焙じる

テーマ:言葉・漢字
先日、日曜当番でスタンド出勤した時、空き時間に中日新聞の日曜版の漢字クイズに挑戦してみました。難読漢字の読みを答える問題が10問。9つは正解でしたが一つ間違えたのが次の問題

「田舎では茶を焙じて飲む習慣があった」という文の中の「焙じて」

皆さんおわかりになります?私はさっと文を眺めて「お茶」という言葉に反応して反射的に「せんじて」と解答を書いてしまったのですが、正解は「ほうじる」でありました。

「焙煎(ばいせん)」という言葉がありますが、胡麻油の強い香りを説明するのに「この黒い方はよく胡麻を焙煎してから絞ってますので」といつも申し上げています。

「焙煎」は「煎(い)る」と「焙じる」なんですね。じゃあ、両者はどう違うんでしょうか?ちなみに「いる」は「煎る」以外にも「炒り卵」などのように「炒る」とも書きますね。調べてみると、

「煎る」: 火で熱して焦がす
「炒る」: 鍋などで熱して焦がす。油で焦げつかないように火を通す
「焙じる」: 火にあぶってからからになるまで熱する

とありますが、イメージ的には、「炒る」は油を使う。「煎る」は焦がすことに、「焙じる」は水分を無くしてからからにすることに力点が置かれているという感じでしょうか。

そういえば、「ほうじ茶」ってありますね。でも、これまで「ほうじ茶」が「焙じ茶」であることを意識したことがありませんでしたわ。むしろ「法事茶」を連想していたかもしれません。漠然と法事の際に飲むお茶なのかな、と。

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