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9kカロリー/g

テーマ:油甚本店
3月21日に新装オープンなった黒壁アミス(amisu)に、一部商品ですが当店の胡麻油も置いていただいております。

昨日、そこで購入されたお客様から黒壁に電話で「胡麻油のカロリーは何カロリーですか?」という問い合わせがあったらしく、黒壁からこちらに照会の電話が掛かってまいりました。

私は男ということもあり、普段カロリーにはほとんど無頓着で恥ずかしながら即答できず、調べますと100gあたり921kcal、つまりグラムあたり約9kカロリーだそうです。しかもこれは植物油に共通で、今流行りのオメガ3系だろうが、オリーブオイルだろうが一緒。

「うわっ、高!」という反応が画面越しに聞こえて来るようでございます。全く油をこの世の害悪のように避け、ノンオイルドレッシングだのノンオイルフライヤーなどが大手を広げ闊歩するご時世となってまいりました。

しかしね、植物油に含まれるビタミンE(トコフェロール)。これは体内の脂質の酸化を防ぎ、老化の原因となる過酸化脂質の生成を抑える「老化予防のビタミン」なんですが、日本人は摂取ビタミンEの約30~50%を植物油から摂っているそうですよ。

油を必要以上に避けると太らんかもしれんけど、お肌がカサカサ、しわしわになっていくんとちゃいまっか。やっぱり何事も極端はあきまへんわな。それにノンオイルって、やっぱり不味くないですか?ま、好みでしょうけど。

植物油のカロリーは9kcal/gと言いましたけど、以前に原油1バレルは約9斗だと書いたことがあります。何だか油と9は縁がありますな。そうそう、これも前に書いたけど植物油はすべからく「コレステロールはゼロ」ですよ。

なんや、9とちゃうんかいな、てか?いやいや、コレステロールも無いん(9)ですわ。

ハラショー!

テーマ:スポーツ
去る土曜日の夜、ナイターでもやってないかなとチャンネルを回すとBS朝日で巨人vsオリックス。巨人戦はあまり見たいと思わないのだが、オリックスの投手は今や国内最高と呼んでよい金子だし、しかもまだヒット打たれてないらしい。

こりゃ、ジャイアンツをコテンと捻ってくれて広島カープの援護射撃をしてくれるかと期待して見ることにする。巨人のピッチャーは2年目にして実質エースの菅野。こちらは毎回のようにランナーを背負うも辛うじて切り抜けて無得点に抑え続ける。

結局、金子は9回を投げてノーヒット・ノーランを達成するも延長戦に突入のため参考記録。この後を引き継いだクローザー平野佳も安打を許さず10回まで巨人はノーヒット。この間、冷やっとしたのは阿部のショートライナーと代打高橋由伸の大きなセンターフライのみ。

解説者の吉田義男氏と有田修三氏が「日本シリーズの最終戦のようだ」という息詰まる投手戦。テレビ中継とはいいながら、こんな試合に遭遇するとはまさに僥倖だ。「リリーフ陣はオリックスの方が質が高いですね」という解説にも、そういう方が得てして負けるんよね、と嫌な予感。

その悪い予感が当たって、かつてソフトバンクの名クローザーだったものの肩を手術後落ち目の馬原が12回表に亀井に決勝のソロホームランを打たれ、その裏巨人の久保がオリックス打線を抑えて勝利。オリックス11安打に対し、巨人はわずか3安打。

翌日の朝刊を見たら、この試合の前日に巨人の原監督の父貢さんが亡くなっていたことがわかった。先立って危篤の際に試合を休んで父を見舞った原監督を職場放棄と揶揄する向きもあったが、今回は死去の事実も無かったかのような冷静な采配。

危篤時にマウンドに立っていたのも確か孫の菅野。この試合もあれだけ苦しみながら得点を与えなかったのはお祖父さんの霊に守られたからか。いずれにせよ、この勝利は彼岸へと旅立って行った父、そして祖父への何よりの餞となったのではないだろうか。

今年またジャイアンツがセリーグを制覇することがあるならば、チームとしてもこのオリックス戦の勝利が相当の価値を持ったものとして評価されそうな気がする。ま、自分が見てたからやろけど。

古今東西強弱南東

テーマ:よもやま話
潜在的に不思議だ、なぜだろうと思っていながら、調べもせずに何となく今日に至り、書物などを読んでいる際に、あ!そういうことだったのか、と知らされることがままございます。

以前ゴディバとピーピングトム(出歯亀)の関係を知らされた、「日本人のための世界史入門」(小谷野敦/新潮新書)という本はまさにそういう啓示本の最たるもので、以下のようなことも改めて私に教えてくれました。

音楽好きの方にとっては常識なのかもしれませんが、楽器の代表ともいうべき「ピアノ」。何でピアノと呼ぶんでしょうね。一方、音楽の授業で「P(ピアノ)」という記号が出てきて、確か「弱く」という意味だったと記憶しております。両者の関係にあまり関心を示したことはなかったのですが....。

もともと、ピアノは「ピアノフォルテ」あるいは「フォルテピアノ」と呼ばれており、それは演奏家が強弱、すなわちフォルテ(強)ピアノ(弱)をつけることができる楽器だから、ということだったようです。しかし、フォルテ(強)ではなく弱い方の「ピアノ」が生き残ったところが不思議ですね。

もう一つ、「オーストラリア」と「オーストリア」という名前のよく似た国があって紛らわしいのですが、この二つに何か関係はあるのでしょうか?

オーストラリアはラテン語で「南の」という意味の「アウストラロ」から来ているそうで、我々が最古の猿人として習った「アウストラロピテクス」もこれと同じ語源だそうな。まあ、「南の大陸」ってことなんでしょうね。

一方のオーストリアの方は、ドイツ語で東の国を表す「エスターライヒ」の英語読みのようでして、両国は全くその語源において関係はなく、たまたま似ていたということなんですね。

今日から6月。梅雨に入るのに「水無月」とはこれ以下に。いやこれ如何にか。エルニーニョで小冷夏に?今日も暑そうですけど....。
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