いっさいならずいっせつ

テーマ:政治
党首討論の前に極秘会談を行ったと噂される野田総理と谷垣自民党総裁。

会ったのは確実視されているにもかかわらず、「会ったという事実はあるんですか?」と尋ねられても

「一切ございません」と。

この「一切」という言葉、上記のように下に打ち消しの語を伴いますと、「全然。全く」ないという意味になりますが、「仕事の一切を任せる」とか「一切が無駄になる」など、肯定形で使いますと「全部。すべて。残らず」という意味になります。

ところが、面白いことに「一切」を「ひときれ」と読みますと、どうでしょう。あ~ら不思議。全部だったはずのものが、その中のほんの一部ということになってしまいますがな。

さて、「一切(いっさい)」は古くは「いっせつ」と読み、金色夜叉にもその用例があるようです。でも、皆さん「いっせつ」っていう言葉、「ひんぱんに」という意味で使われるの聞いたことありません?最近はあまり耳にしないのですが、昔の人はそれこそ「いっせつ」この言葉を使われていた覚えがあります。

この場合はどんな字を書くんでしょうね?そう言えば「何度も」という意味の「一再(いっさい)ならず」という言葉もあるなあ。これって、上記方言「いっせつ」と同じ意味ですよね。

まあ、いっさいならず、いっせつ会っていただいても結構ですんで、とにかく両党首には日本の世の中を良くするように一層ご尽力をたまわりたく存じます。

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