オロ父と冷静な息子

テーマ:よもやま話
春休みで帰省中の息子が「プリンターに紙が詰まってもた」と言うので、見たら外からも中からもほとんど紙片が見えない。「どっちかから引きちぎったやろ?」と聞くと、「いや、下から出て来ないし、どんどん吸い込まれて紙が消えた」と。

ピンセットで引っ張ろうとしても無理。マニュアルを引っ張り出して、電源を切ったり、つけたりしてもさっぱり事態は改善せず。おいおい、何ちゅうことをしてくれたんだよ~、息子ちゃんよぉ~。メカにからっきし弱い私は、こういう状態になると自分でも情けないほど、いらついてくる。

くっそ、この重たい機械を積んで、あの店まで持って行って、「すんません、紙が中に詰まっちゃって出てこないんですよ」「あ~、保証期間過ぎてますねえ」「いくらくらいかかりますかね?」なんていう、煩わしい会話が頭に浮かんでくる。

「もうええ、修理に出そ!」とヤケ気味に言うと、息子は「いやいやいや」と妙に冷静。プリンターの後背部のネジを見つけて、これをはずしたら分解できるかも、とか言い出す。「おお、そうかもな」などと気を取り直して、ネジを緩め始めるオロ父。

しか~し、ネジをはずしてもばらせそうにな~い。「もうええ!あきらめよ」と言うと、またまた「いやいやいや」と言って、今度はパソコンに向かい出す息子。そして、しばらくすると、プリンターをこともあろうに上下ひっくり返しよった。おい!何するんや!天地無用!

カシャカシャとはずしたと思ったら、「やった~、こんなところに巻き込んでた~」。確かにそこには巻き込まれたコピー紙が。それをするすると取り外すと、プリンターのエラーメッセージは消え、トラブル解消。

オロ父、息子の見事な対応ぶりに思わず拍手。「すごいやん!」「いや、ネットで調べたら解決法が出てた」。転ばぬ先の杖、いや「イラつく先のネット」ですな。ま、老いては子に従えか。

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