オバサンの経済学

テーマ:よもやま話
以前に「お姉さん以上おばさん未満」という題で書いたことがあります。一体、何歳までがお姉さんで、どこからがオバサンなのか?

その時は女性を「オバサン」と呼ぶ側の観点から書いたのですが、では一般論として「オバサン」とはどのように定義できるのか?「オバサンの経済学」(中島隆信/東洋経済新報社)なる極めて興味深い本がございまして、そこでは次のように定義されております。

オバサン=女性らしさを放棄した存在

しかし、これだけではよくわかりません。なぜ女性らしさを放棄するのか?その本の中に、女性らしさを維持するためのコストとメリットを表したグラフが表示されていたのですが、とあるブログにそれをアレンジしてうまく書かれているものを見つけて参りました。

女らしさを維持するメリットというのは年齢とともに上昇していきますが、結婚や退職を機に下降して参ります。ところが、いい女はその後も結構モテ続けたりするので、女らしさ維持メリット曲線の下がり具合は緩やか。一方ごく普通の女性は、急速に下降。誰も関心を寄せなくなるのでメリットがなくなるわけですね。

一方、女らしさ維持にはコストもかかります。まず化粧、さらに美容、ダイエット、健康器具・食品、そういう情報を得るための雑誌等々。これはまあ、いい女も普通の女も共通に年齢と共に急速に増大してまいります。

そして、このメリット曲線とコスト曲線がぶつかった時点(上記グラフのビッグバン)で、女はすべからく「オバサン」になるわけですね。女性らしさを放棄する瞬間です。いい女はビッグバンが起こるのが普通の女性より遅くなるから、「オバサン」化するのも遅れるというわけです。

あ~ぁ、と嘆くなかれ、普通の女たちよ。女性にはまだ「おばあさん」になるという道が残っております。筆者は「女性がおばあさんになることは、再チャレンジの場を与えられたということ」と書いております。うちの母を見ておりますと説得力がある言葉のように思います。

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