究極の水難救助法?

テーマ:よもやま話
テレビを見ていたら、東南アジアでの水難救助の講習をやっていて、そこでは何と日本語の「UITEMATE(浮いて待て)」が合言葉になっているとのこと。

一瞬、何のことかようわからんかったんですが、東日本大震災の時に津波から子どもの命を救った自己救助法が海外で注目されているんだそうです。

この「ういてまて」法は、特に難しいものではなく、下の絵のように水面に大の字になって仰向けで浮いた状態で、救助を待つ方法。でも驚いたことに、服も着てるし、靴も履いたままですよね。

一般的には着衣のまま水難に遭った場合は、服や靴が水を吸った重みで沈んでしまうので脱がなければならない、と教わったような気がするのですが、そのへんのところはどうなんでしょう?

「溺れて助けを求めようとすると水中で立った状態になる。水面より上に出るのは頭の一部だけとなり、『助けて』と手を上げると体全体が沈み、最悪の場合数分後には心肺停止状態になる。」と解説されていましたが、慌てたらどうしてもそうなりますよね。

しかし、日本語の「ういてまて」が海外でそのまま合言葉になっているというのがちょっと胡散臭い。思うに、ローマ字表記の「UITEMATE」ってパッと見、英語の「ULTIMATE(アルティメット)」に見えるんではないでしょうか。

これは「究極の」とか「最終の」とかいう意味ですから、「究極の自己救助法」として覚えやすいからたまたまそのまま使われたんかな?

いずれにせよ、これからますます暑くなり水と接する機会が多くなります。決してお世話にはなりたくはないけれども、本当にこの方法が効果があるならば、頭の片隅には置いておいた方がいいのかもしれませんね。

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