸を開けて慎重にくぐったつもりだったのですが、それでも「ガシャン」と戸に頭をぶつけてしまいました。

この建築物は明治後期に建てられたようですが、今と比べて昔の建物は天井高も梁も低いですよね。うちの家も古いところは江戸後期のものだと思われますので、やたら低いんです。

まあ、伝統的にうちは背の低い人間ばかりですので、家族の者はさほど不自由を感じないのですが、これが親戚などが集まる法事とかになるとさあ大変です。ちょうど1年前に亡くなられた背の高い叔父などは、法事のたびに梁に頭をガーン!としたたかに打ちつけて、「あいたたた!」としばし動作不能状態に陥られるわけです。

校長先生までなさった立派な方ですが「これでわしの頭はどうにかなってしまう」と嘆いておられたことを思い出します。もちろん申し訳ないと思いますし、痛みに同情もするわけですが、お決まりのようにぶつけられますので、不謹慎にもつい噴き出してしまうことも。

しかし、本当に頭をやられてしまわれると洒落になりませんので、とうとう梁の下部に頭を打つ危険があることを意識させるために白いテープを張ることにいたしました。

これでもう安心、と思ったのですが、やはりしばらくはぶつけられていた覚えがあります。しかし、注意喚起がされていると、流石に怒りの持って行き場所がなかったようです。安藤家での私のように。

ちなみに、歴史上江戸時代の人々の身長が最も小さかったようで、男性の平均身長が150㎝台だったとか。

肉を食わなかったからなのか?ま、効率的な体だったのかもしれませんね。



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