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うらくろ

テーマ:まちづくり
昨日、今日と長浜の中心市街地では「近世城下町ふるさと祭り」なるものが開催。何や他人事みたいに、と言われそうですが、最近はいつの間にか決まっていたというイベントが多い。もっとも前から聞いていたとしてもそれに没頭できる時間も情熱も無いかも、というのが実態か。

内容は武将パレード、楽市楽座、秀吉バル等ですが、昨日は藻谷浩介さんの講演会があるということで曳山博物館へ。4時から始まり、城下町各都市の事例発表が長引いて途中退出。結局、藻谷さんの話は聞けずじまいであったが、主催者のお話によれば辛口のエキサイティングなものだったとか。

さて、今回のイベントの中で出色だったのは「うらくろ」。これ新しく出現した通りの名前。私どもの店の少し北の角からゲッティさん(おおの履物店)ところまでの24軒が立ち並ぶ通り。商店街でいうと、ゆう壱番街の東半分。
ちなみにチラシの裏は白かった
昨年暮れあたりから、この通りの商店主たちが毎週のように夜な夜な密談を繰り返しているという噂を聞いていたので、先日ゲッティさんに聞いてみたら、「俺に難しいことは聞くなよ。さざなみ古書店さんのブログ読んだら一番ようわかるよ」とのこと。

読んでみると、ふむふむなるほど、ユニクロでもなければ、のらくろでもない。ウラ通りにこそ長浜のウラ技有り!というキャッチフレーズ。まあ、黒壁をオモテとみた「ウラ黒」ってことなんでしょうかね。隣にある表参道に対するウラの玄人集団という意味もあるんかな?

今回のイベントがいわばお披露目。おそろいのTシャツを着て、通りにテントを並べて各店の特色を出したブース展開。個人的には、傘屋さんが提灯の絵付けコーナーを設けて、数年前に曳山祭に出場した高校生のY君がおじいちゃん、おばあちゃんのお手伝いをしている姿を見て感激。

みーな編集長のメイさんに引き止められ、戦国合戦クイズをさせられ、いやさせていただく栄に浴し、その結果見事に秀吉公から恩賞まで賜りましたがな。
朱印地の中の南伊部町をゲット

あ、そう言えば、うちも裏がこの通りと接してるし、ウラがクローズ(close)のウラクロ仲間に入れてもらおかな。いやいや、冗談はさておき本日もイベントは開催中。今長浜の商店街で最もアツイ「うらくろ通り」へぜひお越し下さいませ。

カネ出さんてか

テーマ:よもやま話
先週の日経プラス1のコラム「コトバ百貨店」のお題は「だまされたふりかけ」。それによると、増える一方の振り込め詐欺の被害に対し、その防止のキャッチフレーズにわかりやすく覚えやすいダジャレが採用される傾向があるそうです。

「だまされたふりかけ」は4月に埼玉県東松山署が振り込め詐欺防止で配ったもので、「だまされたふり」と「ふりかけ」を引っ掛けたもの。怪しい電話がかかったら「だまされたふりをして、警察に通報してほしい」というメッセージを込めている、とのこと。

これ、丸美屋の「のりたま」と「ごましお」が入っているそうで、上の写真では小さくて見えませんが、犯人だけに「おいしい思い」はさせません、なんて書いてある。

ネットで色々と調べてみると、5年ほど前に和歌山市西署でも「ふりかけ」と「コメ」を組み合わせた弁当を考案されていたようで、のり弁当にイカを入れて「その手にのり弁、振り込めにイカさん弁当」などという、とても高齢者には覚えられないような長い名前の代物を作った形跡すらある。

これ以外にも三重県四日市北警察署が配った「振り米詐欺気をつけ枡」なんてのもあるそうな。


あ、そうそう、上記コラムによると昨年の振り込め詐欺の被害総額は、前年比6割増の約250億円にのぼり、これは例えると、日本におけるオリーブオイルの市場規模に匹敵するらしい、と書いてありました。そう言えば、ってどう言えばかよう説明できんのですが、うちにも
こんなもんありまっせ

何?そんなもんにはてか?

週末の食卓(93)

テーマ:週末の食卓
(その1)
相変わらず毎日のように、「だんだん目が見えんようになっていく」という母。そんなある日、居眠りから目が覚めてむっくと起き上がった時に

母: ん?あかん、これはホンマに物が見えんようになってもた

私: えぇ?ホンマかいな。寝ぼけてるんとちゃうか?

母: いやいや、ボーっとしたる

(と、しばしキョロキョロする)

私: おいおい、メガネかけてへんがな

母: あ、ホンマや




(その2)
そうはいうものの、見にくさについに我慢ができず目医者を予約してくれと母。受診は4年ぶり。いろいろ検査をしてもらった結果

先生: 画面を見てもらったらよくわかると思いますが、この4年間でお母さんの白内障はだいぶん進んでますね。手術をすればある程度改善すると思いますが。

(ということで後日(といっても9月)手術をしてもらうことに)

母: おい、今日見てくれやった先生、前の先生と違うわなあ?

私: 何言うてるんよ、わざわざ指名で◯◯先生にお願いしたんやがな。

母: いやぁ、ほれはおかしい。あの先生はもっと面長やったように思う

私: 一緒やて

母: ほうか?若返って男前にならった気がする


やっぱり白内障進んでますわ




だしは1年寝かします

テーマ:曳山・歌舞伎
政府が2015年のユネスコ無形文化遺産登録を目指し、全国32件の「山・鉾・屋台行事」について一括提案を決めた、というニュースは皆さんよくご存知だと思います。

この中には長浜の曳山祭も含まれており、長浜市では「登録決定近し」の来春の祭を盛り上げ、観光客誘致につなげたいと、庁内に部局横断組織「ユネスコ曳山ユニット」を発足させ、いくつかの具体的な案も出始めている、という報道もありました。

ところが、がですよ、今朝の日経新聞見たら、何と「山車祭りの審査見送り」の記事が。何でも、各国からユネスコに対して1回の審査件数の上限50件を超える61件の提案があったため、審査が2016年に先送りされるそうな。

上限を超える提案があった場合は、無形文化遺産の登録がない国や複数国による提案、登録が少ない国を優先すると決めた上で、1国当たり2年間で最低1件の審査を約束するとのこと。

ちなみに、無形文化遺産の総登録数は281件で、日本は能楽、歌舞伎、和食など22件で、30件の中国に次いで2番目に登録が多いそうです。

まあ、個人的には最近、富士山、富岡製糸場、とか有形、無形を問わずやたら遺産登録流行りで若干食傷気味なところはあります。かつて故中村勘三郎さんが「遺産指定ってのは衰退しつつあるものを保護しようってんだろ。歌舞伎は衰退なんかしねえよ」といった感じのことをおっしゃっていたことを思い出します。

いやいや、そうは言っても、上記の通り市内でも登録に向けての気運が盛り上がっているところに水を差すつもりは毛頭ありません。だし(山車、出汁)に水を差しては水臭くなりますもんね。

国民、市民を一層鼓舞(昆布)し、活を(カツオ)入れ、2016年の審査はきっとVよん(ブイヨン)。より極上のだしを得るために1年寝かすことといたしましょう。


あめふり

テーマ:よもやま話
どうやら今日、近畿地方は梅雨入りした模様ですね。さて雨をテーマにした童謡というと、言うまでもなく「♪あめあめ ふれふれ かあさんが~」ってことになりますが、あの歌の題名は「雨々降れ降れ」ではなく「あめふり」なんですね。



youtubeには2番まで歌われておりますが、私は一番しか覚えておりませんでいた。と言うか、むしろ一番しかない歌だと思っていました。雨が降ってきたけれど、お母さんが傘を持って迎えに来てくれて一緒に楽しく帰るという微笑ましい曲だと。

まあ普通の傘ではなく「じゃのめ」ですからね、時代がうかがわれますね。しかもずっと「おむかえ」だと思っていたのですが、「おむかい」が正しいんですね。ちなみに、これ北原白秋の作詞だそうです。

さて実はこの歌、2番どころか5番まであるんだそうです。2番でかばんをかけてお母さんのところへ向かってさあ帰ろというところだったのですが、3番以下はこう続きます。

三  あらあら あのこはずぶぬれだ
   やなぎの ねかたで ないている
   ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

四  かあさん ぼくのを かしましょか 
   きみきみ このかさ さしたまえ
   ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

五  ぼくなら いいんだ かあさんの
   おおきな じゃのめに はいってく 
   ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

何と傘を持ってなくて、しかも誰も迎えに来てくれない可哀想な友達に自分の傘を貸してあげようという健気な曲だったんですね。

3番以降が表に出なくなったのは、「きみきみ このかさ さしたまえ」という上から目線や、何となく貧富というか家庭環境の差を露骨に想起させるところが嫌われたからでしょうか。いずれにせよこの子の優しい気持ちは大切にしたいものです。

     
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