あごを開く

テーマ:よもやま話
長浜市では就学前教育、つまり幼稚園や保育園において、「運動遊びを取り入れた保育」を推進しているのですが、その基礎としているのが脳科学に基づいた「柳沢運動プログラム」。実践によって、幼児の集中力が向上し一定の成果をあげているようです。

2/24に当の柳沢先生(松本短期大学教授)をお招きしての幼児教育研修会が開催され、私もご案内をうけたのですが、生憎所用で出席できませんでしたので、教育委員会事務局に頼んで「柳沢運動プログラム」について書かれた本をお借りして読んでみました。

基本となる跳躍・支持・懸垂運動を年齢に応じて実践させていくというものですが、縄跳び、跳び箱、鉄棒、マットなど私たちにはなじみの深いものばかり。しかし、やり方を間違えると苦手意識ができてしまいますよね、こういうのって。

私は、縄跳び、跳び箱、さらに鉄棒の懸垂は得意中の得意でしたが、マットは苦手、さらに鉄棒も回転系はあまり好きではありませんでした。なぜなら目が回って気持ち悪くなるから。もちろん、遊園地のジェットコースターや振り子型のバイキングも苦手です。

ディズニーランドのスペースマウンテンに初めて乗った時は、卒倒しそうになってずっと目をつぶって耐えてましたし、二日酔いで臨んだ妻とのとしまえんデートでは、バイキングに揺られて吐きそうになったこともありました。

さて、お借りした「柳沢運動プログラム」の本の「マット運動」のところ。何と「回転感覚を身につけるとジェットコースターも怖くない」と書かれており、さらに「回転感覚を身につけるとき、いちばん大切なことは『あごを開く』ということです」とあるではありませんか。

「あごを開く」?何じゃそりゃ。よく「あごを引け」とか「あごを締めろ」とかは言われますけど、それと逆でしょ?ところが「あごを閉じて回ると三半規管のバランスが崩れて目が回ってしまう」んだそうです。下向いて目をつぶってジェットコースターに乗るなんて最悪なわけですね。前を見つめてバンザイするくらいの方がいいわけです。

もっとも、10歳を過ぎてから身につけようとしてもなかなか難しい回転感覚、とも書かれております。柳沢プログラムを逸早く幼児教育に取り入れた長浜市。「日本一ジェットコースターが得意な町」の称号を得る日も近いかもしれません。

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