<<最初    <前    1  |  2  |  3  |  4  |  5    次>    最後>>

そりゃどくだに

テーマ:よもやま話
町内出身でお盆に実家に帰省していたY君。と言っても遠くに住んでいるわけではなく市内在住で、曳山祭にも若衆として参加し、八幡宮に12基並んだ記念すべき年には籤取人として見事に一番くじを引き当てました。

しばらく店頭で立ち話をしていたところに、自治会長のMさんが通りかかり会話に参加。「Mさん、全然白髪がありませんね~」とY君。Mさんは私より一つ年上なのですが、童顔というか昔から年より随分若く見られます。

あまり若く見えるので、かつてY君がMさんにこう聞いたことがあります。「Mさん、整形手術しゃあったんですか?」。するか、そんなもん!

さてこの日、MさんがY君に「あれっ、ちょっと痩せた?」と聞かれますと、Y君「はい、ちょっと」。「ふぅ~ん、ダイエットしてるん?」「いや、どくだみ茶飲んでるんです」

「へぇ~、すごいやん。効果ある?」「いや、どくだみ茶飲んで体こわしました」「何や、それ!」とのけぞりそうになりましたが、健康のために飲んでいたどくだみ茶で逆に体を悪くするとは。毒が出すぎてしまったんでしょうか。

「え、まさか自分で作ったとか?」とMさん。てっきり市販のものを飲用していたものと思っていたら、Y君、意外にも「はい、自分で作りました」と言うではありませんか。

「え?どくだみはどこで取ってきたん?」「ん?ほのへんの畑とかで」。おいおい、そりゃ除草剤とかいっぱいかかってたんとちゃうんかいな。そりゃ、毒だに。

吃又と滔天

テーマ:よもやま話
一昨日の大河ドラマ軍師官兵衛に、道薫こと荒木村重と実の息子の又兵衛の再会シーンが描かれておりました。これまでの大河で荒木村重がこれほどまで登場することはなかったと思うのですが、やはり主役が官兵衛であり、有岡城幽閉の張本人であったからなのでしょうね。

それはさておき、村重の息子の又兵衛は子供ながらに絵心があり後に著名な絵師になったと解説がありましたので、「えっ!絵師の又兵衛?ひょっとして吃又(どもまた)のことか?」と思わず言うと、ちょうど又兵衛のことをwikiで調べていた息子が、「そうそう、通称 吃(ども)の又平て書いたるわ」と。

実は、歌舞伎に「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」という岩佐又兵衛をモデルに描かれた芝居があり、これが通称「吃又(どもまた)」と呼ばれており、長浜の曳山祭でも平成15年に御堂前町諫皷山が演じています。

はーなるほど、歴史ってのはそういう風に結びついているのね、と感心しながら翌朝、つまり昨日の日経新聞を読んでおりますと、孫文の辛亥革命を支えた宮崎兄弟という内容のコラムが目に入りました。
滔天と孫文
中でも宮崎滔天という名前はどこかで聞いたことがあるなぁ、と思って読み進めますと、何とNHK朝ドラ「花子とアン」で蓮様の現夫宮本龍一のモデル宮崎龍介は、滔天の長男だったということがわかりました。

息子は白蓮事件で世を騒がせたわけですが、wikipediaによりますと、浪曲師でもあった滔天が博多講演をしていた時に祝儀をくれたのが、皮肉にも蓮様の前夫である、かの伝様(嘉納伝助、実名:伊藤伝右衛門)であったそうな。

1931年(昭和6年)に滔天遺族である蓮様夫妻は国賓として招かれたのみならず、戦後になってからも孫文誕生90年式典にも招待。その後も宮崎家と中国の交流は続いており、5年に一度国賓として中国に招かれているそうです。

日中関係が非常に難しくなっている昨今ですが、中国、台湾双方で国父として尊敬され、日本ともゆかりの深い孫文という存在を介して東アジアの良好な関係が築かれる道はないものかと思います。

評価も割れる

テーマ:よもやま話
高級な果物といえば、最近ではマンゴーやらなんやら新顔も出てまいりましたが、やっぱりメロンと桃でしょうか。桃は特に傷みやすく慎重な取り扱いが求められます。

また「桃尻娘」などという小説・映画がございましたように、桃は女性のヒップに例えられることもあり、そういった意味でも殊に慎重な取り扱いが求められるわけであります。

さて、中国においては、旧暦7月7日(七夕)にあたる8月2日がバレンタインデーだったそうですが、そのバレンタインデー向けに何とこんなももが発売されたとか。

写真を添付しようかとも思ったのですが、教育上の配慮から元記事へのリンクだけにいたしたく存じますので、個人の良識に基づいて閲覧するなど慎重な取り扱いをお願いいたしたく存じます。

記事によりますと、考案したのは南京の果物業者で、作られたのは江蘇省の無錫市だとか。無錫市は美味しい桃の産地で有名であるとともにランジェリーなどのアパレル産業も盛んで、2大地場産業のコラボだそうな。

9個入りで4,800円と高額ですが、中国では「かわいい!」と大変な人気だそうですわ。欧米メディアは、この商品が中国の検閲に引っかからないのだろうかと関心を注いでいるようですが、いずれにせよ桃だけに評価も割れるシロモノですかな。

藻付か藻屑か

テーマ:よもやま話
一昨日の深夜はどえらい雨が降りましたね。10時ごろ息子が友達とランニングをすると言って出かけていった直後から強烈な雨が降り始めまして、結局止まず。

私は11時ごろ寝てしまいましたが、息子は結局雨宿りと称して居酒屋で飲んでたげな。12時半くらいに帰ってきたらしいですが、翌朝話を聞くと、米川が溢れて駅前通りは完全に水浸しになっていたそうな。

例によって、うちの地中油壷にも水があふれんばかりに溜まっておりまして、朝からポンプで排水作業。今月に入って一体何回目やねん。

作業中に通りかかった自治会長のMさんに「昨夜は米川があふれたらしいですね」と話しかけると、「そうそう、大野履物店さんのところまで水がついた」と。さらに「曳山博物館裏手の金の屏風も水浸しになった」とおっしゃる。

あれま、そんな大変なことになってましたんかいな。もうちょっとでうちも裏から水が入ってくるところだったかもしれませんやん。てことで、現場を見に行きますと....。


確かに金の屏風に汚れの筋目が付いておりまして、ここまで水かさが上がったことがわかります。


さらに川沿いに並ぶモニュメント風のあかりには、そよ風になびく女性の髪のように藻が絡みついてますがな。藻が付くから、まさに藻付(もずく)いや、こんなもん食えへんから藻屑(もくず)か。

いずれにせよ、我々の身の回りも油断のできない気象状態になってきましたね。大雨の被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

焙じる

テーマ:言葉・漢字
先日、日曜当番でスタンド出勤した時、空き時間に中日新聞の日曜版の漢字クイズに挑戦してみました。難読漢字の読みを答える問題が10問。9つは正解でしたが一つ間違えたのが次の問題

「田舎では茶を焙じて飲む習慣があった」という文の中の「焙じて」

皆さんおわかりになります?私はさっと文を眺めて「お茶」という言葉に反応して反射的に「せんじて」と解答を書いてしまったのですが、正解は「ほうじる」でありました。

「焙煎(ばいせん)」という言葉がありますが、胡麻油の強い香りを説明するのに「この黒い方はよく胡麻を焙煎してから絞ってますので」といつも申し上げています。

「焙煎」は「煎(い)る」と「焙じる」なんですね。じゃあ、両者はどう違うんでしょうか?ちなみに「いる」は「煎る」以外にも「炒り卵」などのように「炒る」とも書きますね。調べてみると、

「煎る」: 火で熱して焦がす
「炒る」: 鍋などで熱して焦がす。油で焦げつかないように火を通す
「焙じる」: 火にあぶってからからになるまで熱する

とありますが、イメージ的には、「炒る」は油を使う。「煎る」は焦がすことに、「焙じる」は水分を無くしてからからにすることに力点が置かれているという感じでしょうか。

そういえば、「ほうじ茶」ってありますね。でも、これまで「ほうじ茶」が「焙じ茶」であることを意識したことがありませんでしたわ。むしろ「法事茶」を連想していたかもしれません。漠然と法事の際に飲むお茶なのかな、と。

<<最初    <前    1  |  2  |  3  |  4  |  5    次>    最後>>

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2014/08      >>
27 28 29 30 31 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 1 2 3 4 5 6

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧