ハラショー!

テーマ:スポーツ
去る土曜日の夜、ナイターでもやってないかなとチャンネルを回すとBS朝日で巨人vsオリックス。巨人戦はあまり見たいと思わないのだが、オリックスの投手は今や国内最高と呼んでよい金子だし、しかもまだヒット打たれてないらしい。

こりゃ、ジャイアンツをコテンと捻ってくれて広島カープの援護射撃をしてくれるかと期待して見ることにする。巨人のピッチャーは2年目にして実質エースの菅野。こちらは毎回のようにランナーを背負うも辛うじて切り抜けて無得点に抑え続ける。

結局、金子は9回を投げてノーヒット・ノーランを達成するも延長戦に突入のため参考記録。この後を引き継いだクローザー平野佳も安打を許さず10回まで巨人はノーヒット。この間、冷やっとしたのは阿部のショートライナーと代打高橋由伸の大きなセンターフライのみ。

解説者の吉田義男氏と有田修三氏が「日本シリーズの最終戦のようだ」という息詰まる投手戦。テレビ中継とはいいながら、こんな試合に遭遇するとはまさに僥倖だ。「リリーフ陣はオリックスの方が質が高いですね」という解説にも、そういう方が得てして負けるんよね、と嫌な予感。

その悪い予感が当たって、かつてソフトバンクの名クローザーだったものの肩を手術後落ち目の馬原が12回表に亀井に決勝のソロホームランを打たれ、その裏巨人の久保がオリックス打線を抑えて勝利。オリックス11安打に対し、巨人はわずか3安打。

翌日の朝刊を見たら、この試合の前日に巨人の原監督の父貢さんが亡くなっていたことがわかった。先立って危篤の際に試合を休んで父を見舞った原監督を職場放棄と揶揄する向きもあったが、今回は死去の事実も無かったかのような冷静な采配。

危篤時にマウンドに立っていたのも確か孫の菅野。この試合もあれだけ苦しみながら得点を与えなかったのはお祖父さんの霊に守られたからか。いずれにせよ、この勝利は彼岸へと旅立って行った父、そして祖父への何よりの餞となったのではないだろうか。

今年またジャイアンツがセリーグを制覇することがあるならば、チームとしてもこのオリックス戦の勝利が相当の価値を持ったものとして評価されそうな気がする。ま、自分が見てたからやろけど。

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